10 / 62
010 村到着!
しおりを挟む
朝になって出発した俺は、昼前には村を発見した。
重力魔法で跳びながら進んでるので、遠くまで見えるし移動も早い。
重力魔法バンザイ!
さすがに跳んで入れば驚かせてしまうと思い、ちょっと手前に着陸して徒歩で向かう。
村に近づくと、第一村人発見。
お爺さんだ。男の子と話している。
俺が近づくと男の子は走り去ってしまった。ビビらせちゃったかな?
「こんにちは~」
「はいはい、こんにちは。こんな所に冒険者さんが一人で来るとは珍しいのぉ」
「そうですか?」
「普通は商隊の護衛か、ダンジョンに行ってるじゃろ?」
「ダンジョン?!」
ファンタジー定番のダンジョン!
どういう仕組みだろうか? 気になる!
今すぐドラゴンの所に戻って質問したい気持ちを抑えて、お爺さんと会話する。
「ちょっと訳アリで、一人で来たんです」
「そうかい。何しに来たんじゃ?」
「物を売って服を買いたいと思いまして」
「それでこんな田舎の村にか? 街で買えば良いじゃろ?」
「街にも行きますけどね。その前にここでも買えないかなと思いまして」
勿論街には行く。
だが、鎧の下が裸では入れてもらえない可能性もある。
最低限は揃えておきたいんだ。
「この辺で育てている野菜や麦、卵を買いに来たのでは無いのじゃな?」
「売ってもらえるなら、それらも買いたいですね」
「なるほど。ではついて来なさい」
交渉成立っと。
お爺さんについて行くと、回りの家とは違う石造りの建物に到着。
保存する場所かな?
お爺さんは俺にここで待つように言い、そのまま扉に近づいていった。
ノックすると、扉が勢いよく開き、兵士っぽい人が5人飛び出してきた。
「囲め!!」
あっという間に包囲される俺。
周囲を見回すと、知らない間に兵士っぽい人が増えてる!
そこら辺に隠れてたのか!
「ザン爺、通報感謝する! ロブ坊は中に居るから、入って安心させてやれ!」
どうも会話からすると、さっきの男の子がここに通報したようだ。
「手を上げろ! 抵抗するようなら斬る!」
「しません! しません!!」
慌てて手を上げると同時に、防御魔法を使う。
何者かと勘違いされてるんだと思うけど、そのせいで攻撃されないとも限らないしね。
あっという間に拘束される俺。
そのまま石造りの建物の中に連れて行かれる。
まぁ、取り調べされるんだろうな。
誤解を解かなくちゃ。
ここで抵抗するのはアホのやる事だ。
ラノベなんかでは怪我させる事なく制圧したりするんだろうけど。
問答無用で襲いかかってきたのなら抵抗はするけど、話し合えるんだ。平和的解決出来るんだよ。
予想通り、取調室のような所に入れられ座らされた。
どうやらここは駐屯地というか警察って感じの場所らしい。
先程指示を出していた人がテーブルを挟んで俺の前に座る。
俺が腰に下げてた剣は既に没収されている。
手はまだ後ろで縛られたままだけど。
防御魔法って、縛るとかには効果が無いんだな。勉強になるわ。
「さて、名前・住所・ここへ来た目的等、喋ってもらおうか」
いきなり困る質問が来た。
名前と来た目的は言える。
だが住所がマズい。森の中のドラゴンの巣です、なんて言える訳が無い。
だからと言って、昔住んでいた場所を言ってもダメだろう。昔過ぎる。
……ここはラノベ定番の誤魔化し方するか。
「名前は新内……じゃなくてロキスル・パトリエルです」
あぶねぇ。前世の名前を言うところだった。
「ロキスルね。で、住所は?」
「田舎から出てきたんで……自分達は“森の村”と呼んでました」
「……おい、真面目に答えろよ? 今の答えで納得してもらえると本当に思ったか?」
おかしい。納得してもらえなかった。
この世界の人達はちゃんと理解出来るようだ。
「じゃあ正直に言いますけど……信じてくださいよ?」
「ちゃんとした住所ならな」
「向こうにある山の更に向こうにあるドラゴンの巣からやってきました」
「ふむふむ」
「信じてくれるんですか?!」
「ああ、信じるよ」
良かった。これなら最初から素直に話せば良かったじゃないか。
「お前が密入国という事が判ったよ」
……マジか!!
重力魔法で跳びながら進んでるので、遠くまで見えるし移動も早い。
重力魔法バンザイ!
さすがに跳んで入れば驚かせてしまうと思い、ちょっと手前に着陸して徒歩で向かう。
村に近づくと、第一村人発見。
お爺さんだ。男の子と話している。
俺が近づくと男の子は走り去ってしまった。ビビらせちゃったかな?
「こんにちは~」
「はいはい、こんにちは。こんな所に冒険者さんが一人で来るとは珍しいのぉ」
「そうですか?」
「普通は商隊の護衛か、ダンジョンに行ってるじゃろ?」
「ダンジョン?!」
ファンタジー定番のダンジョン!
どういう仕組みだろうか? 気になる!
今すぐドラゴンの所に戻って質問したい気持ちを抑えて、お爺さんと会話する。
「ちょっと訳アリで、一人で来たんです」
「そうかい。何しに来たんじゃ?」
「物を売って服を買いたいと思いまして」
「それでこんな田舎の村にか? 街で買えば良いじゃろ?」
「街にも行きますけどね。その前にここでも買えないかなと思いまして」
勿論街には行く。
だが、鎧の下が裸では入れてもらえない可能性もある。
最低限は揃えておきたいんだ。
「この辺で育てている野菜や麦、卵を買いに来たのでは無いのじゃな?」
「売ってもらえるなら、それらも買いたいですね」
「なるほど。ではついて来なさい」
交渉成立っと。
お爺さんについて行くと、回りの家とは違う石造りの建物に到着。
保存する場所かな?
お爺さんは俺にここで待つように言い、そのまま扉に近づいていった。
ノックすると、扉が勢いよく開き、兵士っぽい人が5人飛び出してきた。
「囲め!!」
あっという間に包囲される俺。
周囲を見回すと、知らない間に兵士っぽい人が増えてる!
そこら辺に隠れてたのか!
「ザン爺、通報感謝する! ロブ坊は中に居るから、入って安心させてやれ!」
どうも会話からすると、さっきの男の子がここに通報したようだ。
「手を上げろ! 抵抗するようなら斬る!」
「しません! しません!!」
慌てて手を上げると同時に、防御魔法を使う。
何者かと勘違いされてるんだと思うけど、そのせいで攻撃されないとも限らないしね。
あっという間に拘束される俺。
そのまま石造りの建物の中に連れて行かれる。
まぁ、取り調べされるんだろうな。
誤解を解かなくちゃ。
ここで抵抗するのはアホのやる事だ。
ラノベなんかでは怪我させる事なく制圧したりするんだろうけど。
問答無用で襲いかかってきたのなら抵抗はするけど、話し合えるんだ。平和的解決出来るんだよ。
予想通り、取調室のような所に入れられ座らされた。
どうやらここは駐屯地というか警察って感じの場所らしい。
先程指示を出していた人がテーブルを挟んで俺の前に座る。
俺が腰に下げてた剣は既に没収されている。
手はまだ後ろで縛られたままだけど。
防御魔法って、縛るとかには効果が無いんだな。勉強になるわ。
「さて、名前・住所・ここへ来た目的等、喋ってもらおうか」
いきなり困る質問が来た。
名前と来た目的は言える。
だが住所がマズい。森の中のドラゴンの巣です、なんて言える訳が無い。
だからと言って、昔住んでいた場所を言ってもダメだろう。昔過ぎる。
……ここはラノベ定番の誤魔化し方するか。
「名前は新内……じゃなくてロキスル・パトリエルです」
あぶねぇ。前世の名前を言うところだった。
「ロキスルね。で、住所は?」
「田舎から出てきたんで……自分達は“森の村”と呼んでました」
「……おい、真面目に答えろよ? 今の答えで納得してもらえると本当に思ったか?」
おかしい。納得してもらえなかった。
この世界の人達はちゃんと理解出来るようだ。
「じゃあ正直に言いますけど……信じてくださいよ?」
「ちゃんとした住所ならな」
「向こうにある山の更に向こうにあるドラゴンの巣からやってきました」
「ふむふむ」
「信じてくれるんですか?!」
「ああ、信じるよ」
良かった。これなら最初から素直に話せば良かったじゃないか。
「お前が密入国という事が判ったよ」
……マジか!!
0
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる