レディース異世界満喫禄

そりゃあ心配するよね！！

転移先はあたしの部屋で見慣れた部屋が視界に入った瞬間ホット一息ついてしまった。



「皆リビングに行こう」



リビングに行けば誰かいるだろうと思いリビングに行く事にして部屋を出て廊下を歩いているとスフィアがあたしに向かって走ってきたのでしっかりと抱きしめて撫でながらスフィアに声を掛ける。



「ただいまスフィア、リビングに行くから一緒に行こう」



「ガゥゥゥ」



頭を押し付けながら甘えた声を出すスフィアをもう一度撫でてリビングへと向かいリビングに行くと、テレスが作業していた。



「ただいまテレス」



「あ帰りなさいませレン様」



まあ昼過ぎだから皆出かけてるんだろう。



「一応王都に着いたよ」



その言葉を聞きテレスが口を開いた。



「セイさんとミズキさんが居ないのは向こうに残って手続きをしているのですね？」



あたしは頷き口を開く。



「うん買い取りの手続きと家の中の改装を頼むって言ってた、エルスさんは？『食事会』がどうなったのか聞きたいんだけど」



「エルスさんはメイシェルの王都へと行っております、『食事会』に関してはエルスさんが帰って来たら直接お聞きください、私も話の全体を把握はしていませんので」



「わかったべ、なら少し部屋で休ませて・・・・・あ！リオリスさんはどうなったの？商会で働くことになったの？」



エルスさんにおしつ・・・・・・・任せたけどどうなったのかは知りたいからね！！



「リオリスさん達は【カグヤ商会】で働くことになりました」



おおおお！！それは本当に良かったべさ！！



「それは良かった！エルスさんに任せて正解だったね！！」



テレスが何故か生暖かい視線をあたしに向けてくるけど何かをやらかした覚えが無いのでスルー！！



「それじゃ部屋でのんびりしてるから何かあったら呼んでね」



「畏まりました」



あたし達は部屋に戻りのんびりとする事にした。





「レン様」



カナデがあたしに声を掛けてきて目を覚ます。



「ほへ？」



あれ？部屋に戻ってスフィアを抱きしめてからの記憶が無いよ？



「へ？」



少し混乱して窓から外を見たら夜になってた。



え？さっきまで昼だったよね？あ！！スフィアを抱きしめながらねちゃったんだ！！



「レン様、皆さんがリビングにてレン様をお待ちしておりますのでリビングまでお越しください」



カナデがそう言って来たので慌てて立ち上がりリビングへと向かう。



「皆ごめん！寝ちゃってた！！！」



そう言いながらあたしがリビングへ入るとエルスさんやガイル達が心配そうな顔であたしに駆け寄って来た。



「レン様お体の調子はは大丈夫ですか？」



「お姉ちゃん具合が悪いの？大丈夫？」



なんで皆が心配そうにしているのか不思議に思いカナデを見るとカナデが真顔で口を開いた。



「レン様がお休みなられて一日経ちましたが一度も起きなかったのですよ少し心配になって声をお掛けしたらお目覚めになられたのです」



・・・・・・・・・・・・・はい？え？もしかして昼寝したレベルじゃなくてガッツリ眠っちゃってたの？そりゃあ心配するよね！！



「体は大丈夫だよ、多分家に帰って来て安心したから思いっきり寝ちゃったんだろうね」



旅の疲れなんかもあるのかもしれないしね。



「心配かけてごめんね」



まさか丸一日寝るとは思わなかったよ！！



「何も無くて安心しました、それではご飯を食べましょう、レン様は丸一日食べていないのですからしっかりとお食べください」



「うん」



確かにお腹が減ったよ！！