異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第2章 チートになれたので自重しません

033 断固拒否だけどな!

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当然この後は質問攻めでした。

サル達の事、アイテムボックスという名のダンボール、大量の収穫品、などなど。
どれもこれも聞きたいだろう。

なので俺は大声で全員の視線を集めた。

「はいは~い! 聞きたい事は沢山あるでしょう!
 でも、俺が聞きたい事は1つだけです! 収穫依頼と討伐依頼はクリアなんですか?!」

その声に、視線は自然と冒険者ギルドの職員に集まる。

その答えは?

「えっと……はい。クリアです。全て揃ってますね」
「全てギルド買取でお願いしたいんですけど、可能ですか?」
「はい……多分大丈夫だと思います」
「おいおい! ギルドに売るのか?!」
「うちに売ってくれ! ギルドよりも高く買うぞ!」
「俺の所もだ!」

今度は商人らしき人達が群がってきた。
サルが集めてきた物の中に欲しい物があった様子。
でも、バラで売ると面倒なんだよなぁ。

「今回は全てギルドに売ります! 何を言われても変わりませんので、諦めて下さい。
 欲しい人はギルドと交渉してくださいね」

そう言うと、ギルド職員を見る目が厳しくなった。

ギルド職員の増員も到着したようだし、頑張って下さい。

その中から1人のオッサンが俺の方に歩いてくる。
年は50代? 細マッチョでも無いし、見た感じだと、完全に事務職っぽい。

「自分は帝都のギルドマスターのサロムです」
「あっ、どうも。キョウヤです」
「これらを全部うちで買い取りって事なんですけど、商人に売らなくて良いんですか?」
「ええ。面倒なので」
「それをやられるとうちが面倒なんですけど……。個別に商人と取引した方が高く売れますよ?」
「良いです。面倒なので」
「そ、そうですか……」

ギルドマスターは儲けよりも面倒がイヤなようだ。
なんだろう、中間管理職を想像させるなぁ。
頑張って下さい。

「ところで……その、後ろに居る動物とか、その……沢山入る箱とか、聞いても良いですか?」
「今日はもう面倒なので、これらの代金が用意出来た時に、話しましょう」
「それまでは話さない、と?」
「そうですね。いちいち聞かれるのも面倒なので」
「今話した方が面倒では無いのでは? 聞いてる人も多いですし」
「聞いてる人が多いからこそ、面倒ですね。内容次第では群がってくるでしょう?」
「群がる程の内容だと?」
「そういう事です」
「そしてそれを聞けるのはギルドだけ。つまりギルドに群がってくる、と?」
「そうなるかもしれませんね」

せっかく加入しているんだ。
十分に活用させてもらおう。
加入している冒険者くらい守るだろ。
守秘義務とかあるか知らないけど、少しは頑張るんじゃないかな?

まぁ、知られても困らないんだけどね。
商人が取引を申し込んでくるか、冒険者が勧誘してくるか、そんな所じゃないかな?
最悪、国や貴族が囲い込みに来る可能性があるけど。
はっはっは、断固拒否だけどな!

疲れた顔になったギルドマスターに挨拶をしておこう。

「じゃあ帰ります。また明日、ギルドには行きますんで」
「ええっ?! 帰るんですか?! 査定している所を見ないんですか?!」
「ええ。見てても分かりませんし」
「計算を誤魔化したり、安く買い叩いたりしてても分からないじゃないですか?!」
「しないと信じてますよ。お疲れっしたー」
「ええ~…………」

さあ帰ろう帰ろう。
帰ってレベルの確認とかしなきゃね。
サルの仕事によって、俺のレベルが上がるのか興味があるんだ。
それに快適生活する為の品物も作らなきゃいけないしね。
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