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第一章
7話
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「栞季ー!起きてー朝だよー」
呼ばれる声にうっすら意識が浮かび、重たいまぶたを持ち上げる。
視界の先に立っていたのは、ジャケットを羽織った“見知らぬ青年”だった。
……誰?
寝起きの頭では一瞬理解が追いつかなかったが、仕草や声でようやく腑に落ちた。口から自然に言葉がこぼれる。
「あぁ……姉ちゃんか」
男装している姿を見るのは初めてじゃないはずなのに、やっぱり現実感がなくて妙に間抜けな声になった。
「おはよ~!ってまた寝ようとしてる!起きろ!朝だってば!」
肩を揺さぶられて、渋々まぶたをこじ開ける。
ソファに沈み込んだ体を引きずるように起き上がると、姉は満足げに頷いた。
「よし、そのまま顔洗ってきな。ついでに歯磨きもね。朝ごはん作っとくから」
「作るって、姉ちゃんが?」
「そう。文句ある?」
男装のままキッチンへ向かっていく背中は、妙に頼もしい。まるで兄だ。
洗面所で顔を洗い、歯を磨いてリビングへ戻ると、すでにキッチンから包丁の小気味よい音が響いていた。
同時に、じゅうっと油がはねる音とともに香ばしい匂いが漂ってくる。
「ほんとに作ってる」
エプロン姿でフライパンを振る姉の背中は、男装と相まって妙にサマになっていた。
まるで料理上手な兄貴を見ているようだったが、エプロンのリボンが揺れるのを見て、脳がこれは姉ちゃんだぞと現実引き戻してくる。
自然と口の端がゆるみ、空っぽの胃袋が小さく鳴った。
「何作ってんの?」
「ん~?サンドイッチとスムージー」
フライパンから取り出されたふわふわの卵が、トーストしたパンにのせられていく。
その上にスライスしたトマトとシャキシャキのレタスが重なり、カラフルな層を作っていった。
「おぉ……」
マヨネーズの香りと野菜の瑞々しさが混じり合って、思わず唾を飲み込む。
姉は手際よくサンドイッチを切り分けると、ガラスのコップに注がれたスムージーと一緒にテーブルへ運んできた。
バナナとヨーグルトの甘い香りがふわりと漂い、部屋の空気が一気に朝らしくなる。
「はい、できたよ~」
目の前に並んだ皿には、断面から黄色と赤と緑がのぞくサンドイッチ。その彩りの鮮やかさに、空腹を通り越して少し感動すら覚えた。
「すご、カフェのモーニングみたい」
「でしょ?うちの腕、なめないでよ」
得意げに胸を張る姉を見て、思わず苦笑する。
サンドイッチを手に取り、かぶりつく。
ふわふわの卵にトマトの酸味、レタスの食感が重なって、思わず目を細めた。
「うまっ!」
「でしょ~?」
得意げに笑う姉を横目に、つい口が動いた。
「姉ちゃんって、いつも朝ごはんちゃんと作ってんの?」
姉はスムージーを飲みながら首を振る。
「いーや?いつもはスムージーだけ~。今日は久々に弟と朝ごはんだから、ちょっと張り切ってみた!」
「ふーん、ありがと」
照れ隠しのように素っ気なく返すと、姉はにやにや笑いを浮かべながらサンドイッチを頬張った。
ひと呼吸置いて、思い出したように声をかけてくる。
「で、今日お店に鍵取りに行くんでしょ?私も行くから、それ終わったら買い物付き合ってよ!」
「あぁ、だからその格好……」
ようやく合点がいった。朝から男装していた理由はそれか、と。
「栞季くん的には、チャラ系ホストか正統派王子様系ホストかどっちが良いと思う?」
今ならウィッグ変えられるからさ!金髪チャラい系か黒髪王子様か悩んでるんだよねぇ~とスムージーを飲む姉に、なぜホスト限定……?と思いつつ、脳裏にはなぜかキラッキラに光るシャンデリアの下でポーズを決める姉の姿が浮かぶ。
金髪でにやけたチャラ男風か、黒髪で気取った王子様風か。どっちも似合いそうなのがまた腹立つ。
「……王子様系で」
「さすが、わかってるじゃん! 伊達にうちの弟やってないねぇ~」
姉のドヤ顔に、思わず視線を逸らす。
昔からオタクだった姉はコスプレにハマっていた時期があり、そこで男装にも興味を持ち始めたようだ。
女性にしては少し高めの身長のせいでシークレットシューズを履かれると俺の身長と変わらなくなってしまう。だから、できれば隣に並びたくはない。男の尊厳がなくなってしまう。
しかも姉は、なぜか仕事先に顔を出すときは必ず男装だ。
お嬢様たちから嫉妬されないため。そんな理由を言ってはいるが、真相はわからない。
そして一番納得がいかないのは、姉は身内の贔屓目かもしれないが、整った顔立ちをしているということだ。
だから男装して俺と街を歩いていても、女の子から声をかけられるのは決まって姉の方だ。
心底許せない。
小さくため息を吐き、残っていた最後のサンドイッチを頬張る。卵の甘さとレタスのしゃきしゃきした食感が、妙に悔しさを誤魔化すみたいで腹立たしい。
視線を上げると、姉はすでに席を立ち、大きな姿見の前で髪や服の乱れをチェックしていた。
鏡越しに目が合った瞬間、何かを思い出したようにいそいそと部屋に引っ込み、数分後、両手に何かを抱えて戻ってきた。
「栞季の服まだ乾いてないから、今日はこれを着ようね」
不敵な笑みとともに差し出されたものをみて、俺はピクリと口角が引きつるのを感じた。
返事をする間もなく、姉は勝手に段取りを進める。
その勢いに押されるように身支度を整え、気づけばもう玄関へと立たされていた。
こうして俺と姉は並んで外に出て、鍵を取り戻すために再び職場へ向かうことになった。
ほんとに、この格好で大丈夫なのか?いや、まぁ服に変わりはないから大丈夫なんだろうけど、いつもは着ないタイプの服を着させられて、そわそわしてしまう。
胸の奥に重たい不安を抱えたまま、車はあっという間に目的地へと到着した。
車から降り、窓に反射した自分を見て、思わずぼそっと愚痴をこぼす。
「姉ちゃん。やっぱり、この服似合ってない気がするんだけど……」
すぐ隣で車にロックをかけた姉が、ぱっと笑顔を向けてきた。
「ばっちり似合ってるよ!心配しないで~」
軽い調子で断言する声に、全然安心はできない。むしろその言葉が逆に不安を煽ってくる気さえする。
黒ジャケットに身を包んだ姉は、シークレットシューズのおかげか俺より少し目線が高い。
背筋をすっと伸ばし歩くその姿は“王子様系ホスト”そのもので、俺が女だったら惚れてしまいそうなほど綺麗な横顔だ。
俺が見つめていることがわかったのか、こちらに笑みを浮かべてくる。
ぐっ……悔しい。同じ血が通っているはずなのに、自分では絶対に出せないこの色気。思わず嫉妬しそうになり、せめてもの抵抗にジト目で「こっちを見ないでください」と無言の視線を返す。
もうすぐ店舗に着くというところで、姉ちゃんはピタッと足を止めた。
「どうしたの?」
「栞季くんにリップ塗るの忘れてた」
唐突に差し出された色付きリップ。
「唇の血色なさすぎよ~」
悪びれもなく笑いながら、ぐいっと俺の顎を持ち上げて塗りつけてくる。
「ほら、こっちの方が綺麗じゃない?」
差し出された小さな鏡に映る自分の顔。
そこには赤いリップを引かれた俺の姿があった。肌に浮かぶ赤が、思った以上に目立って、どこか艶っぽく見える。
言葉が出ずに固まる俺に、姉はさらに満足げに頷いた。
「白には黒と赤が一番映えるの。栞季は色白だから。……うん、とてもエッチ!」
「……その表現なんか嫌、やめて」
顔を背ける俺を見て、姉はくすくすと笑いながら懐から小瓶を取り出した。
そして躊躇いもなく、俺の首元にシュッと振りかけてくる。
ふわりと甘い香りが広がり、鼻腔をくすぐる。
「これお気に入りなんだ~。せっかくだしお揃いにしよ」
見た目だけは完璧なイケメンの姉に言われ、思わず唾を飲んでしまう。
そんな俺を傍目に姉は数歩下がると、両手の指で四角いフレームを作り、片目を閉じる。
舞台監督さながらに俺の姿をじろじろと眺め、満足げに口角を上げた。
「うんうん。これでよし!」
ぱん、と手を叩く仕草までついてきて、俺は思わず深いため息を吐いた。
「完璧だね!さすが栞季~」
得意げな笑みを浮かべる姉を見て、返す言葉もなく視線を逸らす。
その時、姉がふと「あっ」と声を漏らした。
「……ん?」
「ここまで来たのに、アキトくんに渡す書類、車に置いてきちゃった……」
額に手を当てて、苦笑いを浮かべる。やっちゃったなぁとでも言いたげな表情で俺を見やると、すぐに切り替えたように指をひらひらと振ってきた。
「ごめん、栞季。ちょっと取りに戻るから、あんた先に入ってて」
「えっ、俺一人で?」
「平気平気。どうせ店の中は顔見知りばっかりでしょ?」
わざとらしくウインクを飛ばしてくる。
「すぐ戻るから!アキトくんに、オーナーくるよって挨拶よろしく~」
軽口を叩く姉に返す言葉も見つからず、俺はただ深いため息を吐き、覚悟を決めて扉を押し開けた。
呼ばれる声にうっすら意識が浮かび、重たいまぶたを持ち上げる。
視界の先に立っていたのは、ジャケットを羽織った“見知らぬ青年”だった。
……誰?
寝起きの頭では一瞬理解が追いつかなかったが、仕草や声でようやく腑に落ちた。口から自然に言葉がこぼれる。
「あぁ……姉ちゃんか」
男装している姿を見るのは初めてじゃないはずなのに、やっぱり現実感がなくて妙に間抜けな声になった。
「おはよ~!ってまた寝ようとしてる!起きろ!朝だってば!」
肩を揺さぶられて、渋々まぶたをこじ開ける。
ソファに沈み込んだ体を引きずるように起き上がると、姉は満足げに頷いた。
「よし、そのまま顔洗ってきな。ついでに歯磨きもね。朝ごはん作っとくから」
「作るって、姉ちゃんが?」
「そう。文句ある?」
男装のままキッチンへ向かっていく背中は、妙に頼もしい。まるで兄だ。
洗面所で顔を洗い、歯を磨いてリビングへ戻ると、すでにキッチンから包丁の小気味よい音が響いていた。
同時に、じゅうっと油がはねる音とともに香ばしい匂いが漂ってくる。
「ほんとに作ってる」
エプロン姿でフライパンを振る姉の背中は、男装と相まって妙にサマになっていた。
まるで料理上手な兄貴を見ているようだったが、エプロンのリボンが揺れるのを見て、脳がこれは姉ちゃんだぞと現実引き戻してくる。
自然と口の端がゆるみ、空っぽの胃袋が小さく鳴った。
「何作ってんの?」
「ん~?サンドイッチとスムージー」
フライパンから取り出されたふわふわの卵が、トーストしたパンにのせられていく。
その上にスライスしたトマトとシャキシャキのレタスが重なり、カラフルな層を作っていった。
「おぉ……」
マヨネーズの香りと野菜の瑞々しさが混じり合って、思わず唾を飲み込む。
姉は手際よくサンドイッチを切り分けると、ガラスのコップに注がれたスムージーと一緒にテーブルへ運んできた。
バナナとヨーグルトの甘い香りがふわりと漂い、部屋の空気が一気に朝らしくなる。
「はい、できたよ~」
目の前に並んだ皿には、断面から黄色と赤と緑がのぞくサンドイッチ。その彩りの鮮やかさに、空腹を通り越して少し感動すら覚えた。
「すご、カフェのモーニングみたい」
「でしょ?うちの腕、なめないでよ」
得意げに胸を張る姉を見て、思わず苦笑する。
サンドイッチを手に取り、かぶりつく。
ふわふわの卵にトマトの酸味、レタスの食感が重なって、思わず目を細めた。
「うまっ!」
「でしょ~?」
得意げに笑う姉を横目に、つい口が動いた。
「姉ちゃんって、いつも朝ごはんちゃんと作ってんの?」
姉はスムージーを飲みながら首を振る。
「いーや?いつもはスムージーだけ~。今日は久々に弟と朝ごはんだから、ちょっと張り切ってみた!」
「ふーん、ありがと」
照れ隠しのように素っ気なく返すと、姉はにやにや笑いを浮かべながらサンドイッチを頬張った。
ひと呼吸置いて、思い出したように声をかけてくる。
「で、今日お店に鍵取りに行くんでしょ?私も行くから、それ終わったら買い物付き合ってよ!」
「あぁ、だからその格好……」
ようやく合点がいった。朝から男装していた理由はそれか、と。
「栞季くん的には、チャラ系ホストか正統派王子様系ホストかどっちが良いと思う?」
今ならウィッグ変えられるからさ!金髪チャラい系か黒髪王子様か悩んでるんだよねぇ~とスムージーを飲む姉に、なぜホスト限定……?と思いつつ、脳裏にはなぜかキラッキラに光るシャンデリアの下でポーズを決める姉の姿が浮かぶ。
金髪でにやけたチャラ男風か、黒髪で気取った王子様風か。どっちも似合いそうなのがまた腹立つ。
「……王子様系で」
「さすが、わかってるじゃん! 伊達にうちの弟やってないねぇ~」
姉のドヤ顔に、思わず視線を逸らす。
昔からオタクだった姉はコスプレにハマっていた時期があり、そこで男装にも興味を持ち始めたようだ。
女性にしては少し高めの身長のせいでシークレットシューズを履かれると俺の身長と変わらなくなってしまう。だから、できれば隣に並びたくはない。男の尊厳がなくなってしまう。
しかも姉は、なぜか仕事先に顔を出すときは必ず男装だ。
お嬢様たちから嫉妬されないため。そんな理由を言ってはいるが、真相はわからない。
そして一番納得がいかないのは、姉は身内の贔屓目かもしれないが、整った顔立ちをしているということだ。
だから男装して俺と街を歩いていても、女の子から声をかけられるのは決まって姉の方だ。
心底許せない。
小さくため息を吐き、残っていた最後のサンドイッチを頬張る。卵の甘さとレタスのしゃきしゃきした食感が、妙に悔しさを誤魔化すみたいで腹立たしい。
視線を上げると、姉はすでに席を立ち、大きな姿見の前で髪や服の乱れをチェックしていた。
鏡越しに目が合った瞬間、何かを思い出したようにいそいそと部屋に引っ込み、数分後、両手に何かを抱えて戻ってきた。
「栞季の服まだ乾いてないから、今日はこれを着ようね」
不敵な笑みとともに差し出されたものをみて、俺はピクリと口角が引きつるのを感じた。
返事をする間もなく、姉は勝手に段取りを進める。
その勢いに押されるように身支度を整え、気づけばもう玄関へと立たされていた。
こうして俺と姉は並んで外に出て、鍵を取り戻すために再び職場へ向かうことになった。
ほんとに、この格好で大丈夫なのか?いや、まぁ服に変わりはないから大丈夫なんだろうけど、いつもは着ないタイプの服を着させられて、そわそわしてしまう。
胸の奥に重たい不安を抱えたまま、車はあっという間に目的地へと到着した。
車から降り、窓に反射した自分を見て、思わずぼそっと愚痴をこぼす。
「姉ちゃん。やっぱり、この服似合ってない気がするんだけど……」
すぐ隣で車にロックをかけた姉が、ぱっと笑顔を向けてきた。
「ばっちり似合ってるよ!心配しないで~」
軽い調子で断言する声に、全然安心はできない。むしろその言葉が逆に不安を煽ってくる気さえする。
黒ジャケットに身を包んだ姉は、シークレットシューズのおかげか俺より少し目線が高い。
背筋をすっと伸ばし歩くその姿は“王子様系ホスト”そのもので、俺が女だったら惚れてしまいそうなほど綺麗な横顔だ。
俺が見つめていることがわかったのか、こちらに笑みを浮かべてくる。
ぐっ……悔しい。同じ血が通っているはずなのに、自分では絶対に出せないこの色気。思わず嫉妬しそうになり、せめてもの抵抗にジト目で「こっちを見ないでください」と無言の視線を返す。
もうすぐ店舗に着くというところで、姉ちゃんはピタッと足を止めた。
「どうしたの?」
「栞季くんにリップ塗るの忘れてた」
唐突に差し出された色付きリップ。
「唇の血色なさすぎよ~」
悪びれもなく笑いながら、ぐいっと俺の顎を持ち上げて塗りつけてくる。
「ほら、こっちの方が綺麗じゃない?」
差し出された小さな鏡に映る自分の顔。
そこには赤いリップを引かれた俺の姿があった。肌に浮かぶ赤が、思った以上に目立って、どこか艶っぽく見える。
言葉が出ずに固まる俺に、姉はさらに満足げに頷いた。
「白には黒と赤が一番映えるの。栞季は色白だから。……うん、とてもエッチ!」
「……その表現なんか嫌、やめて」
顔を背ける俺を見て、姉はくすくすと笑いながら懐から小瓶を取り出した。
そして躊躇いもなく、俺の首元にシュッと振りかけてくる。
ふわりと甘い香りが広がり、鼻腔をくすぐる。
「これお気に入りなんだ~。せっかくだしお揃いにしよ」
見た目だけは完璧なイケメンの姉に言われ、思わず唾を飲んでしまう。
そんな俺を傍目に姉は数歩下がると、両手の指で四角いフレームを作り、片目を閉じる。
舞台監督さながらに俺の姿をじろじろと眺め、満足げに口角を上げた。
「うんうん。これでよし!」
ぱん、と手を叩く仕草までついてきて、俺は思わず深いため息を吐いた。
「完璧だね!さすが栞季~」
得意げな笑みを浮かべる姉を見て、返す言葉もなく視線を逸らす。
その時、姉がふと「あっ」と声を漏らした。
「……ん?」
「ここまで来たのに、アキトくんに渡す書類、車に置いてきちゃった……」
額に手を当てて、苦笑いを浮かべる。やっちゃったなぁとでも言いたげな表情で俺を見やると、すぐに切り替えたように指をひらひらと振ってきた。
「ごめん、栞季。ちょっと取りに戻るから、あんた先に入ってて」
「えっ、俺一人で?」
「平気平気。どうせ店の中は顔見知りばっかりでしょ?」
わざとらしくウインクを飛ばしてくる。
「すぐ戻るから!アキトくんに、オーナーくるよって挨拶よろしく~」
軽口を叩く姉に返す言葉も見つからず、俺はただ深いため息を吐き、覚悟を決めて扉を押し開けた。
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