レディース異世界満喫禄

日の丸

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初めて聞いたんだけど!!

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エルスさんから聞いた『伝言』にあたしは冷や汗をかきながら口を開く。



「えっと・・・・エルスさん?」



あたしが冷や汗をかきながらエルスさんを呼ぶと、エルスさんは笑顔であたしを見て首を傾げる。



「何でしょうかレン様?」



エルスさんの笑顔が怖い!



「何で『しっかりと話し合おう』なのかな?あたしは悪くないよね?」



やらかしたのはギド様達だよ?あたしはやってないよ!!と思ってそう聞くとエルスさんが再度微笑み口を開く。



「それは直接陛下に聞いてください、私にはわかりかねます」



ああ!!エルスさんがめっちゃ笑顔だ!!でもその笑顔が怖い!!



「えっとね・・・・ケインに会いに行く時に一緒に・・・・・」



「頑張ってください」



ああああああ!!これはダメな奴だ!!

更に汗をかくあたしを見てエルスさんが『クスクス』と笑いながら口を開く。



「大丈夫ですよレン様、陛下はそんなに怒ってはいませんよ、呆れてはいるでしょうが」



・・・・・・・・『そんなには』?つまりはチョット怒ってるって事だべ?会い難いんだけど?

まあ暫くは会いに行かないからそんな事は後回しにするべ!!今は他の事を考える!!



「エルスさん、1つ頼みがあるんだけど」



シスターライアとの約束を守らねば!!



「何でしょうか?」



首を傾げるエルスさんにあたしはシスターライアとの話を話てエルスさんの反応をドキドキしながら見る。



「それに関しては別に構いません、明日にでもアルセム支店に赴き話をしておきましょう」



おお!!さすがエルスさん!!話が分かる!!



「私からも提案がございます」



ん?エルスさんからの提案?何かあったのかな?



「その孤児院から料理人希望者も募りましょう」



「へ?」



何で料理人?とあたしが首を傾げるとエルスさんが口を開く。



「料理人として一人前になるのにも時間はかかります、【カグヤ商会】で飲食関係も店を出そうにも人材不足の為思うように出せない状況なのです」



すごいなエルスさん飲食関係の店まで出すきでいたんだ?初めて聞いたんだけど!!



「でもあてはあるの?孤児院の子達ってだけで断られる所が多いんでしょ?」



これに関してはアルセムだけじゃなくてどこも同じような感じらしいしね。



「【銀等達の寝床】があるではありませんか」



「あ」



そっか!!ボルクさんがいたんだった!!すっかり忘れてた!!



「でもボルクさんが受け入れてくれるかな?今あの店ってかなり繫盛してんるんだべ?」



そんな店が見習いを受け入れてくれるんだろうか?と思ってるとエルスさんが微笑みながら口を開く。



「確実に受け入れてくれますよ」



なんかエルスさんには確信があるみたいだ。



「その自信の理由は?」



とあたしが聞くとエルスさんが更に笑顔になり口を開く。



「あの方がレン様の頼みを断るはずがございません」



あたしはその言葉に首を傾げる。



「確かにボルグさんは優しいけどボルクさんの都合もあるじゃん?」



あたしがそう言うとエルスさんが首を左右に振り口を開く。



「あの方はレン様に『受けた恩をいつかは返す』といつも仰ってます、ですので喜んで引き受けてくれますよ」



その言葉にあたしは苦笑しながら口を開く。



「あたしは別に何もしてないよ?【銀労達の寝床】が忙しいのはボルクさんが頑張ってやってるからだし」



あたしがそう言うとエルスさんは真剣な顔で口を開く。



「貴女様がどう思おうともボルクさんは貴女様に恩を受けたと思いそれを返そうとしています、ですのでボルクさんを頼ってください、そうすればあの方は喜んでお力を貸してくださいますよ」



そうだね子供達の為にもボルクさんの力を借りよう!

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