レディース異世界満喫禄

日の丸

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美人って微笑むだけで存在感が半端無いよね!!

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あたし達は【ブラストハート】とお互いのメンバー全員の自己紹介をしながらギルドへと向かっていた。

そこで少し気になったのがアリーヌの態度・・・・アリーヌは自分の自己紹介をの時に『アリーヌよよろしく』としか言わなかったんだよね、やっぱりリオールさんはアリーヌの血筋の人なのかな?



「着いたわ、私達はこれから依頼達成の報告があるから此処でね、時間があれば食事でもしましょう」



そう言って来たのであたしは頭を下げてから口を開く。



「助かったよ、お礼に食事をする時はおごるべさ」



「楽しみにしておくわ」



そう言って中へと入っていく【ブラストハート】を見送った後にあたしはアリーヌの方に視線を向ける。





「『ビスタ』というファミリーネームは珍しくないわ、でも多分私の血筋だと思う、私には兄と妹がいたから」



寂しさと嬉しさを混ぜ込んだような顔をしながらそう言うアリーヌをそのまま見てると更にアリーヌは話し出す。



「私は此処の生まれなのよ、討伐者になって旅の途中でウォルムの王都へ寄った時に意気投合した仲間とパーティーを組んで・・・・・そして死んだの」



寂しそうにそう言うアリーヌは過去を思い出すかのように目を閉じながら溜息をつく。



「まさかこんな出会いがあるなんて思わなかったわ、これもレンのおかげね」



そう言って微笑むアリーヌを見てあたしは口を開く。



「今から家のある場所へ行く?」



王都が生まれ故郷なら家はあるはずだから行ってみてもいいんじゃないかな?と思ってそう聞くとアリーヌは首を左右に振る。



「多分もうないでしょう、今はギルドで家を探すのが最優先よ!急がないと食事会に間に合わなくなってしまうしね」



笑顔でそう言ってくるけど、あたしには無理をして笑ってるように見えた。

それを見てあたしは何も言えなくなりため息をつく。



「わかったよ、サッサと拠点を見つけてアズエルに戻ろう」



誰にも触れて欲しくない事はあるからね、本人が願うまでは触れない事にする!!

あたし達はギルドへ入り受付口に並んでいる討伐者達の後へと並ぶ。



「レン様、これから物件を探しまずが全て私が対応しますのでご安心ください」



なんかめっちゃやる気になってるよセイさん!!でも頼もしい!!



「全部セイに任せるよ」



メンド・・・・・・違う!!やっぱり適材適所だよね!!



「はい!!」



・・・・・・・・・・・とても悪い事を考えてごめんなさいセイ!!お願いだからそんな笑顔をあたしに向けないで!!罪悪感が半端ないべよ!!



「レン様?」



「ナンデモナイヨ」



言えない!!本当の事なんて絶対に言えない!!



「お待たせしました、ご用は何でしょうか?」



セイ達と話をしていたら前に並んでいた人達の用事は終わったようであたし達の番になったみたいで美人な受付嬢がそう聞いてきたのでセイが一歩前に出て口を開く。



「一軒家を購入したいのです、どのような物件があるかを教えて欲しいのです」



セイがそう言うと受付嬢さんは頷き立ち上がる。



「でしたら別室にてご紹介いたします、申し訳ありませんがついて来て下さい」



そう言って来たのであたし達は美人さんについて行くことにする。

そして美人さんについて行く事5分、一つの部屋へと案内されたので部屋へ入ると30人は入る会議室みたいな部屋だった。



「ここなら貴女達の従魔達も寛げると思います、すいませんが資料を持ってまいりますので少しお待ちください」



美人さんがそう言って部屋を出て行こうとする美人さんを見て感心した。

ギンガ達の事まで考えてくれたことに少し驚いたのだ、その気持ちがとてもありがたい。



「ありがとう」



あたしがそう言うと美人さんは『クスッ』と笑いながら部屋を出て行った。



・・・・・・・・・・美人って微笑むだけで存在感が半端無いよね!!羨ましい!!

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