レディース異世界満喫禄

日の丸

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ご苦労をおかけしますエルスさん!!

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「失礼しますジャンヌ殿、ラッチ様の使いが参りました『宿にお戻りください、例の件に関して話があります』との事です」



ユナ達とお茶を飲みながら世間話をしていたらノック音の後ここの警備員さん・・・確かガスターさんだっけ?が言って来たのであたしは立ち上がる。



「また来るよ、のんびりしておいて」



「そうするわー、やっぱりのんびりとするのは生き甲斐を感じるわねー」



どんな生き甲斐なんだろう?まああたしもだらだら生きていきたいので否定はしないけどね!!



「ユナ様の護衛はお任せください、必ずや守って見せます」



「うん」



ウイーナさんに任せてあたしは館を出て宿に戻る。





「お待ちしていました、先程騎士達が戻りましたので詳しい事をお話ししたいと思い使いを出しましたお許しください」



話し合いに使ってる部屋にはもう隊長格は全員そろっており、ラットさんの言葉の後に隊長格の全員が頭を下げてきたので首を左右に首を振る。



「あたしも知りたかったから気にしないでいいってば!で?どうだったのかな?」



あたしの問いに真剣な顔に戻りラットさんが口を開く。



「結論から言えば元騎士の成れの果てでした」



ああやっぱりか、あのおっさん落ちるところまで落ちてたんだなぁ・・・・・・



「それでですねジャンヌ殿、悪い知らせです」



なんか言い難そうにラットさんがもごもごしている、これは珍しいよっぽど事なのかな?



「将軍が組織を大きくしています」



「は?組織って盗賊団を?」



え?何で大きくなってんの?



「この辺りに居る盗賊団を取り込んでかなりの規模になっていました、それを調べて最初に送り込んだ部隊は帰還したのです」



本当にろくでもないおっさんだ!!何してくれてんのさ!!

つーか組織を大きくできるほどの才能があるんだったら【アラビータ】の軍に居るときに使えよ!!!



「今の盗賊団の規模は?」



「約600という事です」



かなりでかい規模だね、まあ内戦のせいって事もあるんだろうね。



「ならばダラスを出る前に盗賊団を潰しておいた方がいいね、うちの全力を持って殲滅するよ」



ほったらかしにしておくとこの辺りの人達が迷惑をこうむるし、あたし達も後ろから襲われそうだしね



「判りました、ジャンヌ殿指揮は私に任せてもらえませんか?」



まあ元上司だから自分でけじめは付けたいんだろうね。



「任せるよ、それと出来ればおっさんと幹部連中は生きたまま捕縛して欲しい」



「判りました」



まあ殺してしまうのは仕方ないけど出来ればやらかした事を実感してもらう為に捕らえた後に被害者達の前に連れて行きキチンと罰を受けてもらいたいと思う。



「盗賊団潰した後にダラスを出るよ、レッタの街に関する情報はどう?何か面白い情報はあったのかな?」



「レッタに関しては特に気になる情報はありませんね、このまま進んでもレッタとは戦闘にはならないと思います」



「戦闘にならないのはいい事だべさ」



やっぱり争いがないのが一番だべよ!



「ただ物資に関してかなり厳しいような情報が入ってます、もしかしたらエルス殿の力を借りることになるかもしれません」



「あれ?そういえばエルスさんは?」



此処に着いた時の会議では一緒にいたんだけど今の会議には居ない、今気がついたよ!!



「エルス殿はナジェーク殿と話し合いをしております、今後の物資に関しての話だとか」



ご苦労をおかけしますエルスさん!!



「あとでエルスさんに言っておくよ、、まあ先ずは盗賊退治だね」



「ですな」



さてさておっさんはここでご退場してもらいましょうか!!

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