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被害者が此処に居たよ!!
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「【雪風】の手入れにでも来たの?」
「この前やってもらったばかりだから大丈夫よ」
胸部装甲を強調するように腕を組みフィルミナと話をする女性を見ているとあたしに視線を向けて・・・すごい速さでフィルミナの後ろに隠れる。
「えっと?」
何で隠れるのさ?あたし何かした?
「ああ!気にしないで、リュージュは極度の人見知りなのよ」
え?人見知りって・・・この人お店やってんだよね?大丈夫なの?
「大丈夫よ、リュージュの腕はウォルムの中でもトップクラスよ・・・・・・まあ人見知りが酷くてあまり名前が広がってないけどね」
「あたしはレン、リュージュさんよろしくね」
あたしの事をじーーーーっと見た後に頷く。
「・・・・・・・よろしく」
フィルミナの後ろに隠れ顔だけを出して言った後にまた隠れる・・・・どんだけ人見知りなのさ!
「リュージュ、レンがね刀が欲しいんだって、だから連れてきたの」
「・・・・・討伐者?」
また顔だけ出して訪ねてきたのでギルドカードを出して見せる。
「・・・・・・今まで何を使ってたの?」
「剣、双剣、槍かな?」
でもでも見せてって言われてもシン達は人型になってるので日光しか見せられないけどね!
「・・・・・店の中を見て周っていい」
その言葉を言った途端、刀達を守っていた結界が消える。
「あら珍しい」
「ん?なにが?」
ニコニコしながらフィルミナがあたしとリュージュさんを交互に見ながら、語りかける。
「リュージュは人見知りもあるけど、【刀匠】としての目も持っていてね、滅多に他人に刀を触らせないのよ、何度も交渉してやっと売ってもらうって感じなのよ」
「あたしが認められたって事かな?」
「そうよ、だから『珍しい』なの」
ニコニコしながら頷く。
「ありがとうリュージュさん」
認めてもらえるのは嬉しい事だ、お礼を言っておかないとね!
「・・・・うん、うちの子達を見てあげて」
言った後にまたフィルミナの後ろに隠れる・・・・いい加減慣れようよ!!
と思いながら店の中を移動しようと思ったら、ふと何かに呼ばれたような気がした。
「ん?」
立ち止まって耳を澄ませても何も聞こえない。
そしてもう一度周囲を見渡して・・・・・・・・視界に入った刀が気になりその刀の前に立つ。
「リュージュさん、この刀は?」
鞘は赤、柄は白、極端な色がまず目に入る。
目の前に飾られている刀は他の刀とは違う雰囲気があり、なぜか惹かれる。
「その子は【迅雷】サンダードラゴンの素材を使い私が魂を込め打った子、でもその子は使い手を選ぶ」
ん?使い手を選ぶってことは意志を持つって事なのかな?シン達みたいに。
「具体的には?」
「その子が気に入らなかった人が刀を握ると電撃が流れる」
かなり物騒だね!!下手すりゃ心臓麻痺おこすじゃん!!
「本当にひどい目にあったわ・・・・・」
フィルミナが遠い目でどこかを見ている・・・・・・被害者が此処に居たよ!!
でもさっき呼ばれたような気がしたんだよね・・・・・・もしかしてこの刀があたしを呼んだ?・・・ならば。
「ちょっと抜いてみてもいい?」
驚いたようにあたしを見ているリリーさんが真顔に戻り頷く。
あたしはゆっくりと【迅雷】を握り持ち上げる・・・・電撃は無し!そして赤い鞘から、刀を引き抜き窓から入ってくる日差しにかざす。
「綺麗・・・・・」
白みのかかったかかった銀色の刀身に美しい刃紋・・・そして光の当たり方によっては薄い黄色にも見える・・・・・・美しいと言う表現しか思いつかないくらいだ。
そしてふと後ろを向くとフィルミナが膝をつき両手を地に付けてうなだれていた。
「私には抜けなかったのに・・・・・・」
うん・・・・・なんかごめん!!
「この前やってもらったばかりだから大丈夫よ」
胸部装甲を強調するように腕を組みフィルミナと話をする女性を見ているとあたしに視線を向けて・・・すごい速さでフィルミナの後ろに隠れる。
「えっと?」
何で隠れるのさ?あたし何かした?
「ああ!気にしないで、リュージュは極度の人見知りなのよ」
え?人見知りって・・・この人お店やってんだよね?大丈夫なの?
「大丈夫よ、リュージュの腕はウォルムの中でもトップクラスよ・・・・・・まあ人見知りが酷くてあまり名前が広がってないけどね」
「あたしはレン、リュージュさんよろしくね」
あたしの事をじーーーーっと見た後に頷く。
「・・・・・・・よろしく」
フィルミナの後ろに隠れ顔だけを出して言った後にまた隠れる・・・・どんだけ人見知りなのさ!
「リュージュ、レンがね刀が欲しいんだって、だから連れてきたの」
「・・・・・討伐者?」
また顔だけ出して訪ねてきたのでギルドカードを出して見せる。
「・・・・・・今まで何を使ってたの?」
「剣、双剣、槍かな?」
でもでも見せてって言われてもシン達は人型になってるので日光しか見せられないけどね!
「・・・・・店の中を見て周っていい」
その言葉を言った途端、刀達を守っていた結界が消える。
「あら珍しい」
「ん?なにが?」
ニコニコしながらフィルミナがあたしとリュージュさんを交互に見ながら、語りかける。
「リュージュは人見知りもあるけど、【刀匠】としての目も持っていてね、滅多に他人に刀を触らせないのよ、何度も交渉してやっと売ってもらうって感じなのよ」
「あたしが認められたって事かな?」
「そうよ、だから『珍しい』なの」
ニコニコしながら頷く。
「ありがとうリュージュさん」
認めてもらえるのは嬉しい事だ、お礼を言っておかないとね!
「・・・・うん、うちの子達を見てあげて」
言った後にまたフィルミナの後ろに隠れる・・・・いい加減慣れようよ!!
と思いながら店の中を移動しようと思ったら、ふと何かに呼ばれたような気がした。
「ん?」
立ち止まって耳を澄ませても何も聞こえない。
そしてもう一度周囲を見渡して・・・・・・・・視界に入った刀が気になりその刀の前に立つ。
「リュージュさん、この刀は?」
鞘は赤、柄は白、極端な色がまず目に入る。
目の前に飾られている刀は他の刀とは違う雰囲気があり、なぜか惹かれる。
「その子は【迅雷】サンダードラゴンの素材を使い私が魂を込め打った子、でもその子は使い手を選ぶ」
ん?使い手を選ぶってことは意志を持つって事なのかな?シン達みたいに。
「具体的には?」
「その子が気に入らなかった人が刀を握ると電撃が流れる」
かなり物騒だね!!下手すりゃ心臓麻痺おこすじゃん!!
「本当にひどい目にあったわ・・・・・」
フィルミナが遠い目でどこかを見ている・・・・・・被害者が此処に居たよ!!
でもさっき呼ばれたような気がしたんだよね・・・・・・もしかしてこの刀があたしを呼んだ?・・・ならば。
「ちょっと抜いてみてもいい?」
驚いたようにあたしを見ているリリーさんが真顔に戻り頷く。
あたしはゆっくりと【迅雷】を握り持ち上げる・・・・電撃は無し!そして赤い鞘から、刀を引き抜き窓から入ってくる日差しにかざす。
「綺麗・・・・・」
白みのかかったかかった銀色の刀身に美しい刃紋・・・そして光の当たり方によっては薄い黄色にも見える・・・・・・美しいと言う表現しか思いつかないくらいだ。
そしてふと後ろを向くとフィルミナが膝をつき両手を地に付けてうなだれていた。
「私には抜けなかったのに・・・・・・」
うん・・・・・なんかごめん!!
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