レディース異世界満喫禄

日の丸

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だからやめて!!

あたしがそう言うとシスターライアは少し困った顔をして口を開く。



「いえとくには・・・」



あたしはその言葉を聞き首を左右に振り口を開く。



「せっかく知り合ったんだから聞かせて?何か出来るかもしれないべ?」



あたしがそう言うとシスターライアは少し考えこんだ後口を開く。



「孤児院に居る子供達の中にもそろそろ働きに出る年頃の子達が居ますが働き口があまりなく・・・・教会にそのまま務めるか討伐者になるか・・・・日々雑用を受け生活するか・・・・」



最後のほうは小声になっているのを聞きながらあたしは思い出した、孤児院出身の子達の働き口が少ない事を。



「ねえシスターライア?子供達って商人希望の子達とかいる?」



だったら【カグヤ商会】に来てもらえばいい!!幸いな事にアルセムにも支店はあるからね!!



「・・・・・・商人希望の子ですか?何故です?」



あたしの質問の意図が分からず首を傾げるシスターライアにあたしは苦笑しながら口を開く。



「あたしの知り合いのお店で働けるように出来るから、紹介しようと思ってね」



エルスさん的には【カグヤ商会】はあたしの商会って事になってるから一応『オーナー』と言ってるけど、あたしは【カグヤ商会】のトップはエルスさんだと思ってる、なにせ【カグヤ商会】をここまでの大商会に育てたのはエルスさんなんだからね。

だからあたし的にこの表現でいいと思うんだ。



「ん?どうしたのさシスターライア?」



何でそんなに驚いた顔であたしを見てるのさ?あたし何も変な事は言ってないよ?



「レンさん・・・・何故そこまでしてくれるのですか?」



シスターライアが真剣な顔になったと思ったらそんな事を聞いてきたのであたしは少し考えた後口を開く。



「さっきも言ったけど兄妹がいるからね気になるんだよ、それにこれは善意だけで言ってる訳じゃないよ?商会にだってメリットはあるんだよ」



雇った子供達が育てば商会としてはこれ以上ない宝となるからね!!と思いながらシスターライアを見ていると目を潤ませながらシスターライアは頭を下げる。



「本当に感謝いたします、子供達に新しい世界を見せてあげられるとは・・・神に感謝せねば!!」



・・・・・・・うん気持ちはわかるけど此処でお祈りはしなくていいと思うんだシスターライア?ほら子供達があたし達を不思議そうな顔で見てるよ?これって子供達から見れば『あたしに向かって祈っているシスターライア』に見えると思うんだ?だからやめて!!

少しの間祈りをささげていたシスターライアが目を開きあたしを見て口を開く。



「人数制限はあるのでしょうか?図々しいと思われるかもしれませんが希望する子達全員の望みを叶えてあげたいのです」



シスターライアは本当に子供達の事を考えてるんだね、そう言う人はとても好きだよ!!



「大丈夫だよ、何人でも大丈夫だから安心してね」



あたしがそう言うとシスターライアはホッとした顔になり口を開く。



「あの・・・・・いつまでに希望の子達の事をレンさんにお伝えすればいいのでしょうか?」



うーーーーーん?別に期限は決めなくてもいいんだけど、出来ればあたしがここに滞在している間に教えてもらえた方がエルスさんに話を通しやすいかな?



「いつでもいいんだけど、出来ればあたしが滞在している間の方がいいかな?そのほうがその早めに商会に頼めるからね」



その言葉を聞きシスターライアは真剣な顔で頷く。



「でも一つだけ条件があるよ」



その言葉を聞きシスターライアが更に真剣な顔であたしを見るのであたしは口を開く。



「『真面目に働く事』だよ、紹介する以上あたしにも『紹介した責任』ってのが発生する、だからしっかりと真面目に働いて欲しいんだ」



あたしがそう言うとシスターライアは真剣な顔で頷き口を開く。



「希望者にはしっかりと伝えておきます」



まあそこまで心配はしてないんだけどね。

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