レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
553 / 1,656

がんばれケイン!!

しおりを挟む
「それでレン様の方は何事もなくに戻って来れれたのですか?」



エルスさんよその言い方だとあたしが何かしてくるって思ってたのかな?



「もちろんだべ、ケイン達の読み通り爵位の話は出て来たけど断ったしね」



「どんなふうに断ったのですか?」



「『めんどくさいから嫌だ』って断った」



エルスさんなんで額に手を当てて深い溜息をつくんですか?あたし何かやった?



「レン様それは断ったとは言えませんよ?むしろ喧嘩を売っています」



「え?」



なんで?素直に断ったのに?喧嘩なんて売ってないよ?



「いくつか理由はございますが、一番の理由は食族たちは自分の『貴族』という身分に誇りを持っています、ですのでそれを『めんどくさい』と言われると誇りを傷つけられたと思います」



「あ!だからあの時怒った人がいたのか!!」



まああの部屋でのやり取りの時は本当に貴族なんかになりたくなかったし、『あんた等がしっかりしてないから【グリフォン事件】が起きたんだよ!って知ってもらいたかったから仕方ないよね!!

あそこで『うん』といえば奴らの仲間入りとか・・・・・・・・・絶対に嫌だ!!



「やっぱりもめましたか・・・・・・・・・・」



だから何でそんなに深い溜息をつくのかなエルスさん?



「それで王族の方々は納得されたのですか?」



「かなりごねてたんでケインに押し付けた」



あたしが即答したらまた深くため息をつかれたよ!!



「陛下も大変ですわ・・・・・・・・・」



・・・・・・・あとでなんかお詫びに持って行こう・・・・・がんばれケイン!!



「まあそんな感じでもう【レインプトス王国】に関する事は終わったと思っていいよ」



もう忘れ物はないよね?多分!!



「そうですか、ではこれからどうされますか?」



「しばらくのんびりするよ」



今回あたしは働き過ぎだと思うんだよね、だからアニマルズ達と遊んだり子供達と遊んだり、お昼寝したりしてだらける!!



「そうですか、ですが王都のギルドには顔を出しておいた方がいいかと、シンさん達がレン様が飛ばされた後にグラマスと面会しておりますので心配なされてるかと」



それなら顔を出しておいた方がいいかな?



「わかったべ」



でもあの爺さんと会っても『ナイスバスト!』としか言わない気がするんだけども!!

まああの爺さんに会いに行くんじゃなくてアリアさんに会いに行くと思えばいい。



エルスさんといろんな話をしていたら、テレスとポーラがケインを連れてリビングにやって来た。



「あれ?どうしたのケイン?」



あたしの言葉に深々と溜息をついた後睨んでくる。



「『どうしたの?』じゃないだろう?厄介な事押し付けたくせに」



「あははははははは!!」



笑ってごまかせあたし!!



「まったく・・・・・一応話はした、アクスとエミリアにも来てもらって其々の国の王族の在り方を話したよ」



「またほかの人達巻き込んでる!!」



「お前が言うな!!」



「う」



それを言われると何も言えなくなるよ!!



「エミリアがプレシァーナ嬢を連れてきたぞ?ディレス殿と共に話を聞いていたよ」



「え?プレシアが来たんだ?会いたかったな」



あとであの子に会いに行こうかな?エルスさんがエミリアさんと【カグヤ商会】の支店の話があるからそれについて行って、プレシアと会おうかな?良し!エルスさんに頼んでみよう。



「で?デュナスの事をどう見るよ?」



「・・・・・難しいな、俺の場合は親がしっかりしていたおかげで国の運営のイロハをしっかりと学べたが彼の親はそれを怠っていたようでな所々知識に抜けがある、でもまあアクスだって討伐者から王になり国を動かしてるんだ大丈夫だろう、彼も『王様会合』に加わる事となったから相談には乗れるしな」



「え?『王様会合』に参加するの?」



「まあ一度きりで『ハイさよなら』はいくらなんでもあんまりだろう?」



「確かに」



何だかんだで三人供面倒見がいいんだよね、でもそれがあたしには嬉しく感じるよ!!

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~

松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。 なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。 生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。 しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。 二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。 婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。 カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。

無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……

タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。

公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

俺に王太子の側近なんて無理です!

クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。 そう、ここは剣と魔法の世界! 友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。 ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

異世界に落ちたら若返りました。

アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。 夫との2人暮らし。 何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。 そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー 気がついたら知らない場所!? しかもなんかやたらと若返ってない!? なんで!? そんなおばあちゃんのお話です。 更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。

この野菜は悪役令嬢がつくりました!

真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。 花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。 だけどレティシアの力には秘密があって……? せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……! レティシアの力を巡って動き出す陰謀……? 色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい! 毎日2〜3回更新予定 だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!

処理中です...