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きっと疲れてたんだ私!!
しおりを挟む「なあバッツ、どれくらい魔物が来たんだ?」
遠くを眺めながら黄昏るバッツさんを見ながら何かを感じた騎士さんがそう問うとバッツさんは野営地の端の方を指差し、騎士さんがそれを見て目を見開きながら固まる。
そこには首の無いゴブリンが30匹、コボルトが15匹、フォレストウルフが7匹転がっていた。
「あれだけの魔物が?戦闘音がしなかったぞ?」
騎士が信じられなさそうな顔でバッツさんにそう言うとバッツさんは深いためにをつき口を開く。
「そりゃ接近戦なんて一度もしなかったからな・・・・・魔物の姿が見えてすぐにお嬢ちゃんが魔術で首を刎ね飛ばしてたんだから戦闘音なんかしないさ」
「・・・・・そうか・・・俺も今回の調査で初めてお嬢さんと組むが聞いてた話以上だな」
・・・・どんなふうに聞いてたんだろう?聞いてみたい気もするけど変な話が出てくるかもしれないから怖くて聞けない!!
「だが・・・約3時間の見張りでこれだけの魔物が来るのか・・・・油断はできないな」
まあそうだね、まさかこれほどの魔物が来るとは思わなかったからね。
「また派手にやったなフローリア」
後ろからそう声を掛けられて振り向くと魔術師団のオーグとムーランとウッソとボギーが立っていてオーグ以外は野営地の端に転がってる魔物を見て呆れていた。
「派手にって魔物は来たから倒しただけだよ」
「確かにそうかもしれないけど私達にフローリアみたいな事は出来ないわ・・・まあ頑張るけど」
オーグさんがそう言って来たのを聞き私は頷き口を開く。
「んじゃ後は任せます」
私はそう言った後にテントに入り体を拭いた後にティファを抱きしめて眠りについた。
「リア・・・起きて」
最初にディアナの声か聞こえその後に体をゆすられて目を覚ます。
「おはようリア・・・貴女よくそこまで熟睡出来たわね?」
目を覚ましていきなりそう言われたけど『眠れる時に寝なきゃね』と言いながらテントの外に出るともう皆は起きているのか全員があわただしく動いていた。
「ん?何かあったの?」
私の後にテントから出て来たディアナにそう聞くと深い溜息をついた後に口を開く。
「見張りを交代した後も魔物が来たのよ、かなりの数が」
へ?魔物が来るのは仕方ないんじゃない?と思って野営地の端を見てみるとゴブリンの死体が50匹位積まれていてその次にコボルトで次にフォレストウルフが20匹くらいたまってた。
「おお、かなり来たね」
死体の山を見ながらそう言うとディアナが溜息をつき口を開く。
「三回目の交代の後にゴブリン20匹とコボルト10匹の混成襲撃があってかなりの騒ぎになってたのに貴女は夢の中・・・もうねそれを見て呆れたわよ」
「・・・・・・・・・・うんきっと疲れてたんだ私!!いつもの私なら起きて戦いに参加してたよ?本当だよ?」
ほら慣れない旅と慣れない見張りで疲れてたんだよ!!そう思いながらディアナにそう言ってると私の後ろから聞き慣れた声が聞こえる。
「まあリアが参加するまでも無く倒せたから気にしなくていいわよ」
振り合えるとユリアンが呆れた顔で立っていた。
「怪我人は出た?」
「出てないわ、幸いな事にゴブリンとコボルトが多かったから」
まあゴブリンとコボルト位なら国を守る騎士さんと魔術師団の魔術師が負ける訳ないもんね!!
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