辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

文字の大きさ
104 / 462

い・や・だ!!

しおりを挟む
「終わったぁぁ!!」



城を出て馬車に乗った瞬間私は両手を上に突き上げて喜びのあまりそう口にした。

アインハルト兄さんがそんな私を見て微笑みながら口を開く。



「よく頑張ったねリア、リリア様も喜んでおられたしお茶会は大成功だよ」



アインハルト兄さんの言葉にシアが頷きながら口を開く。



「まあ心配はしていなかったけど無事に終わってよかったわ、家に着いたらドレスを脱いでゆっくりしなさい、慣れてない事をしてたから疲れたでしょう?」



「うん、もうお茶会は懲り懲りだよ」



平民の私が貴族のお茶会・・・しかもこの国のトップとのお茶会に参加するとは思わなかったから本当に気疲れが半端ないです!!



「リリア様からお土産で貴女の気に入ったお菓子も頂いたからそれを皆でいただきましょう」



あ!そう言えば皇后様がお土産として持たせてくれるって言ってたね!嬉しい!!



「お菓子は楽しみだけどそれよりも先にこのドレスを脱ぎたい」



6年前にセレーナさんから様々なドレスをきせられたけど慣れるもんじゃないよね、っていうか久しぶりにドレスを着た事で肩までこってきた気がするもん!!と思っていると何故か残念そうな顔をしたアインハルト兄さんが口を開く。



「私はリアのドレス姿はとても似合ってると思うよ?」



アインハルト兄さんがそう言うとシアの頷きながら口を開く。



「でしょ?私もそう思うわ、ねえリア?家に帰ってお茶する間その姿でお茶しない?」



何を言いい出すのこの2人は!!そんなの嫌に決まってるじゃん!!



「い・や・だ!!」



心と力を込めてそう言うとシアとアインハルト兄さんがとても残念そうな顔で溜息をつく。

って言うか私が溜息をつきたいんですけど!!



「皆様つきました」



シア達と話をしていたらルナード伯爵家の館に着いたらしく御者さんがそう声を掛けてきてくれた。



「おりましょうリア」



御者さんの言葉を聞きシアがそう言って馬車を下り、その後にアインハルト兄さんがおりて振り返り私に手を差し伸べる。



「足元に気をつけるんだよリア?」



私はアインハルト兄さんの手を取り馬車を下りて深呼吸しその後にシア達と家の中へと入る。





「やっぱりこのクッキー美味しいよね」



いつも着る服に着替えてリビングで寛ぎながら持ち帰ったクッキーを食べてそう言うとシアが微笑みながら口を開く。



「このクッキーはリリア様のお気に入りのクッキーなのよ、私もお茶会に参加するたびにいただくのよ」



確かにこれはおいしからね。



「これ何処に売ってるんだろう?お土産に買っていきたいな」



アグリにいるライラさんやクレアに買っていってあげたいな。



「このクッキーは城に務めて食事を取り仕切っている料理長が作った物らしいわよ?」



なるほど・・つまりはプロの中のプロが作ったクッキーって訳だ、そりゃ美味しいわけだ!!



「それは残念だな、まあ帝都には他にも美味しい物は沢山あるから別の物をお土産にしよう」



私はそう言った後再びクッキーを手に取り口に運ぶ。

シアがそんな私を見て微笑みながら口を開く。



「そう言えば一応ユリアンに連絡は入れておいたわ、向こうからの返信待ちね」



どうやらユリアンに使いの者を出して連絡を入れてくれたらしい。



「まあ皆忙しいだろうから集まる日の調整に時間がかかるかもしれないけど楽しみにしておいてね」



「うん」



まあ少なくとも遺跡調査の始まる1月後までは予定は無いしのんびりと待つよ。

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

弁えすぎた令嬢

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。  彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。  彼女は思った。 (今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。  今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。  小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

【短編】子猫をもふもふしませんか?〜転生したら、子猫でした。私が国を救う!

碧井 汐桜香
ファンタジー
子猫の私は、おかあさんと兄弟たちと“かいぬし”に怯えながら、過ごしている。ところが、「柄が悪い」という理由で捨てられ、絶体絶命の大ピンチ。そんなときに、陛下と呼ばれる人間たちに助けられた。連れていかれた先は、王城だった!? 「伝わって! よく見てこれ! 後ろから攻められたら終わるでしょ!?」前世の知識を使って、私は国を救う。 そんなとき、“かいぬし”が猫グッズを売りにきた。絶対に許さないにゃ! 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。

逆行転生って胎児から!?

章槻雅希
ファンタジー
冤罪によって処刑されたログス公爵令嬢シャンセ。母の命と引き換えに生まれた彼女は冷遇され、その膨大な魔力を国のために有効に利用する目的で王太子の婚約者として王家に縛られていた。家族に冷遇され王家に酷使された彼女は言われるままに動くマリオネットと化していた。 そんな彼女を疎んだ王太子による冤罪で彼女は処刑されたのだが、気づけば時を遡っていた。 そう、胎児にまで。 別の連載ものを書いてる最中にふと思いついて書いた1時間クオリティ。 長編予定にしていたけど、プロローグ的な部分を書いているつもりで、これだけでも短編として成り立つかなと、一先ずショートショートで投稿。長編化するなら、後半の国王・王妃とのあれこれは無くなる予定。

わたし、不正なんて一切しておりませんけど!!

頭フェアリータイプ
ファンタジー
書類偽装の罪でヒーローに断罪されるはずの侍女に転生したことに就職初日に気がついた!断罪なんてされてたまるか!!!

学園長からのお話です

ラララキヲ
ファンタジー
 学園長の声が学園に響く。 『昨日、平民の女生徒の食べていたお菓子を高位貴族の令息5人が取り囲んで奪うという事がありました』  昨日ピンク髪の女生徒からクッキーを貰った自覚のある王太子とその側近4人は項垂れながらその声を聴いていた。  学園長の話はまだまだ続く…… ◇テンプレ乙女ゲームになりそうな登場人物(しかし出てこない) ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げています。

冤罪スローライフ

一樹
ファンタジー
いろいろあったおっさんが外国で田舎暮らしする話です。 小説家になろうで連載投稿してます。

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
ファンタジー
とある学校の卒業パーティでの1幕。

処理中です...