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第三章
6話
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通話を切った瞬間、腰をぐっと引き寄せられ、玲央の足の間にすっぽりと収まってしまう。背後から玲央の身体がぴたりと密着し、逃がさないとでもいうように腹に両腕を回される。
「う、ぁ……ッ」
そのまま片手で腰をいやらしく撫で上げられ、声を我慢できなくなる。
聴覚を蹂躙する舌は、通話を切った後も止まらない。むしろ、通話中よりも容赦なく、舌先が耳輪をなぞり、まるで貪るように、彼の歯が柔らかい部分に食い込んでくる。
「れっ……やめ、」
腰に触れていたはずの手は、腹を撫で、胸元へと這い上がってくる。指先が乳首をかすめ、ビクッと体が反応してしまう。引っ掻くようにそこを刺激され、力が抜け、手にしていたスマホが床に落ちる。
鈍い音が部屋に響いても、玲央はまるで気にする様子もなく、耳元に舌を這わせ続けていた。
鼓膜に響く下品な水音と、胸を弄る指先にじわじわと身体が疼いてくる。彼のもう片方の腕はまだ腹に回されたままで、身動きが取れない。太ももを擦り寄せ、背後の彼にバレない様に快感を逃がそうとする。
力の抜けた己の手をどうにか動かし、震える指で彼の腕を掴んだ。ぐ、と力を込めて引き剥がそうとするも、彼の腕は微動だにしない。
「玲央……ぐっ、離せ!」
声を絞り出しても、彼はまるで何も聞こえていないとでもいうように動きを止めようとしない。ぐちゅ、じゅるという濡れた音が耳を犯す度に、腕を掴む指はまた力が抜けていく。いつの間にか、腰も抜けてしまったようで、もたれかかるように玲央へと体重を預けてしまっていた。
「はっ、はぁ……んん!」
変な声が漏れないように唇を噛み締め、ただ時間が経つのを待つ。荒い息とくぐもった俺の声がリビングに響く。
そんな俺の様子が気に入らなかったのか、腹に回っていた腕が動いた。
彼の指先が俺の顎に添えられ、唇を労るように撫でられる。何をされるのか理解するより早く、その指はぬるりと俺の唇を割って、ぐっと中へと押し込まれた。
「んぐっ」
玲央の指が口の中をゆっくりと這う。口腔内でバラバラに動かされる指に、俺は反射的に舌を動かして抵抗しようとするも、それが逆に彼の指を絡め取るような形になった。
開かれたままの口から勝手に溢れてきた唾液が、彼の指を伝い、スウェットを濡らしていく。
「んぅう、ぇお……ん、あっ」
言葉を吐き出したいのに、舌を動かせなくてまともに喋れない。
指を咥えさせられたまま、鼓膜の奥で自分の心臓の音がどんどん速くなっていくのがわかる。もう片方の手は相変わらず下で動き続けていて、時々意地悪く敏感なところを掠めるたび、逃げ場のない快楽に腰がびくんと跳ねる。
玲央は、そんな俺の反応を楽しんでいるのか、背後でくすっと満足げに笑った。
「栞季くん、かわいいねぇ。ごめんね、意地悪しちゃって」
囁きながら、彼の指が口の中からゆっくりと抜かれ、粘ついた唾液が糸を引く。唇の端から垂れた唾液は顎まで濡らしている。スウェットの中で動き続けていた手もぴたりと動きを止め、引き抜かれていく。息が整わない、視界がぼやける。
「俺さ~気にしないでとは言ったけどさ……はぁ、あんな嬉しそうな顔で電話出るとは思わないじゃん?」
耳元で玲央の声が聞こえるも俺は声を出せず、ただ呼吸を整えるだけで精一杯だった。唇は開いたまま、熱を逃がすことすら叶わない。
「う、ぁ……ッ」
そのまま片手で腰をいやらしく撫で上げられ、声を我慢できなくなる。
聴覚を蹂躙する舌は、通話を切った後も止まらない。むしろ、通話中よりも容赦なく、舌先が耳輪をなぞり、まるで貪るように、彼の歯が柔らかい部分に食い込んでくる。
「れっ……やめ、」
腰に触れていたはずの手は、腹を撫で、胸元へと這い上がってくる。指先が乳首をかすめ、ビクッと体が反応してしまう。引っ掻くようにそこを刺激され、力が抜け、手にしていたスマホが床に落ちる。
鈍い音が部屋に響いても、玲央はまるで気にする様子もなく、耳元に舌を這わせ続けていた。
鼓膜に響く下品な水音と、胸を弄る指先にじわじわと身体が疼いてくる。彼のもう片方の腕はまだ腹に回されたままで、身動きが取れない。太ももを擦り寄せ、背後の彼にバレない様に快感を逃がそうとする。
力の抜けた己の手をどうにか動かし、震える指で彼の腕を掴んだ。ぐ、と力を込めて引き剥がそうとするも、彼の腕は微動だにしない。
「玲央……ぐっ、離せ!」
声を絞り出しても、彼はまるで何も聞こえていないとでもいうように動きを止めようとしない。ぐちゅ、じゅるという濡れた音が耳を犯す度に、腕を掴む指はまた力が抜けていく。いつの間にか、腰も抜けてしまったようで、もたれかかるように玲央へと体重を預けてしまっていた。
「はっ、はぁ……んん!」
変な声が漏れないように唇を噛み締め、ただ時間が経つのを待つ。荒い息とくぐもった俺の声がリビングに響く。
そんな俺の様子が気に入らなかったのか、腹に回っていた腕が動いた。
彼の指先が俺の顎に添えられ、唇を労るように撫でられる。何をされるのか理解するより早く、その指はぬるりと俺の唇を割って、ぐっと中へと押し込まれた。
「んぐっ」
玲央の指が口の中をゆっくりと這う。口腔内でバラバラに動かされる指に、俺は反射的に舌を動かして抵抗しようとするも、それが逆に彼の指を絡め取るような形になった。
開かれたままの口から勝手に溢れてきた唾液が、彼の指を伝い、スウェットを濡らしていく。
「んぅう、ぇお……ん、あっ」
言葉を吐き出したいのに、舌を動かせなくてまともに喋れない。
指を咥えさせられたまま、鼓膜の奥で自分の心臓の音がどんどん速くなっていくのがわかる。もう片方の手は相変わらず下で動き続けていて、時々意地悪く敏感なところを掠めるたび、逃げ場のない快楽に腰がびくんと跳ねる。
玲央は、そんな俺の反応を楽しんでいるのか、背後でくすっと満足げに笑った。
「栞季くん、かわいいねぇ。ごめんね、意地悪しちゃって」
囁きながら、彼の指が口の中からゆっくりと抜かれ、粘ついた唾液が糸を引く。唇の端から垂れた唾液は顎まで濡らしている。スウェットの中で動き続けていた手もぴたりと動きを止め、引き抜かれていく。息が整わない、視界がぼやける。
「俺さ~気にしないでとは言ったけどさ……はぁ、あんな嬉しそうな顔で電話出るとは思わないじゃん?」
耳元で玲央の声が聞こえるも俺は声を出せず、ただ呼吸を整えるだけで精一杯だった。唇は開いたまま、熱を逃がすことすら叶わない。
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