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第5章 ダンジョンに行こう
193 俺強~~ぜ!ひゃっほーい!
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53層に到着したが、何も居ない。
出てくる気配も無い。
もしやと思い54層へ続くと思われる扉を開けようとすると、簡単に開いた。
「なぁ、これってもしかして……」
「想像通りでしょうね」
俺たちの想像。
それはあのスライムだ。
53層には真のラスボスが出ると聞いていた。
なのに出てこないという事は、52層のような事が行われたのではないか?という事。
つまりスライムが交渉して、52層で負けても、また53層で復活して現れる仕組み。
肝心のそのスライムさんは52層で氷漬けになってる。
だから誰も出てこない。
元々出現予定だった人?も出られないんだと推測される。
「ある意味、裏技的な攻略法だよねぇ」
「必要無い戦闘をしなくて良いのですから、楽で良いではないですか」
「そりゃそうですけど」
「戦闘なんかやらなくて良いなら避けるべきです。
どんなにチートがあって強くても、確実な勝利はありませんからね」
う~む、真理だ。
俺強~~ぜ! ひゃっほーい! なんてやる必要は無い。
出来る限り回避すべき。
自分だけ強くても守るべき人や物があれば、危険度は高くなるしね。
そんなんで守れるのはラノベやマンガだけだ。だって敵が待ってくれるもんな。
実際の戦闘では待ってなんかくれないし、弱い所から狙われる。
俺たちの陣形で言えば、俺なんかが真っ先に狙われるだろう。
だって描かなきゃ具現化出来ないのだ。
それを知られれば、敵も描かれないように行動し始めるだろう。
描けなきゃクロさん頼りになってしまう。その場合、数で攻められたらクロさんを抜いてこっちに来る敵が出るかもしれない。
……うん、避けられる戦闘は避けよう。
「54層はなんでしたっけ?」
「54・55・56・57層は四天王ですよ」
「ああっ! そうだった!」
面倒だなぁ。
「もしかして、54層を突破して55層に行ったら『54層の奴は俺達の中でも最弱……』とか言うんでしょうか?」
「さあ、どうでしょうね? でもそんな口上をしてくれるなら助かります」
「助かる?」
「喋っている間は隙だらけなので」
「……また口上中に攻撃するつもりですね?」
「戦闘が始まるという時に隙を見せる方が悪いのです」
「いや、普通はその口上から情報を得たりですね……」
「得たい情報がありますか?」
「次に出てくる敵の事とか?」
「聞いてどうするのです? どうせ進むしか無いんですよ?」
「いや、何に耐性があるとか、何が弱点とか……」
「そんな事言う訳無いでしょう? 味方の弱点を喋るようなバカは味方に殺されますよ。
それに例えば物理攻撃無効と聞かされたとしましょう。で、どうするんです? 魔法で攻撃する準備の為にここまできて一旦戻りますか?」
「持ってる物で戦う準備をするとか?」
「有効手段が無ければどうするんです?
そもそもですね、言われた情報が事実かどうかなんて分からないでしょう?
真実かブラフか。そんな事で悩むくらいなら聞かない方が良いです。行けば判るんですから」
ぐっ! 乱暴だが正論だ。
確かに言われた事が真実かは行かなきゃ分からない。
行かないという選択肢が無いのだから、だったら無策で行っても同じという事か。
「しかし、四天王というのは、そんなに喋るのですか?」
「え? ええっと、そうですね。大体マンガでもアニメでもラノベでも、語ってくると思いますね」
「何故です?」
「何故?! そう言われると…………四天王に選ばれている事が誇らしいので、来た敵に自慢したいから?」
「自慢?」
「自慢と言うよりも、名乗る事で相手を萎縮させるとか……そんな感じじゃないですか?
メタな発言をするなら、名乗らせる事で『これから強敵と戦いますよ』と見ている人に教える為、かな?」
「そうなると、最初の54層に出てくる四天王も喋る可能性はありますね」
「……そう言われると、そんな気がします」
喋れる人間タイプだったり、スライムの様に喋る器官を作れるタイプだったら、話してきそう。
くっ、俺が変な事を言ったばっかりに、会話中に攻撃をするという禁忌を教えてしまった!
頼む四天王! 会話出来ないタイプが出てきますように!!
出てくる気配も無い。
もしやと思い54層へ続くと思われる扉を開けようとすると、簡単に開いた。
「なぁ、これってもしかして……」
「想像通りでしょうね」
俺たちの想像。
それはあのスライムだ。
53層には真のラスボスが出ると聞いていた。
なのに出てこないという事は、52層のような事が行われたのではないか?という事。
つまりスライムが交渉して、52層で負けても、また53層で復活して現れる仕組み。
肝心のそのスライムさんは52層で氷漬けになってる。
だから誰も出てこない。
元々出現予定だった人?も出られないんだと推測される。
「ある意味、裏技的な攻略法だよねぇ」
「必要無い戦闘をしなくて良いのですから、楽で良いではないですか」
「そりゃそうですけど」
「戦闘なんかやらなくて良いなら避けるべきです。
どんなにチートがあって強くても、確実な勝利はありませんからね」
う~む、真理だ。
俺強~~ぜ! ひゃっほーい! なんてやる必要は無い。
出来る限り回避すべき。
自分だけ強くても守るべき人や物があれば、危険度は高くなるしね。
そんなんで守れるのはラノベやマンガだけだ。だって敵が待ってくれるもんな。
実際の戦闘では待ってなんかくれないし、弱い所から狙われる。
俺たちの陣形で言えば、俺なんかが真っ先に狙われるだろう。
だって描かなきゃ具現化出来ないのだ。
それを知られれば、敵も描かれないように行動し始めるだろう。
描けなきゃクロさん頼りになってしまう。その場合、数で攻められたらクロさんを抜いてこっちに来る敵が出るかもしれない。
……うん、避けられる戦闘は避けよう。
「54層はなんでしたっけ?」
「54・55・56・57層は四天王ですよ」
「ああっ! そうだった!」
面倒だなぁ。
「もしかして、54層を突破して55層に行ったら『54層の奴は俺達の中でも最弱……』とか言うんでしょうか?」
「さあ、どうでしょうね? でもそんな口上をしてくれるなら助かります」
「助かる?」
「喋っている間は隙だらけなので」
「……また口上中に攻撃するつもりですね?」
「戦闘が始まるという時に隙を見せる方が悪いのです」
「いや、普通はその口上から情報を得たりですね……」
「得たい情報がありますか?」
「次に出てくる敵の事とか?」
「聞いてどうするのです? どうせ進むしか無いんですよ?」
「いや、何に耐性があるとか、何が弱点とか……」
「そんな事言う訳無いでしょう? 味方の弱点を喋るようなバカは味方に殺されますよ。
それに例えば物理攻撃無効と聞かされたとしましょう。で、どうするんです? 魔法で攻撃する準備の為にここまできて一旦戻りますか?」
「持ってる物で戦う準備をするとか?」
「有効手段が無ければどうするんです?
そもそもですね、言われた情報が事実かどうかなんて分からないでしょう?
真実かブラフか。そんな事で悩むくらいなら聞かない方が良いです。行けば判るんですから」
ぐっ! 乱暴だが正論だ。
確かに言われた事が真実かは行かなきゃ分からない。
行かないという選択肢が無いのだから、だったら無策で行っても同じという事か。
「しかし、四天王というのは、そんなに喋るのですか?」
「え? ええっと、そうですね。大体マンガでもアニメでもラノベでも、語ってくると思いますね」
「何故です?」
「何故?! そう言われると…………四天王に選ばれている事が誇らしいので、来た敵に自慢したいから?」
「自慢?」
「自慢と言うよりも、名乗る事で相手を萎縮させるとか……そんな感じじゃないですか?
メタな発言をするなら、名乗らせる事で『これから強敵と戦いますよ』と見ている人に教える為、かな?」
「そうなると、最初の54層に出てくる四天王も喋る可能性はありますね」
「……そう言われると、そんな気がします」
喋れる人間タイプだったり、スライムの様に喋る器官を作れるタイプだったら、話してきそう。
くっ、俺が変な事を言ったばっかりに、会話中に攻撃をするという禁忌を教えてしまった!
頼む四天王! 会話出来ないタイプが出てきますように!!
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