レディース異世界満喫禄

罰は当たらないべ！！

あたし達は温泉にはいる為にハウダック王国の家へと転移し、そのままお風呂へ直行して温泉を堪能していた。



「はふぅ」



一仕事後の温泉は格別だべさ！！



「レンお疲れ！呑みましょう！！」



【アイテムボックス】からグラスを取り出してあたしに差し出してきたので【アイテムボックス】から神酒を取り出してグラスに注いであげる。



「ほらレンも呑みなさい」



もう一つグラスを取り出してあたしに手渡してきたので、それを受け取り神酒を注いで一口口に含んでしっかりと味わった後呑みこむ。



「ああ・・・・・幸せ」



美味い酒を呑みながらのんびりと温泉に浸かる・・・・・これぞ至福の時だべ！！

酒を呑みながら温泉を堪能しているとアリーヌが珍しく真剣な顔で口を開く。



「で？これからどうするの？」



「へ？」



いになり何さ？



「一応予定していた【スタンピード】防衛は終わったわ、これからどうするの？」



ああ・・・そうだね・・・・・どうするべ？



「のんびりすんべ、これまでいろいろ頑張ったんだからすこし休暇を取らないとね」



ここ一年であたし結構働いてるよね？アラビータの内戦、レスティオールの魔物退治のお手伝い、【大地の最奥】のダンジョンコアの確認、そして【スタンピード】防衛戦・・・・・・あれ？あたしの望みは『のんびり過ごす事』だったはずだよね？濃厚過ぎないかな？



「やっぱり暫くはのんびりする！！」



過去を振り返り少し休んでも罰は当たらないべ！！と思ったので暫くはのんびりするよ！！



「わかったわ、確かにここしばらく忙しかったからゆっくりしましょう、のんびりと【銀狼の寝床】のメニューを制覇するわ」



「・・・・・・・頑張れ」



アリーヌさんが【銀狼の寝床】のメニューを制覇してなかった事にびっくりしちまった！！



暫くのんびりと温泉に浸かりながら過ごし、いい時間になったので温泉を出て言えに戻る事にした。







「ただいまー」



リビングに転移してすぐにそう言うとポーラとテレスが出迎えてくれた。



「「お帰りなさいませ」」



深々と頭を下げてそう言った後にポーラが口を開く。



「エルスさんやカロラは帰ってきてないんだ？」



２人の姿が見えないのでそう聞くとテレスが口を開く。



「お二人はきょう家にお戻りにはなりません、ですので我々だけでやる事になります、さあ準備は出来ています、庭に行きましょう」



「へ？」



何で庭？と思いながらついて行くと焼肉パーティーの用意がしてあり子供達もそろっていた。



「お姉さまお疲れさまでした！！」



フィーナも来ていてニコニコしながらそう言って来たのであたしは手をあげながら口を開く。



「おっすフィーナ、来たんだね」



あたしがそう言うとフィーナはニコニコしながら頷く。



「はい！シンさんに誘われたので来ました！！」



そう言えばフィーナとも久しぶりに会う気がする。



「ならしっかりと楽しんで行ってね」



「はい」



あたし達の会話が終ると子供達も口々に『お仕事ご苦労様」とかお姉ちゃん頑張ったね！！』とか言ってくれた。

それを聞いて頑張って良かった！！って心から思った。

そんなあたしを見てポーラとテレスが口を開く。



「では始めますのでお好きな物をお食べください」



「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」



あたしは子供達と一緒に楽しく焼肉パーティーを楽しんだ。





「美味かったね」



焼肉パーティーを楽しんだ後リビングで食休みをしながらアニマルズ達と戯れていたらポーラがリビングにやって来た。



「レン様お客様です」



「誰？」



「アストレイ様です」



そう言えばアストレイともしばらく会ってなかったね。



「入ってもらって」



「畏まりました」



アストレイが此処に来るなんて珍しいね、何かあったのかな？