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第5章 ダンジョンに行こう
189 具現化しない?!
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相手は描きにくいキメラという事なので、俺の中で作戦を立案した。
まずはいつものようにマグロドラゴンを具現化。
そしてボス蜘蛛を2体具現化し、蜘蛛の糸を使って捕縛してもらう。
捕縛が無理でも、ボス蜘蛛2体が抑え込みに行けば何とかなるのではないだろうか?
その間に頑張って特徴を捉えてキメラを具現化。
こうなれば同族+マグロドラゴン+ボス蜘蛛2体と戦う事になるので、こちらの勝ちは確定となる。
うん、これで行こう。
さて、奥から出現したのは、顔はワニ、体はヘビ、背中にはコウモリの羽根、というキメラだった。
足の無いヘビと言った方がわかりやすい気がする。羽根あるけど。
早速マグロドラゴンを具現化する。
そしてボス蜘蛛を具現化しようとした時、事件が起こった。
なんとボス蜘蛛が具現化しないのだ!!
どんなに頑張っても具現化しない!!
「何でだ?! 具現化しない?! どうしよう?!」
「落ち着いて。とりあえずドラゴンは出せたじゃないですか」
「そ、そうだった! ドラゴン! あれを倒してくれ!!」
俺がそう言うと、マグロドラゴンは体当たりから炎攻撃、そして最後は噛みつきで圧勝してしまった。
やっぱマグロドラゴンは噛みつきが必殺攻撃なんだな。お陰で俺は倒せたけど。
って、落ち着いて戦闘を見ている場合じゃない!!
「何で具現化出来ないんだ?!」
「単純に、今日の具現化出来る最大数に達しただけでしょう」
クロさんはそう言うと、わずかに笑った。
ネコの表情だからアレだけど、確かに笑ったように見えた!
「はっ?! もしやこれは、俺が具現化出来る最大数に達するのを待っていて、もう具現化出来ない状態にする罠?!
そしてその状態にしてから、俺を嬲りながら殺すという卑劣な手口?! おのれ、孔明! 謀ったな!」
「……何を言っているのですか。何で貴方を罠にかけなきゃいけないんですか」
「えっ? え~とそれは……具現化が驚異だから?」
「私なら貴方が描いている最中に攻撃出来ますよ」
そう言われればそうだけど。
ってか道中の油断している時に、いくらでも殺せる時はあっただろう。
「で、でも、笑ったじゃないですか!!」
「これで今日はもう進まなくて良いでしょう? ご飯の時間だと思っただけですよ」
確かに具現化出来ないなら休むしかないな。
クロさんが戦ってくれるなら進めるだろうけどさ。
……いや、騙されるな、俺。
「じゃあ何で邪悪そうに笑ったんですか?!」
「そんな笑い方、してません」
「してました!」
「してません。これだけ頑張ったので、今日は高級ネコ缶を食べても許されるでしょう、とか考えていませんよ」
「……そんな事を考えてたんですか?」
「はっ! 誘導尋問とは。おのれ、孔明、謀ったな」
「真似しないでください。恥ずかしいです」
恐怖を和らげる為に、軽いジョークのつもりで言っただけなんですよ。
それを真似されると恥ずかしいです。
しかも大仰に言うのではなく、淡々と喋ってるので、余計に恥ずかしい!
「とにかく、今日はここで休むとしましょう。
ボス部屋なので誰も入って来ませんし、ボスが登場してもドラゴンの餌食になるだけですし」
「は、はい。わかりました」
「食事をして、1泊します。明日、最下層に到着予定ですね」
「了解です」
という事で、檻設置とテント設置と食事の用意。
本当にクロさんは高そうなネコ缶を開けていた。
もし日本に戻った後に出会えるなら、チュールルあげますからね。
まずはいつものようにマグロドラゴンを具現化。
そしてボス蜘蛛を2体具現化し、蜘蛛の糸を使って捕縛してもらう。
捕縛が無理でも、ボス蜘蛛2体が抑え込みに行けば何とかなるのではないだろうか?
その間に頑張って特徴を捉えてキメラを具現化。
こうなれば同族+マグロドラゴン+ボス蜘蛛2体と戦う事になるので、こちらの勝ちは確定となる。
うん、これで行こう。
さて、奥から出現したのは、顔はワニ、体はヘビ、背中にはコウモリの羽根、というキメラだった。
足の無いヘビと言った方がわかりやすい気がする。羽根あるけど。
早速マグロドラゴンを具現化する。
そしてボス蜘蛛を具現化しようとした時、事件が起こった。
なんとボス蜘蛛が具現化しないのだ!!
どんなに頑張っても具現化しない!!
「何でだ?! 具現化しない?! どうしよう?!」
「落ち着いて。とりあえずドラゴンは出せたじゃないですか」
「そ、そうだった! ドラゴン! あれを倒してくれ!!」
俺がそう言うと、マグロドラゴンは体当たりから炎攻撃、そして最後は噛みつきで圧勝してしまった。
やっぱマグロドラゴンは噛みつきが必殺攻撃なんだな。お陰で俺は倒せたけど。
って、落ち着いて戦闘を見ている場合じゃない!!
「何で具現化出来ないんだ?!」
「単純に、今日の具現化出来る最大数に達しただけでしょう」
クロさんはそう言うと、わずかに笑った。
ネコの表情だからアレだけど、確かに笑ったように見えた!
「はっ?! もしやこれは、俺が具現化出来る最大数に達するのを待っていて、もう具現化出来ない状態にする罠?!
そしてその状態にしてから、俺を嬲りながら殺すという卑劣な手口?! おのれ、孔明! 謀ったな!」
「……何を言っているのですか。何で貴方を罠にかけなきゃいけないんですか」
「えっ? え~とそれは……具現化が驚異だから?」
「私なら貴方が描いている最中に攻撃出来ますよ」
そう言われればそうだけど。
ってか道中の油断している時に、いくらでも殺せる時はあっただろう。
「で、でも、笑ったじゃないですか!!」
「これで今日はもう進まなくて良いでしょう? ご飯の時間だと思っただけですよ」
確かに具現化出来ないなら休むしかないな。
クロさんが戦ってくれるなら進めるだろうけどさ。
……いや、騙されるな、俺。
「じゃあ何で邪悪そうに笑ったんですか?!」
「そんな笑い方、してません」
「してました!」
「してません。これだけ頑張ったので、今日は高級ネコ缶を食べても許されるでしょう、とか考えていませんよ」
「……そんな事を考えてたんですか?」
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「真似しないでください。恥ずかしいです」
恐怖を和らげる為に、軽いジョークのつもりで言っただけなんですよ。
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しかも大仰に言うのではなく、淡々と喋ってるので、余計に恥ずかしい!
「とにかく、今日はここで休むとしましょう。
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「は、はい。わかりました」
「食事をして、1泊します。明日、最下層に到着予定ですね」
「了解です」
という事で、檻設置とテント設置と食事の用意。
本当にクロさんは高そうなネコ缶を開けていた。
もし日本に戻った後に出会えるなら、チュールルあげますからね。
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