異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

文字の大きさ
109 / 200
第4章 色々解決したい

109 現場からキョウヤがお届けしました!

しおりを挟む
今俺は、宰相さんに紹介された犯罪組織の隠れ家に来てます。
ぐるりと強面な人達に囲まれております。
男女の割合は半々といった所でしょうか。さすがレベルという定義のある異世界、男女関係無いようです。
ラノベではやたら強い女性が出てくるのに、暴力に訴えてくる犯罪者として沢山出てこないのが不思議ですね。
以上、現場からキョウヤがお届けしました!

「キョウヤさんよ、何をボーッとしてるんだ?」
「ああ、すみません。囲まれたのでビビってました。
 ……俺も動物を出しても良いですかね?」
「ダメに決まってるだろ」
「ソウデスヨネー」

俺の真向かいに座って話している人がここのトップなのかな?
入れ墨もしてないし、筋肉隆々でもないし、普通の30代に見える。
街中ですれ違っても気づかないだろうなぁ。
分かりやすく「犯罪者です!」って格好なのは、やっぱり下っ端なのだろうか?

「話は聞いている。どこぞの組織を潰したいらしいな」
「そうです。情報をお持ちで?」
「襲って返り討ちになった事は知っている。だが、どこが指示したのかは知らん」
「捕まったヤツをご存知で?」
「ああ。傭兵にも冒険者にもなれなかったクズだ」
「その人の繋がりは?」
「わからん。相手にしてなかったからな」

どうやらザコすぎて分からないらしい。
知っててくれれば早かったのだけど。

「で、本当にその方法で行くのか?」
「ええ。片っ端から犯罪者をボコボコにします。
 自白させ、その人の上司もボコボコにします。今回の件に関係無い組織だろうとやります」
「うちの者は狙わないでくれるんだろうな?」
「俺の見てる前で犯罪行為を行わない限りは」
「……つまり収束するまでは大人しくしてろと?」
「そこはご自由に」
「ああそうかい。早く収束させたければ、身内だろうと敵対勢力だろうと売れって事だな」
「まあ、分かりやすく言えばそういう事です」

関係無い犯罪組織なら、自分の所の部下が減るのは嬉しくないだろう。
だから情報を出してくると予想してる。
しかもその組織を潰すまでやると宣言してるので、逃がすような事もしないだろう。
逃げられれば、いつまでも終わらないからだ。もしかしたら、捕まえて引き出してくれるかも。

「犯罪者ってのはどうやって見つけるつもりだ?」
「国や巡回している兵士からの情報が主ですね。
 犯罪者って知ってるのに、尻尾を出さないから捕まえられない人の情報を貰います」
「……お前さんには法律は関係無いって事か?」
「そうなりますね」
「誤情報だったらどうするんだ?」
「そこは国の仕事でしょ。俺は渡された情報で動くので。
 それが間違いかどうかは知りません」
「……こえー話だな。国が邪魔だと思った人間は、犯罪者じゃなくてもボコられるって訳だ」
「まぁ、俺もアホじゃないので、簡単には引っかかりませんけどね?」

ウソです。
そんな事は考えてませんでした。
そっかー、そういう可能性もあるのか。
身近な事で例えれば、彼氏の居る女性を好きになったので、彼氏を犯罪者と俺に嘘通報して捕まえさせて別れさせ、慰めるフリをしながら近づいて懇意になる、とか。
…………十分注意しよう。

「情報が主と言ってるが、それ以外もあるのか?」
「ええ。俺が動物を出せるのは知ってますよね?」
「ああ。帝都に住んでる者なら知らない者は居ないだろ」
「そんなに有名?! ま、まぁ、良いか。
 で、俺はその動物と意思疎通が出来るんです。
 なので、ネズミのような小動物を出して、街を徘徊させるとか、鳥を出して空から見張るとか、そんな感じですかね」

あっ、顔がひきつってる。
動物の運用方法を聞いて、驚いたようだ。
動物に見張られてるってのが恐怖なのだろう。
現代社会でもそうだよね。街中に監視カメラがあったら、犯罪しにくいし、犯罪者にとっては見張られてる感じがしてイヤだろうな。
俺は抑止になって良いとは思うけど。そのカメラが自分の部屋の窓を撮してなければ良い。

話してて思ったんだけど、今まで動物ばかりで虫は描かなかった。
虫とも意思疎通が出来るのだろうか?
まぁ、意思疎通と言っても、そう思ってるんじゃないかな~程度だけどさ。
もし可能なら、ハエや蚊を具現化したら更にバレにくくなるのでは。
もっと言えば、細菌やカビや苔でも良いかもしれない。
目に見えない、見えてても気に留めないモノだと警戒のしようがないだろう。
今度実験してみよう。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜

長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。 コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。 ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。 実際の所、そこは異世界だった。 勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。 奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。 特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。 実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。 主人公 高校2年     高遠 奏    呼び名 カナデっち。奏。 クラスメイトのギャル   水木 紗耶香  呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。  主人公の幼馴染      片桐 浩太   呼び名 コウタ コータ君 (なろうでも別名義で公開) タイトル微妙に変更しました。

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?

ばふぉりん
ファンタジー
 中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!  「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」  「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」  これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。  <前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです> 注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。 (読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。

ひさまま
ファンタジー
 前世で搾取されまくりだった私。  魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。  とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。  これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。  取り敢えず、明日は退職届けを出そう。  目指せ、快適異世界生活。  ぽちぽち更新します。  作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。  脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~

海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。 地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。 俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。 だけど悔しくはない。 何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。 そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。 ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。 アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。 フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。 ※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

処理中です...