691 / 1,656
めっちゃありそうですよ!!
しおりを挟む
あたしを待っていた騎士はラッチさんの副官のエルモットさんだった。
「ジャンヌ様いきなり申し訳ない、今領主様の護衛で共に出て行った騎士の一人が帰ってきて、救援を求めてきた」
「何があった?」
救援とは穏やかではない。
「レンス様が向かったサラッサルの街がこの前逃げた騎士共に占拠されているらしい」
・・・・・・しまった!!その可能性を考えてなかった!!逃げ出した奴らが王都に戻るか国境に向かうかどっちだろう?とは思ってたけどその可能性を考え忘れてた!!!
「エルモットさん全員を集めて!すぐに出る準備を!あたし達も用意をする」
「畏まりました」
そう言ってエルモットさんは走っていったのでそれを見送った後、あたしは振り返りエルスさんに会いに行こうとしたらエルスさん達大人組が揃って立っていた。
「ってことであたしは出かけてくる、もしこの街が襲われてやばかったら『アレ』を使ってアズエルに逃げてね」
「「「「「畏まりました」」」」」」」
あたしはそう言うと外に出て入場門に向かて向かい歩き出す。
でも今回はかなりつらいかも知れない、シン達は各村に薬を届けに行っていないからあたしとアリーヌ、それとアニマルズのみで戦いに行かなきゃいけない、ドラゴンズは此処の守りに残していくつもりだしね。
あたし達が入場門に着くともう全員が集まりこっちを見ている。
「皆聞いたね?今からサラッサルに行くけど死にたくない奴は来なくていいよ」
あたしがそう言っても誰も移動しようとしない、どうやら覚悟はできているようだね。
まあそんな覚悟なんていらないんだけどね。
「んじゃ行こうか?」
「「「「「「「「応!」」」」」」」」
あたし達はサラッサルへと進軍する。
サラッサルまでの道のりは10日かかり何事もなく進みそしてサラッサルが見えて来たところで布陣する。
「向こうも気がついたようですな」
あたし、アルベルト、ラッチさんでこれからの事を打ち合わせをするために集まったところで話し合いを開始した。
「だね、向こうは街の人達を人質にすると思う?」
あたしが心配するのはこの事だ、もし人質を取ってくるようならかなりめんどくさい事になる。
「多分してこないかと、やつらが此処に立てこもったのは多分ウインドドラゴンと我々を引き離したかったのではないでしょうか?」
アルベルトが腕を組みながらあたしをを見て言ってきたので首を傾げる。
「ドラゴンズと引き離す?どういう事さ?」
「ウインドドラゴンはケネスダスの街の守りの要でサラッサルまでは連れてこないと思い占拠し、『サラッサルが占拠された』と情報を流して我らを呼び寄せた・・・・・とか」
・・・・・・・・・・・ありそうです、めっちゃありそうですよ!!
「それでどう攻めますか?」
そう聞いてくるラッチさんの言葉を受けてサラッサルを見る。
見た目はケネスダスの街と同じで魔物から街を守る為の20メートルはある高い石壁しかもその頂上
にはいつでも攻撃ができるように弓兵と魔法使いが立っているのが見える。
「ねえ向うの兵数って逃げ出した奴等だけだと思う?」
「おそらくは」
「そうだね・・・・・それじゃあ・・・・っと」
あたしが作戦を話そうとした時に見覚えのある二人がこっちに向かっ歩いてきた、ライとガラムだ。
「来てくれて助かったぜ大将」
「お待ちしてましたジャンヌ様」
どうやらあたし達が張った陣からかなり離れた場所で街を監視してたらしく合流がおくれたらしい。
でもライが合流してくれたのが戦力的にかなりでかく、そして楽な作戦を思いつく事が出来た。
「んじゃこのメンツであの街の盗賊共を蹴散らそうか」
気合を入れていくべさ!!
「ジャンヌ様いきなり申し訳ない、今領主様の護衛で共に出て行った騎士の一人が帰ってきて、救援を求めてきた」
「何があった?」
救援とは穏やかではない。
「レンス様が向かったサラッサルの街がこの前逃げた騎士共に占拠されているらしい」
・・・・・・しまった!!その可能性を考えてなかった!!逃げ出した奴らが王都に戻るか国境に向かうかどっちだろう?とは思ってたけどその可能性を考え忘れてた!!!
「エルモットさん全員を集めて!すぐに出る準備を!あたし達も用意をする」
「畏まりました」
そう言ってエルモットさんは走っていったのでそれを見送った後、あたしは振り返りエルスさんに会いに行こうとしたらエルスさん達大人組が揃って立っていた。
「ってことであたしは出かけてくる、もしこの街が襲われてやばかったら『アレ』を使ってアズエルに逃げてね」
「「「「「畏まりました」」」」」」」
あたしはそう言うと外に出て入場門に向かて向かい歩き出す。
でも今回はかなりつらいかも知れない、シン達は各村に薬を届けに行っていないからあたしとアリーヌ、それとアニマルズのみで戦いに行かなきゃいけない、ドラゴンズは此処の守りに残していくつもりだしね。
あたし達が入場門に着くともう全員が集まりこっちを見ている。
「皆聞いたね?今からサラッサルに行くけど死にたくない奴は来なくていいよ」
あたしがそう言っても誰も移動しようとしない、どうやら覚悟はできているようだね。
まあそんな覚悟なんていらないんだけどね。
「んじゃ行こうか?」
「「「「「「「「応!」」」」」」」」
あたし達はサラッサルへと進軍する。
サラッサルまでの道のりは10日かかり何事もなく進みそしてサラッサルが見えて来たところで布陣する。
「向こうも気がついたようですな」
あたし、アルベルト、ラッチさんでこれからの事を打ち合わせをするために集まったところで話し合いを開始した。
「だね、向こうは街の人達を人質にすると思う?」
あたしが心配するのはこの事だ、もし人質を取ってくるようならかなりめんどくさい事になる。
「多分してこないかと、やつらが此処に立てこもったのは多分ウインドドラゴンと我々を引き離したかったのではないでしょうか?」
アルベルトが腕を組みながらあたしをを見て言ってきたので首を傾げる。
「ドラゴンズと引き離す?どういう事さ?」
「ウインドドラゴンはケネスダスの街の守りの要でサラッサルまでは連れてこないと思い占拠し、『サラッサルが占拠された』と情報を流して我らを呼び寄せた・・・・・とか」
・・・・・・・・・・・ありそうです、めっちゃありそうですよ!!
「それでどう攻めますか?」
そう聞いてくるラッチさんの言葉を受けてサラッサルを見る。
見た目はケネスダスの街と同じで魔物から街を守る為の20メートルはある高い石壁しかもその頂上
にはいつでも攻撃ができるように弓兵と魔法使いが立っているのが見える。
「ねえ向うの兵数って逃げ出した奴等だけだと思う?」
「おそらくは」
「そうだね・・・・・それじゃあ・・・・っと」
あたしが作戦を話そうとした時に見覚えのある二人がこっちに向かっ歩いてきた、ライとガラムだ。
「来てくれて助かったぜ大将」
「お待ちしてましたジャンヌ様」
どうやらあたし達が張った陣からかなり離れた場所で街を監視してたらしく合流がおくれたらしい。
でもライが合流してくれたのが戦力的にかなりでかく、そして楽な作戦を思いつく事が出来た。
「んじゃこのメンツであの街の盗賊共を蹴散らそうか」
気合を入れていくべさ!!
117
あなたにおすすめの小説
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる