その声で囁いて

UTAFUJI

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第二章

25話

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 玲央は息を整えるように一度深く吸い、絡まった指をそっと解いた。

 彼はスウェットのゴムに指をかけ、下着ごと膝までずり下ろす。空気に晒された玲央のそれは、まだ硬さを保ったまま、上を向いていた。

 玲央は、自身の熱を俺の後穴のすぐそばまで滑らせ、ぬるりと先端を押し当てた。

「……っ」

 思わず、体がびくりと震える。それを見た玲央の瞳が一瞬揺らぎ、動きが止まった。

「やっぱり、よくないな……」

 玲央は小さく呟くと、腰を引いて俺の膝に手を添え、ゆっくりと脚を閉じさせた。

「玲央……?入れないの?」

 俺が小さな声で聞くと、玲央は目を伏せて苦笑いした。

「受け入れる側って、負担でかいんでしょ?」

「お前になら、」

 言いかけた俺の言葉を、玲央は慌てて遮った。

「だめ!!俺は好きな子とのはじめては大切にしたいタイプなの!」

 いつもみたいなテンションで言い切られ、思わずくすくすと笑いが漏れた。

「笑わないでよぉ~」

 玲央は頬を膨らませる。

「お前、本当にいろんな表情するんだな」

「それは、栞季くんが相手だから、だよ」

 熱を帯びた声で囁き、俺を見つめながら、玲央は自身のそれを俺の太ももに擦りつけた。

「栞季くんが、いいなら……ここ貸して」

 そう囁き、彼は自身のそれに唾液を馴染ませ、俺の太ももの間に滑り込ませる。熱いものがぴたりと挟まり、ぬるりとした熱がじんわりと伝わってきた。

「痛くしない方法、これしか思い浮かばなくてさ」

 玲央は俺の膝を抱え、そのままゆっくりと腰を動かし始める。ぬめりを帯びた塊が、太ももの間で滑り、ぬちゃ、ぬちゃと音を立てる。

「はっ、栞季く、」

 荒い息が吐き出される。名前を呼ばれるたびに腰の動きが少しずつ速くなっていく。

 汗ばんだ額から滴る汗が俺の太ももに落ちて、重力に従って付け根の方に伝っていく。

 俺は玲央の顔をまっすぐ見上げた。

 額からは一筋の汗が滑り落ち、頬を伝って顎に溜まる。長い髪が揺れるたび、玲央の表情が少しずつ崩れていくのがわかる。
 
「玲央……気持ちいい?」

 俺はそう問いかけ、玲央の瞳を見つめていると、細められた瞳が俺をまっすぐ捉えた。
 俺の声に反応するように、一瞬動きが止まる。

「うん……きもちいい」

 玲央の声の奥に甘い震えが混じる。細められた瞳が俺を捉えたまま、腰が再び動き出す。

 玲央の腰がリズムを刻むたび、ぬめりを帯びた先端が俺の太ももの間から突き出てくる。俺はそっと手を伸ばし、熱く膨らんだ亀頭に触れた。

「うっ……!」

 玲央の腰がビクンと跳ね、動きが一瞬乱れる。俺は指を這わせ、ぬめりを帯びた亀頭を円を描くように刺激した。

「栞季くん……それだめっ!」

 玲央の声が震え、瞳が潤む。腰の動きが再開し、先端が突き出てくるたびに指で刺激を続ける。徐々に玲央の息が荒くなる。

「はぁ……やば、もう……イきそう」

 玲央の腰がぴたりと止まった瞬間、どぷ、どぷ、と熱い飛沫が手のひらに溢れ、指の間から滴り落ちる。
 白く濁った液体が、ベタベタと手のひらに絡みついた。
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