レディース異世界満喫禄

日の丸

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アニマルズ成分が欲しいべよ!!

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此処に飛ばされてから3日、今だにあたしは戦っている。



「いつ終わるんだ!!こんちくしょう!」



もういい加減嫌になって来たし、アニマルズ成分が欲しいべよ!!

ギンガ達をモフモフしたい!!皆に会いたいよ!!



「ようレン!お疲れ!」



宿で文句を言いながらご飯を食べていたら【暁の光】の皆が入って来て料理を注文してあたしの前に座る。



「交代かい?お疲れさん」



「全くだ、そう言えばギルマスが呼んでたぞ?」



ご飯を食べながら言ってきたので首をかしげる。



「ん?何でさ?」



「知らないわよ」



ヴェリスが首をかしげ自分の料理に手を付け始めていた。

あたしなんかしたかな?まあ行けば分かるか、ご飯食べたら行ってみよう。





ギルドに入り受付に行くと此処に来た時やヘルハウンドの時に呼びに来た受付嬢ササリーさんがニコリと微笑み頭を下げた後に話し出す。



「ようこそレンさん、ギルマスが待ってますよ」



ギルドの受付嬢ササリーが知っていたのか言ってきたので、頷き案内してもらう。

しばらく歩いて一つのドアの前で止まりノックをして中に入る。

中に入ると先日会ったギルマスのほかに二人いて何かを話し合っている所だった。





「あ!来たのねレン、待ってたわ」



先日あった耳が長いギルマスに声を掛けられ隣に座らされた。



「さてレンが来たからあの話をするわ、まずは自己紹介ね、この前名乗らなかったので名乗るわ、私は討伐、採取部ギルドマスター、アイナ・ヴィーザよ」



「私は商業部ギルドマスター マイッド・ルシンです」



金髪のかなり太ったおやじってのが印象的な人だ。



「俺は職人部ギルドマスター マッド・フィクスだよろしく」



190㎝位の長身でひょろっとした印象の男で職人を取りまとめられるのか心配になるよ?大丈夫この人?



「で?あたしに用儀があるの?」



アイナさんが頷き答えてくれる。



「二つあるわ、一つ目はそろそろ【大災害】が収まると思うからそれを調べるために【魔の森】の調査隊に加わってほしいのよ」



「何でもうすぐ終わると分かるの?」



「私の勘・・・・てのは冗談で森が落ち着いて来てるのを感じるの【大災害】が始まる時は精霊たちの悲鳴が聞こえて来る程だったのに、それが収まってきている」



あたしが首をかしげるとアイナさんが微笑みながら答えてくれる。



「私はエルフと言う種族なの、エルフは森にすみ森と共に生きる種族で、精霊たちの声が聞こえるのよ」



へーそれはすごいね!!あたしには無理だ!!



「でも魔物がいない訳ではでもないから、高ランクの討伐者を集めて調べてきてもらおうと思って声を掛けたの」



「なるほど、いいよ受ける」



さっさと確認して安全だったらすぐアズエルに戻るよ!!!



「それともう一つは・・・・辺境伯に会って欲しい」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?



「それともう一つは・・・・辺境伯に会って欲しい」



「いや二回言わんでいいから」



もう一度言い直したアイナさんの思わずツッコんでから理由を聞く。



「この【大災害】が終わり落ち着けば、辺境伯は王都に報告に行くことになるわ」



「うん」



「その時の護衛を貴女に頼みたいの、その時の為の顔合わせをして欲しいのよ」



「何であたしが選ばれるの?他にもAランカーは居るでしょう?」



「貴女は王都に行くべきだからよ、陸路で【メイシェル王国】に行く為には王都経由が一番早いの、それと辺境伯から信頼を得て紹介状をもらえれば国境越えも楽になるわ」



どうやらアイナさんはあたしの為に提案してくれてるみたいだ、嬉しいが少し意外だ。



「なんでそこまで考えてくれるの?」



「貴女のお陰で今回の【大災害】死者がでなかったからね、少しくらいはお礼をしないと」



他のギルマスも頷いたのでここの人たちの総意なのだろう。

【転移魔法】で帰れるから紹介状とかは要らないんだけどこれは断れないよね?



「分かったよ」



こうしてまたお偉い人に会う事となった。

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