レディース異世界満喫禄

日の丸

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やっぱりカナデも可愛いなぁ!!

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その言葉にアリアさんはキョトンとした顔をした後嬉しそうに微笑む。



「本当に優しですね貴女は」



あたしはアリアさんの言葉を聞き苦笑する。



「そんなんじゃないよ『腹が減っっては戦は出来ぬ』って奴だよ、んじゃあたしはこの辺で」



一応依頼終了書は渡したしもうここに用はないからね早くアズエルに帰る!!お風呂にも入りたいしね!!



「本当にご苦労様でした」



アリアさんの言葉にあたしは頷いて立ち上がり部屋を出ようとして足を止める。



「レンさん?どうしました?」



いきなり足を止めたあたしを見てアリアさんが不思議そうに聞いてきた。



ふと思ったんだ、もうアリアさんはあたしが【転移魔法】を使える事を知ってる、ならここから【転移魔法】でアズエルに帰ればいいんじゃね?わざわざ外に出て人ののいない所を探した後【転移魔法】を使うのはめんど・・・・時間がかかるからね!!



「アリアさん・・・あたし此処から帰るから、んじゃまたね」



「え?ちょ!」



アリアさんが慌ててあたしに駆け寄って来た所であたしは転移した。

そして次の瞬間見覚えのあるあたしの部屋に転移しホッと一息。



「やっと落ちつけるね、一度リビングに行こう」



ただいまをしておかないといけないからね!と思って廊下に出るとスフィアがあたしに向かって飛び掛かって来てあたしの頬を舐めまくる。



「ただいまスフィア、アンタはすぐにあたしが帰って来るのを分かるね、偉いよ」



頭を撫でながらそう言うと更に甘えてくる・・・・・・・・めっちゃ可愛い!!



「スフィア、リビングに行きたいから一緒に行こう」



あたしがそう言うとスフィアは離れて歩き始め少しして足を止めて振り返りあたしを見る。



「ハイハイ、行こう・・・・そう言えば何か忘れてる気がする」



歩きながら何を忘れてるんだっけ?って考えてたらセイが口を開いた。



「レン様、テムザで今回の報酬をもらっておりません」



「あ!」



そうだった!!アリアさんを話しをした後受付で貰うはずだったのに、さっさと転移しちまったからもらってない!!



「まあいいか」



今はお金に困ってないし、今からアリアさんの所に戻るのもめんど・・・・なんか恥ずかしいからね!!

そんな事を考えてたらリビングに着いた。



「レン様お帰りなさいませ」



テレスがあたし達を出迎えてくれた。



「ただいま、【スタンピード】の方は今日で終わりになったよ、だからあたしの仕事はお終いだから暫くのんびりする」



あたしがそう言うとテレスが深々と頭を下げる。



「お疲れさまでしたレン様、今晩はレン様が無事帰られたお祝いとして豪華にしましょう、楽しみにしてください」



なんと!!それはとても楽しみだべ!!



「楽しみにしてるわ!!!」



・・・・・・・・なんでアリーヌさんが反応するんですか?



「楽しみにしてるよ、とりあえず風呂に入りたいからバウダック王国の風呂に入って来るよ、夕方には戻る」



今は昼を少し過ぎた時間だからのんびりとお風呂に入ればその時間になるはずだ。



「畏まりましたごゆっくりとして来てください、ですがシンさん達は残ってもらえますか?お手伝いを頼みたいので」



あたしはシン達に祖先を向けるとシンが頷いて口を開いた。



「でしたらカナデだけお連れください、カナデが身の回りのお手伝いをしますので」



シンにそう言われカナデが両手をグッと握って気合を入れる。



「頑張ります!!」



・・・・やっぱりカナデも可愛いなぁ!!とほっこりしてしまったよ。



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