レディース異世界満喫禄

あたしの好きな言葉だよ！！

「どんな料理を出すの？」



エリアルさんに聞かれたから【アイテムボックス】から3種類の料理を出す。

【アイテムボックス】って時間経過がないので出来立てを入れておけばいつでも食べれるのだ！

出した料理はカレー、ピザ、ハンバーグだ。



「雇う料理人の得意料何品かと、この3品だべ、エリアルさんとエルスさん食べてみる？」



「「いただくわ！！」」



おおう！！ずごい迫力だべ！！


無言で味わう二人の顔がこわいのよ・・・無表情で黙々と食べるとか・・・


「わかったわ・・・・店の方もそれなりのところ探したほうがいいわね、でもかなりお金がかかるわよ？」



真面目な顔で真面目な話をしてるけどほっぺたにご飯粒が付いてるよ！！



「お金は気にしなくていいよ、エルスさんと話し合って選んでくれれば」



「わかったわ、後何かあるの？」



「あと一つ・・・これは相談なんだけどエリアルさんが信頼している商人っている？」



「それはいますけど、何でそんなこと聞くの？」



「家の子の1人が商人志望なんだ、だから見習い先を探しててあげたいんだ、エリアルさんが信頼しているなら、安心だしね」



「・・・・・その子と今会える？話をしてみたいわ」


「わかった、連れてくるべさ・・・・・・あ！エルスさんこれの商談を任せるよ」



渡したのは醤油ものと味噌の作り方。



「レン様これは？」


「新しい調味料の作り方だよ、じゃあシエラを連れてくるべさ」


逃げるように部屋を出て、ロビーまで歩いていく。

ロビーで皆が座っておしゃべりしていて、離れた場所にフィ―ナとレズリーさん、それと知らない女の子が数人、その全ての者が何かを読んでいる。

邪魔するのは悪いし小声でシエラを呼びさっきの部屋にもどる。



「ただいまーってなに？？」



部屋に入って見えたのがエリアルさんとエルスさんが握手をしているところだった。


「あら？お帰りなさい、レンちゃん！その子がさっき言ってた子？」



「はい！シエラ・ネスタ―といいます！！よろしくお願いします！！」



キチンと挨拶をして一礼、うんうんよくできました！！


「シエラ、貴方は商人になりたいのね？」


「はい」


「それはなぜ？」


「私のお父さんが商人でそれを見て、聞いて、考えて、なりたいと思いました」



少しの間エリアルさんとシエラは見つめ合い、エリアルさんが頷く。


「いいでしょう、1週間後からここに来なさい、そして私の助手として働きなさい」


え？ギルマスの助手？


「え？エリアルさん、いいの？」


「ええいいわ、私が一から教えてあげるわ」


「「よろしくお願いいたします」」



あたしとシエラは頭を下げた。



「あ！レンちゃん、一つ聞きたかったのよ」


「ん？なんだべ？」


「その服の背中に書いてある文字ってなんて書いてあるの？前から気になってたのよね」


「輝夜・・・輝く夜と書いて輝夜！あたしの好きな言葉だよ！！」


「いいわねその言葉」


そのあと少し話をして部屋を出た。




ロビーではまだフィ―ナ達が何かを読んでいてあたし達が帰ってきたのに気が付いていないようだった。



「フィ―ナ、お待たせ！子供たちを見ていてくれてありがとう」



「おおおおお姉さま！！」



なに慌ててるのさ？ん？なにか落としたよ？

フィ―ナが落とした本を拾い見てみると・・・・・・


【お姉さまの華麗なる軌跡　　第2章】　薯フィ―ナ・オルソー　


「フィ―ナァァァァァ！！！」


もうフィ―ナもそれを読んでいた女の子達もいなかった。




ちっ！！逃げられた！！