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なんかとてもいい笑顔になってるんですけど!!
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あたし達は王太子・・・・・デュナスと共に馬車で王城にむかっている。
「なあデュナスさん、一つ質問だ」
「何だ」
6人乗りの馬車に乗っているので向かい合うようになるので、顔を見ながら質問できる。
「今王宮で【グリフォン】とやらに属してる奴はどれだけいると思う?」
伯爵家の奴が【グリフォン】とやらの幹部なのだ他の位の高い貴族もいると思った方がいい。
「ここまで情報を持って来てくれたお前だから言うが、心当たりが多すぎる」
「は?」
心当たりが多すぎるってヤバくね?
「俺の親父殿・・・・現国王がな・・・・・お人好し過ぎるのだ。人を信じすぎて不正を疑わず、何事も『イエス』と・・・今や国の中枢・・・財務相の長や防衛省の長は不正を当たり前にする・・・部下もそれに倣って・・・みたいな感じでな・・・・だから今は国王の発言力より貴族派の発言力の方が高いのだ」
そう言えばディレスさんもそんな事を言ってたよね?ていうかよくそれで『国』として機能していたよね?
「我々が・・・・王の子は4人いるのだがそれぞれの分野で優秀だったので4年前から国の運営に携わり何とか破綻寸前で踏みとどまることが出来たのだ」
なんかとても疲れたような顔で吐き出すように呟く、なんか同情してくなった。
「で、その過程で貴族派で俺達王族をよく思わない奴は出たと思う・・・・だから心当たりがありすぎるのだ」
凄く納得したがなんて不条理な・・・・・・・王族は国をまともな形に戻すためにやったのに、貴族共は自らの欲望を満たすのを邪魔されたので敵対するとか・・・・関わりたくねぇ!!
「俺がもうすぐ王となるから膿を取り除こうとしていた時にこの騒ぎだからなぁ・・・・・・徹底的にやれるぞ」
なんかとてもいい笑顔になってるんですけど!!
そんな感じで王城が見えて来た所で向い側から一台の豪華な馬車が走って来るのが見えた。
「む?あの馬車は・・・・馬車を止めてくれ」
デュナスさんが御者の伝え馬車を止めてもらい馬車から降りて行ってので、あたし達も降りてみた。
「そこの馬車とまれ!!」
デュナスさんが叫ぶと馬車が止まり乗っていたふとったおっさんが馬車から降りて来た。
「これは殿下、東門に行かれていたのでは?何か御用ですかな?」
「少し王城に用があってな戻って来たのだハリム伯爵」
コイツか!!このふとったおっさんがハイラルの怨敵か!!
「そうですかでは私はこれで失礼します、こんな事があったのです我が領地が心配ですので領地に戻らさせて頂きます」
深々と頭を下げるハリム伯爵を冷めた目で見下ろすデュナスさんがあたしの方に振り向き真剣な目であたしを見た後、もう一度ハリム伯爵の方に向き直る。
「ハリム伯爵、貴公にこの者より贈り物があるそうだ」
「は?この者が私に・・・・でございますか?」
『何だコイツは』って顔であたしを見ているので思いっきり踏み込んでその太った腹にボディーブローを一発プレゼントする。
「ごぼっぉぉぉぉ?」
一メートル位吹っ飛んで何回か地面をはねてからゴロゴロ転がりやっと止まる。
川にアンダースローで石を投げて石が跳ねる奴に似ていたよ!!
「な・・・何をする貴様!!貴族である私に手を上げるとは!!殿下も何故このような野蛮な者を連れておられるのですかぁ!!」
よろよろとしながら立ち上がり文句を言い始めた太ったおっさんを冷ややかな視線を向けたまま笑い始めるデュナスさん・・・・・かなり怒ってるね、当たり前だけど!!
「この者は俺の友だそしてお前はもう貴族ではないぞ?逆賊?」
ちょっと!いつの間に友になったのさ!!
「は?」
デュナスさんが放った『お前はもう貴族ではないぞ?逆賊?』と言う言葉に太ったおっさんが固まった。
「なあデュナスさん、一つ質問だ」
「何だ」
6人乗りの馬車に乗っているので向かい合うようになるので、顔を見ながら質問できる。
「今王宮で【グリフォン】とやらに属してる奴はどれだけいると思う?」
伯爵家の奴が【グリフォン】とやらの幹部なのだ他の位の高い貴族もいると思った方がいい。
「ここまで情報を持って来てくれたお前だから言うが、心当たりが多すぎる」
「は?」
心当たりが多すぎるってヤバくね?
「俺の親父殿・・・・現国王がな・・・・・お人好し過ぎるのだ。人を信じすぎて不正を疑わず、何事も『イエス』と・・・今や国の中枢・・・財務相の長や防衛省の長は不正を当たり前にする・・・部下もそれに倣って・・・みたいな感じでな・・・・だから今は国王の発言力より貴族派の発言力の方が高いのだ」
そう言えばディレスさんもそんな事を言ってたよね?ていうかよくそれで『国』として機能していたよね?
「我々が・・・・王の子は4人いるのだがそれぞれの分野で優秀だったので4年前から国の運営に携わり何とか破綻寸前で踏みとどまることが出来たのだ」
なんかとても疲れたような顔で吐き出すように呟く、なんか同情してくなった。
「で、その過程で貴族派で俺達王族をよく思わない奴は出たと思う・・・・だから心当たりがありすぎるのだ」
凄く納得したがなんて不条理な・・・・・・・王族は国をまともな形に戻すためにやったのに、貴族共は自らの欲望を満たすのを邪魔されたので敵対するとか・・・・関わりたくねぇ!!
「俺がもうすぐ王となるから膿を取り除こうとしていた時にこの騒ぎだからなぁ・・・・・・徹底的にやれるぞ」
なんかとてもいい笑顔になってるんですけど!!
そんな感じで王城が見えて来た所で向い側から一台の豪華な馬車が走って来るのが見えた。
「む?あの馬車は・・・・馬車を止めてくれ」
デュナスさんが御者の伝え馬車を止めてもらい馬車から降りて行ってので、あたし達も降りてみた。
「そこの馬車とまれ!!」
デュナスさんが叫ぶと馬車が止まり乗っていたふとったおっさんが馬車から降りて来た。
「これは殿下、東門に行かれていたのでは?何か御用ですかな?」
「少し王城に用があってな戻って来たのだハリム伯爵」
コイツか!!このふとったおっさんがハイラルの怨敵か!!
「そうですかでは私はこれで失礼します、こんな事があったのです我が領地が心配ですので領地に戻らさせて頂きます」
深々と頭を下げるハリム伯爵を冷めた目で見下ろすデュナスさんがあたしの方に振り向き真剣な目であたしを見た後、もう一度ハリム伯爵の方に向き直る。
「ハリム伯爵、貴公にこの者より贈り物があるそうだ」
「は?この者が私に・・・・でございますか?」
『何だコイツは』って顔であたしを見ているので思いっきり踏み込んでその太った腹にボディーブローを一発プレゼントする。
「ごぼっぉぉぉぉ?」
一メートル位吹っ飛んで何回か地面をはねてからゴロゴロ転がりやっと止まる。
川にアンダースローで石を投げて石が跳ねる奴に似ていたよ!!
「な・・・何をする貴様!!貴族である私に手を上げるとは!!殿下も何故このような野蛮な者を連れておられるのですかぁ!!」
よろよろとしながら立ち上がり文句を言い始めた太ったおっさんを冷ややかな視線を向けたまま笑い始めるデュナスさん・・・・・かなり怒ってるね、当たり前だけど!!
「この者は俺の友だそしてお前はもう貴族ではないぞ?逆賊?」
ちょっと!いつの間に友になったのさ!!
「は?」
デュナスさんが放った『お前はもう貴族ではないぞ?逆賊?』と言う言葉に太ったおっさんが固まった。
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