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第5章 ダンジョンに行こう
177 冒険者達の視線が痛い
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10層に到着してもセーフエリア?には目もくれず進んでいく。
そこに居た冒険者達の視線が痛いです。
荷物を背負ったクマと弱そうな冒険者、そして妖精が2人、という変なパーティーだもん。
そりゃ皆見てくるよね。
だが、誰も話しかけようとはして来ない。
近寄って来る事も無い。
魔法紙を出すと知られている妖精が一緒に居るのに、話を聞こうともしない。
もっと言えば後をつけて来る事も無い。
そんなに不審者なのだろうか?
「妖精を連れているのに、何で誰も行動しないんですかね?」
「脅してるから」
「脅してるのよ」
「お、脅してる? どうやって?」
「こっちに来ようとした人間に魔法をね」
「穴開けて下の層に落としてるの」
そうか~、物理的に居なくなってたのか~、なら誰もつけて来ないよね~…………怖いわっ!
「下の層に落としてるって事ですけど、大丈夫なんですか?」
「下が通路だったら打ち身か骨折くらいで済むんじゃない?」
「下が壁だったら生き埋めね」
「生き埋め?! 助かる方法は?!」
「頑張って戻った穴を掘れば?」
「間に合えば助かるわよ?」
通路に落ちれば落下の衝撃で怪我(最悪死亡)だし、下が壁なら落ちた後に埋まるので生き埋めですか。
これ、ほとんど死亡確定でしょ。
仲間とはぐれてモンスターの徘徊するダンジョンの下層で怪我してるなんて、助かる見込み無いでしょ。
運が良ければ探索中の冒険者の目の前に落ちる事もあるかもしれないけど。
「ちなみになんですけど……何人くらい落としました?」
「10人くらい?」
「20人もいってないと思うけど?」
10~19人は落とされてるのか~。
…………これって俺のせいになるのかな?
いや、人の後をつけるような事をした方が悪い。そういう事にしておこう。ストーカーダメ。
そんな話をしたせいなのか、はたまた偶然なのか。
進む先に座り込んでいる冒険者を発見した。
その冒険者は俺と目があった瞬間にデカい声を出してきた。
「あっ!! テメエっ! お前のせいでこんな目に会っ……」
「うるさい」
「静かにして」
「あっ……」
妖精の声と共に、その冒険者は瞬間的に姿を消した。
「……え~と」
「落としたわ」
「静かになった」
やっぱり落としたんですね。
テレビで見た、モノマネする番組みたいに綺麗に姿が消えましたからね。
しかし、音も予備動作もなく穴が開くんだね。
あれは避けようが無いわ。
床板を踏み抜いたとかのレベルじゃないもん。踏み抜いたんなら、人間って咄嗟に何かにつかまろうとするんだけど、それすら無理。
どの冒険者も何を分からずに落ちる。恐怖しかないわ。
「あの~、この先で俺は仲間と合流して、更に先に進むんですよね?
その時にさっきの冒険者と出会ったらどうしましょう?」
「出会わないわ」
「出会わないよ」
「…………はい、そうですね」
多分だけど、下は壁だったのだろう。
うん、考えないようにしよう。それが精神安定への道だ。
精神安定をさせながら進んでいると、ダンジョン内にドアが現れた。
本当にドア。猫型青ロボットが出てくる話にある、どこでも行けるドアみたいなドア。
あれが壁面にあると思ってくれたら良い。
「これは?」
「ボス部屋への入口」
「ここを通って下層へ進む」
「えっ? 10層にはボスが居るんですか?!」
「そうよ」
「仲間は中で待ってる」
「中で?! じゃあ、仲間ってボスですか?!」
「違うわよ」
「ボスと連戦中」
「何で連戦してるんですか?!」
「倒した時に出る肉目当て?」
「美味しいらしいわよ?」
何から何まで理解出来ないです。
唯一分かる事は、俺の仲間になる人は肉が好きらしいって事か。
そこに居た冒険者達の視線が痛いです。
荷物を背負ったクマと弱そうな冒険者、そして妖精が2人、という変なパーティーだもん。
そりゃ皆見てくるよね。
だが、誰も話しかけようとはして来ない。
近寄って来る事も無い。
魔法紙を出すと知られている妖精が一緒に居るのに、話を聞こうともしない。
もっと言えば後をつけて来る事も無い。
そんなに不審者なのだろうか?
「妖精を連れているのに、何で誰も行動しないんですかね?」
「脅してるから」
「脅してるのよ」
「お、脅してる? どうやって?」
「こっちに来ようとした人間に魔法をね」
「穴開けて下の層に落としてるの」
そうか~、物理的に居なくなってたのか~、なら誰もつけて来ないよね~…………怖いわっ!
「下の層に落としてるって事ですけど、大丈夫なんですか?」
「下が通路だったら打ち身か骨折くらいで済むんじゃない?」
「下が壁だったら生き埋めね」
「生き埋め?! 助かる方法は?!」
「頑張って戻った穴を掘れば?」
「間に合えば助かるわよ?」
通路に落ちれば落下の衝撃で怪我(最悪死亡)だし、下が壁なら落ちた後に埋まるので生き埋めですか。
これ、ほとんど死亡確定でしょ。
仲間とはぐれてモンスターの徘徊するダンジョンの下層で怪我してるなんて、助かる見込み無いでしょ。
運が良ければ探索中の冒険者の目の前に落ちる事もあるかもしれないけど。
「ちなみになんですけど……何人くらい落としました?」
「10人くらい?」
「20人もいってないと思うけど?」
10~19人は落とされてるのか~。
…………これって俺のせいになるのかな?
いや、人の後をつけるような事をした方が悪い。そういう事にしておこう。ストーカーダメ。
そんな話をしたせいなのか、はたまた偶然なのか。
進む先に座り込んでいる冒険者を発見した。
その冒険者は俺と目があった瞬間にデカい声を出してきた。
「あっ!! テメエっ! お前のせいでこんな目に会っ……」
「うるさい」
「静かにして」
「あっ……」
妖精の声と共に、その冒険者は瞬間的に姿を消した。
「……え~と」
「落としたわ」
「静かになった」
やっぱり落としたんですね。
テレビで見た、モノマネする番組みたいに綺麗に姿が消えましたからね。
しかし、音も予備動作もなく穴が開くんだね。
あれは避けようが無いわ。
床板を踏み抜いたとかのレベルじゃないもん。踏み抜いたんなら、人間って咄嗟に何かにつかまろうとするんだけど、それすら無理。
どの冒険者も何を分からずに落ちる。恐怖しかないわ。
「あの~、この先で俺は仲間と合流して、更に先に進むんですよね?
その時にさっきの冒険者と出会ったらどうしましょう?」
「出会わないわ」
「出会わないよ」
「…………はい、そうですね」
多分だけど、下は壁だったのだろう。
うん、考えないようにしよう。それが精神安定への道だ。
精神安定をさせながら進んでいると、ダンジョン内にドアが現れた。
本当にドア。猫型青ロボットが出てくる話にある、どこでも行けるドアみたいなドア。
あれが壁面にあると思ってくれたら良い。
「これは?」
「ボス部屋への入口」
「ここを通って下層へ進む」
「えっ? 10層にはボスが居るんですか?!」
「そうよ」
「仲間は中で待ってる」
「中で?! じゃあ、仲間ってボスですか?!」
「違うわよ」
「ボスと連戦中」
「何で連戦してるんですか?!」
「倒した時に出る肉目当て?」
「美味しいらしいわよ?」
何から何まで理解出来ないです。
唯一分かる事は、俺の仲間になる人は肉が好きらしいって事か。
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