レディース異世界満喫禄

日の丸

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本気だったんですねアリーヌさん!!

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「ふぅ」



食後のクーロムを飲みながら溜息をつく。



「本当に来てよかったわ、まさか此処までのレベルだとは思わなかった」



エミリアがしみじみとそう言うとレンスが口を開く。



「本当にそうですね、こんな料理はこれから先何度食べらるかって感じですね」



確かにそんな感じはするんだけどあたしは心配してはいない。

何故ならモンドはアズエルにいるしドラゴンだってまだいっぱい在庫があるからね!!好きな時に頼んで作ってもらう事が出来る!!これはオーナー特権って奴だべ!!

それから暫くはどの料理が良かったとか話し合っていたんだけどアリーヌが立ち上がる。



「さっきの料理全部お替りを頼んでくるわ!!」



・・・・・・・・・さっきの『全部の料理お替りできるかしら?』は本気だったんですねアリーヌさん!!

そう思っていると後ろに控えているミランダさんが一歩前に出て口を開く。



「皆様、お替りのご要望がございましたらお聞きいたします」



どうやらお替りOKらしい・・・・・・・・・・・あたしもお替りしたいべさ!!



「ならあたしはスープと麺をもらおうかな?」



よく考えたらこっち来てうどんは作って食べたけどラーメンは食べてなかったんだよね、だからもう少しラーメンもどきを食べたいかな?



ここに居る全員の要望を聞いて離れて行くミランダさんを見送っていたらケインが口を開く。



「そう言えばプレシァーナ殿、即位の祝い品を渡そう思っていたのだ受け取ってくれるか?」



真剣な顔でそうプレシアに言ったケインをプレシアは真剣な顔で首を傾げる。



「即位のご祝儀品はもう受け取りましたよね?」



確か『即位式に贈る』って聞いた覚えがあるからあたしも首を傾げる。



「あれは『国』として贈ったものだ、今回渡したいのは『個人』で送る・・・・・違うな【王様会合】のメンバー全員が贈るという事だよ」



それを聞いて納得した。



「いいのですか?」



プレシアの言葉にこの場にいる【王様会合】の連中は頷く。



「ありがとうございます」



ケインはその言葉に頷き立ち上がりプレシアの前まで歩いていきプレシアの前に何かを置いた。



「これは・・・・鍵ですか?」



プレシアの前に置かれたのは確かに鍵だった。



「うむ、この鍵はアズエルの一軒家の鍵だ、その一軒家をプレシァーナ殿に贈る」



おお!!



「ですが私は此処に頻繁には来られないので一軒家を頂いても持ち腐れになります」



ケインはその言葉を聞き口を開く。



「それに関してはあんまり心配せずともいいのではないかな?【王様会合】は月に2回は開かれてるからな、その日は泊まりレンと過ごし次の日に送ってもらえばいい」



あたしに視線を向けながらそう言って来たのであたしは苦笑しながら頷く。



「偶に居ない時もあると思うけど大丈夫だよ」



それなら喜んで!!あたしもプレシアと過ごせてうれしいからね!!

あたしがそう言うとプレシアが本当に嬉しそうに微笑んだ後に立ち上がり深々と頭を下げる。



「皆様のお気持ちを有難くいただきます、若輩者で皆様に迷惑をかけるかもしれませんがこれからも宜しくお願い致します」



プレシアの言葉にここに居る全員が拍手を送る。



「あ!祝儀品で思い出したわ!!面白い物をもってきたのよ!!!」



エミリアがニコニコ・・・・・いやちがう!ニヤニヤしながら立ち上がりそう言った。

もしかしてプロメテウスの事かな?くくく!!黙って見てよう!!



エミリアが取り出したのはやっぱりプロメテウスだった。



「それは何だ?」



ケインが不思議そうにプロメテウスを見ながらエミリアにそう聞くとエミリアが口を開く。



「面白い物よ、さあ皆悪いんだけど一か所に集まってくれるかしら?」



さてさて皆様はどんな反応をするんだろうね?

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