レディース異世界満喫禄

本気で行くよ！！

エルイットさんにここいら辺の情報を聞きながら地図を見ていていくつか分かったことがある。

まずはメイシェル王国方面にあたるこの土地は南の辺境でこの街の他に街が三つと村が４あるという事。

三つの街はこの街よりは規模が小さく村に関しては人口が１００人規模の村らしい。

そして南にはダンジョンが二つ、【地の息吹】と【炎の迷宮】があるらしい、行く気はないけどね。



「エルイットさん気が向いたらまた来るよ、仕事頑張ってね」



「暇だからいつでも来てくださいね」



エルイットさんがそう言ってにっこりと微笑むが、それは笑顔で言う事じゃないと思うんだ。

そう思いながらギルドを出て次にどこに行こうかと思ってると所、騎士が走ってきてあたしに接近してきた。



「レンさん」



「ん？どうした？」



その騎士が辺りを見回した後声を小さくして用事を話してきた。



「多分２０００から３０００の兵がこっちに向かってきます」



・・・・・・・・早くね？まだ７時間くらいしかたってないよ？



「騎士全員を入場門の集めて」



「わかりました」



急いで騎士が走っていきそれを見送った後、あたしはカナデを見る。



「カナデ数は？」



あたしの【エリアサーチ】の効果範囲にいないのでカナデに聞くことにしたのだ。



「３０００人ですね、このままですと２０分後くらいで着くと思われます」



ふむ、かなり多いな？さっき追い払ったのは確か２０００人・・・・いや１８００人か２００人はあたしん赤間に入れたからね。



「んじゃあたしたちもいこうか？」



さて今度はさっきより数が多いから気を引き締めないとね、出来れば仲間は誰も死んでほしくないし本気で行くよ！！





あたしは急いで入場門に行くと全員が武装して、綺麗に列を作りあたし待ちの状態だった。





「待たせたね、んじゃいこうか」



「「「「「「「「「「応！！」」」」」」」」」」



誰も不安な顔をしてないから一安心だね。

そして外に出て敵が来る方向を見るとうっすらと見え始まて来た。



「ここに陣を張る、ガラム、アルベルト編成を急げ」



「「応！」」



あたしの言葉に二人は他の騎士に向い声を張り上げる。



「ラリア！聞いたな？今いる人数で二部隊に編成だ」



「マリッサ振り分けを、できるだけ均等の戦力となるように」



二人が副官に行ってその後にほかの名を呼んだりしているときに、あたしは【アイテムボックス】から日光を取り出し後ろに控えてる大人組、アニマルズ、ドラゴンズに声を掛ける。



「皆きを引き締めなよ？出来るだけ怪我をしないように、もし怪我をしたらキチンと言うんだよ？すぐに直してあげるからね」



あたしの我儘に付き合わせて悪いんだけど皆を頼りにしてるからね、でも無理はしないでほしい。



「危なくなったら引きなよ？『命大事に』だ」



そんなことを言ってるうちに向こうの数がキチンと見える距離まで接近し、停止した後陣をを組み始める。

横一列になるような陣を組んでいる、どうやら数で押し切るみたいだべ。

そしてその陣の中から馬に乗った騎士が出てきてこちらに向かい走ってきてあたし等と自軍の丁度中央辺りで止まった。



「私は第二騎士団、第三部隊長ラッチ・レオスである！貴様等の首魁を差し出せば攻撃はしない！少しだけ時間をやる！そうだな・・・・・３０分だ！」



そう言ってラリッてという騎士が帰っていった。



「なんか時間をくれるみたいだから飯でも食う？」



「「「「「「「「「は？」」」」」」」」



「え？だって３０分も何もせずにボーっとるのって退屈じゃね？」



だったらご飯でもでも食べてのんびりするべよ？



「「「「「「「「「「はははははは！！！」」」」」」」」」」



ん？何で皆で笑うのさ？