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第二章
26話
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「あっ!ごめん、ティッシュ……!」
玲央は息を荒げ、テーブルの上のティッシュに手を伸ばす。
それを横目に、俺はゆっくりと手のひらについたそれを、ぺろっと舐め取った。玲央の味が口の中に広がる。
「ほら、これでふいて……って、何やってんの!?」
振り返った玲央の手が止まり、目が見開かれる。
「汚いから!!やめなよ、栞季くん……!」
慌てた声で叫ぶ玲央。俺はもう一度、舌で手のひらを舐め取りながら、玲央の赤くなった顔をまっすぐ見つめた。
「さっき俺のも飲んだだろ、これで、おあいこ」
小さく微笑むと、彼は真っ赤になって顔を背けてくる。
「うっ、俺はいいの~!」
玲央は「もう~」と不服そうにして、俺の手のひらに残ったものを、ティッシュで拭き取ってくる。
「また汗かいちゃったね」
そう言いながら彼は、そのティッシュを丸めてテーブルに投げると、ソファに沈んでいた俺の体を引き起こし、抱き寄せた。
「ごめんね、我慢できなくて」
額に触れるだけの、ふわりとしたキス。熱の残る唇が離れて、次は玲央の舌が俺の首筋に滑った。
「ん……」
首を伝っていた汗の筋を、ゆっくりと、丁寧に舐め取っていく。舌先が肌を這うたび、ぞくりとした甘い痺れが背筋を走る。
「玲央……」
俺が小さく名前を呼ぶと、彼は満足げに微笑み、俺の耳たぶを軽く甘噛みしてくる。
「そんな声で、男の名前を呼んじゃだめだよ」
熱い息が耳にかかり、体がびくりと震える。玲央は俺の腰に回した腕に、さらに力を込めてくる。
「栞季くん、俺さぁ、」
そのまま離してくれない腕の中で、俺は息を呑んだ。
「”シキ”くんが入ってきた時からずっと仲良くなりたい~って思ってて、やっとの思いで友達になれて嬉しかったんだよね。ここで”シキ”くんの一番の友達でいられるならそれでいいや~って」
そこまで言ってから、玲央は俺の首元に額をすり寄せて、声を落とす。
「でも、だめだったみたい。このままだと俺、それだけじゃ満足できなくなっちゃう……どうしよ」
囁くような声に、俺は返す言葉を見つけられなかった。ただ、胸の奥でくすぶる熱だけが、静かに、けれど確かに広がっていく。
玲央は小さくため息をついて、顔を上げて少しだけ照れたように笑い、俺の額に散っていた前髪を指先で払う。
「……とりあえず、シャワー浴びよっか。汗かいちゃったし」
その提案に俺が頷くと、玲央は俺の腰に腕を回し、するりと立ち上がる。
「ほら、立てる?」
「……ん、大丈夫」
玲央は小さく笑い、俺の手をそっと引いた。
玲央は息を荒げ、テーブルの上のティッシュに手を伸ばす。
それを横目に、俺はゆっくりと手のひらについたそれを、ぺろっと舐め取った。玲央の味が口の中に広がる。
「ほら、これでふいて……って、何やってんの!?」
振り返った玲央の手が止まり、目が見開かれる。
「汚いから!!やめなよ、栞季くん……!」
慌てた声で叫ぶ玲央。俺はもう一度、舌で手のひらを舐め取りながら、玲央の赤くなった顔をまっすぐ見つめた。
「さっき俺のも飲んだだろ、これで、おあいこ」
小さく微笑むと、彼は真っ赤になって顔を背けてくる。
「うっ、俺はいいの~!」
玲央は「もう~」と不服そうにして、俺の手のひらに残ったものを、ティッシュで拭き取ってくる。
「また汗かいちゃったね」
そう言いながら彼は、そのティッシュを丸めてテーブルに投げると、ソファに沈んでいた俺の体を引き起こし、抱き寄せた。
「ごめんね、我慢できなくて」
額に触れるだけの、ふわりとしたキス。熱の残る唇が離れて、次は玲央の舌が俺の首筋に滑った。
「ん……」
首を伝っていた汗の筋を、ゆっくりと、丁寧に舐め取っていく。舌先が肌を這うたび、ぞくりとした甘い痺れが背筋を走る。
「玲央……」
俺が小さく名前を呼ぶと、彼は満足げに微笑み、俺の耳たぶを軽く甘噛みしてくる。
「そんな声で、男の名前を呼んじゃだめだよ」
熱い息が耳にかかり、体がびくりと震える。玲央は俺の腰に回した腕に、さらに力を込めてくる。
「栞季くん、俺さぁ、」
そのまま離してくれない腕の中で、俺は息を呑んだ。
「”シキ”くんが入ってきた時からずっと仲良くなりたい~って思ってて、やっとの思いで友達になれて嬉しかったんだよね。ここで”シキ”くんの一番の友達でいられるならそれでいいや~って」
そこまで言ってから、玲央は俺の首元に額をすり寄せて、声を落とす。
「でも、だめだったみたい。このままだと俺、それだけじゃ満足できなくなっちゃう……どうしよ」
囁くような声に、俺は返す言葉を見つけられなかった。ただ、胸の奥でくすぶる熱だけが、静かに、けれど確かに広がっていく。
玲央は小さくため息をついて、顔を上げて少しだけ照れたように笑い、俺の額に散っていた前髪を指先で払う。
「……とりあえず、シャワー浴びよっか。汗かいちゃったし」
その提案に俺が頷くと、玲央は俺の腰に腕を回し、するりと立ち上がる。
「ほら、立てる?」
「……ん、大丈夫」
玲央は小さく笑い、俺の手をそっと引いた。
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