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第21話(上司サイド)フェリシアの絶望
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「こんの……馬鹿エルフがあっ!!」
ビシイッ!
「う、ぐううっ」
容赦なく鞭が振り下ろされ、真っ白なフェリシアの柔肌に赤い跡がつく。
「マッドゴーレムをティムするチャンスを潰しやがって……この恥知らずが!
トードナイトが手に入るまで、オレ様自ら戦う羽目になっただろうが!!」
「な、何のことで……」
鎖につながれたまま、気丈にもテンガを見上げるフェリシア。
自分はジュンヤさんたちの活動に感銘を受け、エルフの村に招待しただけだ。
城に戻るのが遅れたのは良くなかったが、このような辱めを受けるいわれは……。
「口答えするな!」
ビシイッ
「ひうっ!?」
反論しようとしたフェリシアを、容赦なく鞭の一撃が襲う。
ここは王宮の地下深くにある牢屋エリア。
趣味の悪い先々代が設置したらしく、三角木馬に何本もの鞭……なにに使うのか見当もつかないが、キノコを逆さまにしたような形の木製の張り型など、おぞましさを感じる道具が並んでいる。
エルフの村を経由して、王都まで戻ってきたフェリシア。
当初の予定から4日遅れであり、伝書鳥を使って連絡はしていたのだが……。
彼女を迎えたのは、青筋を浮かべ中庭に仁王立ちするテンガだった。
長期間城を留守にし、救世主であるオレ様の世話をしないとは!!
そう言われ、頬を張られることくらいは想定していた。
好色なテンガが、夜伽を命じて来ることすら覚悟していたのだ。
だが、乱暴に手を引くテンガに連れてこられたのはこの秘密区画で……。
ちらりと姿を見せた義父であるオージ王も何も言わない。
護衛の兵士も誰もいない。
ふたりっきりの地下牢で、服を脱いで下着姿になることを命じられたフェリシア。
罰にしてもやり過ぎだ、そう感じたフェリシアは必死に抵抗したのだが、思いのほか力の強いテンガの前になすすべもなく……こうして鎖につながれてしまったのだ。
「くそっ……”種ドーピング”など、したくなかったぞ!
……美しくない!!」
テンガが何を言っているかよく分からないが、よく見れは先日顔を合わせたときに比べ腕は太く全身に筋肉が付いているように見える。
(そういえば……)
能力を強化する魔法の木の実が、どこかの国で採れると聞いたことがある。
この男、まさか?
「集めるのに時間がかかるから、RTA的にはタブーなんだが。
お前の義父、オージ王が上手くやってくれてな。
オレ様のお陰で、グジン帝国と同盟を結ぶことになった」
「向こうまで出張するのはちと怠いが……」
花嫁候補であるカミラ嬢の母国ではあるが、シナリオチャート上は立ち寄らなくてもいい場所であり、RTAではスキップすることも多い。
ゲームシステム上、カミラ嬢は最初から花嫁候補になっているのだ。
「オレ様が救世主としての力を貸すことでぇ……」
一転して上機嫌になるテンガ。
にたり、とした蛇のような笑みに思わず鳥肌が立つ。
「大量の”種”とカミラ嬢を手に入れることが出来たわけだ」
「と、いうことでだな」
グイッ
「うっ」
硬い鞭の柄が顎の下に当てられ、強制的に上を向かされる。
気丈にもテンガを睨みつけるフェリシアだが、その様子を見てテンガの笑みがより醜くゆがんだ。
「本日付でオレ様がオージ王国第一王子に昇進……。
同時に第三王女フェリシアは廃嫡《はいちゃく》……つまりクビだ!」
「…………え?」
この男は何を言っている?
頭の中が真っ白になる。
それではエルフの村との協約はどうなるの……?
障壁だけでなく、オージ王国の庇護があったからこそエルフたちは安心して暮らせるようになったのだ。
本当の両親のように自分を育ててくれたメルヴィ当主、まだ何の恩返しもしていないのに?
とりとめのない思考が頭の中を巡る。
「……だから、オレ様の好きにして構わないってことだ!」
「……えっ?」
ドスッ!!
「ぐ……かはっ!?」
殴られた、と知覚したのは一瞬後の事だった。
テンガの拳が深々と自分の腹にめり込んでいる。
「ごっ……ごえええっ」
耐えがたい吐き気がフェリシアを襲い、朝食をすべて嘔吐してしまう。
「くくっ……みじめだな元王女さんよ。
これは、オレ様のチャートを無茶苦茶にしてくれた罰だ」
からかうようなテンガの声に、目の前が暗くなる。
「この貧相な身体を犯してもつまらんからな……なにかいい物は無いか。
……おっ!」
テンガの目が、机の上に置かれたキノコ型の張り型に止まる。
「コイツをぶち込んでやるか」
「ひっ!」
本能的な恐怖に、思わず悲鳴が漏れる。
第三王女と言う序列の低い王族として、他国との交渉材料にこの身を捧げる事があるかもしれない。
そのことは覚悟していた。
だが、ただこの男の欲望のはけ口になるなんて……!
「や、やめなさいっ!!」
必死に体をよじって抵抗するが、太い鎖でつながれていては大した抵抗は出来ない。
魔法の発動体である指輪もとっくに奪われてしまった。
「ふん、もっと抵抗しないか!」
「ああっ!?」
抵抗空しく下着は取り去られ、むき出しになった下腹部に黒光りする張り型が当てられる。
(ジュンヤさん……アルちゃん)
暖かな村の人たちの事を思い出し、目を閉じるフェリシア。
「うっ」
ひんやりとした張り型の冷たさが、下腹部を刺激する。
そういえばお城に戻ってから、おトイレに行ってなかった。
(だめっ!)
ちょろろろろろっ
恐怖もあったのか、抵抗空しく少女の脚を小水が伝う。
ああ、こんな男の前で失禁してしまうなんて……!
このまま消えてしまいたいくらいの羞恥と絶望が、フェリシアに涙を流させる。
「……はっ、汚い女だ。
萎えた」
「どうせ明日までの命だ。
せいぜい、最後の夜を楽しむんだな」
からん
「…………え?」
何がテンガの欲望を削いだのか、張り型を放り投げ地下牢を出ていくテンガ。
ともあれ、さらなる凌辱は避けられたようだ。
「でも……」
あの男は、わたくしを使って何をするつもりなのか……。
一人地下牢に残されたフェリシアは、眠れぬ夜を過ごすのだった。
ビシイッ!
「う、ぐううっ」
容赦なく鞭が振り下ろされ、真っ白なフェリシアの柔肌に赤い跡がつく。
「マッドゴーレムをティムするチャンスを潰しやがって……この恥知らずが!
トードナイトが手に入るまで、オレ様自ら戦う羽目になっただろうが!!」
「な、何のことで……」
鎖につながれたまま、気丈にもテンガを見上げるフェリシア。
自分はジュンヤさんたちの活動に感銘を受け、エルフの村に招待しただけだ。
城に戻るのが遅れたのは良くなかったが、このような辱めを受けるいわれは……。
「口答えするな!」
ビシイッ
「ひうっ!?」
反論しようとしたフェリシアを、容赦なく鞭の一撃が襲う。
ここは王宮の地下深くにある牢屋エリア。
趣味の悪い先々代が設置したらしく、三角木馬に何本もの鞭……なにに使うのか見当もつかないが、キノコを逆さまにしたような形の木製の張り型など、おぞましさを感じる道具が並んでいる。
エルフの村を経由して、王都まで戻ってきたフェリシア。
当初の予定から4日遅れであり、伝書鳥を使って連絡はしていたのだが……。
彼女を迎えたのは、青筋を浮かべ中庭に仁王立ちするテンガだった。
長期間城を留守にし、救世主であるオレ様の世話をしないとは!!
そう言われ、頬を張られることくらいは想定していた。
好色なテンガが、夜伽を命じて来ることすら覚悟していたのだ。
だが、乱暴に手を引くテンガに連れてこられたのはこの秘密区画で……。
ちらりと姿を見せた義父であるオージ王も何も言わない。
護衛の兵士も誰もいない。
ふたりっきりの地下牢で、服を脱いで下着姿になることを命じられたフェリシア。
罰にしてもやり過ぎだ、そう感じたフェリシアは必死に抵抗したのだが、思いのほか力の強いテンガの前になすすべもなく……こうして鎖につながれてしまったのだ。
「くそっ……”種ドーピング”など、したくなかったぞ!
……美しくない!!」
テンガが何を言っているかよく分からないが、よく見れは先日顔を合わせたときに比べ腕は太く全身に筋肉が付いているように見える。
(そういえば……)
能力を強化する魔法の木の実が、どこかの国で採れると聞いたことがある。
この男、まさか?
「集めるのに時間がかかるから、RTA的にはタブーなんだが。
お前の義父、オージ王が上手くやってくれてな。
オレ様のお陰で、グジン帝国と同盟を結ぶことになった」
「向こうまで出張するのはちと怠いが……」
花嫁候補であるカミラ嬢の母国ではあるが、シナリオチャート上は立ち寄らなくてもいい場所であり、RTAではスキップすることも多い。
ゲームシステム上、カミラ嬢は最初から花嫁候補になっているのだ。
「オレ様が救世主としての力を貸すことでぇ……」
一転して上機嫌になるテンガ。
にたり、とした蛇のような笑みに思わず鳥肌が立つ。
「大量の”種”とカミラ嬢を手に入れることが出来たわけだ」
「と、いうことでだな」
グイッ
「うっ」
硬い鞭の柄が顎の下に当てられ、強制的に上を向かされる。
気丈にもテンガを睨みつけるフェリシアだが、その様子を見てテンガの笑みがより醜くゆがんだ。
「本日付でオレ様がオージ王国第一王子に昇進……。
同時に第三王女フェリシアは廃嫡《はいちゃく》……つまりクビだ!」
「…………え?」
この男は何を言っている?
頭の中が真っ白になる。
それではエルフの村との協約はどうなるの……?
障壁だけでなく、オージ王国の庇護があったからこそエルフたちは安心して暮らせるようになったのだ。
本当の両親のように自分を育ててくれたメルヴィ当主、まだ何の恩返しもしていないのに?
とりとめのない思考が頭の中を巡る。
「……だから、オレ様の好きにして構わないってことだ!」
「……えっ?」
ドスッ!!
「ぐ……かはっ!?」
殴られた、と知覚したのは一瞬後の事だった。
テンガの拳が深々と自分の腹にめり込んでいる。
「ごっ……ごえええっ」
耐えがたい吐き気がフェリシアを襲い、朝食をすべて嘔吐してしまう。
「くくっ……みじめだな元王女さんよ。
これは、オレ様のチャートを無茶苦茶にしてくれた罰だ」
からかうようなテンガの声に、目の前が暗くなる。
「この貧相な身体を犯してもつまらんからな……なにかいい物は無いか。
……おっ!」
テンガの目が、机の上に置かれたキノコ型の張り型に止まる。
「コイツをぶち込んでやるか」
「ひっ!」
本能的な恐怖に、思わず悲鳴が漏れる。
第三王女と言う序列の低い王族として、他国との交渉材料にこの身を捧げる事があるかもしれない。
そのことは覚悟していた。
だが、ただこの男の欲望のはけ口になるなんて……!
「や、やめなさいっ!!」
必死に体をよじって抵抗するが、太い鎖でつながれていては大した抵抗は出来ない。
魔法の発動体である指輪もとっくに奪われてしまった。
「ふん、もっと抵抗しないか!」
「ああっ!?」
抵抗空しく下着は取り去られ、むき出しになった下腹部に黒光りする張り型が当てられる。
(ジュンヤさん……アルちゃん)
暖かな村の人たちの事を思い出し、目を閉じるフェリシア。
「うっ」
ひんやりとした張り型の冷たさが、下腹部を刺激する。
そういえばお城に戻ってから、おトイレに行ってなかった。
(だめっ!)
ちょろろろろろっ
恐怖もあったのか、抵抗空しく少女の脚を小水が伝う。
ああ、こんな男の前で失禁してしまうなんて……!
このまま消えてしまいたいくらいの羞恥と絶望が、フェリシアに涙を流させる。
「……はっ、汚い女だ。
萎えた」
「どうせ明日までの命だ。
せいぜい、最後の夜を楽しむんだな」
からん
「…………え?」
何がテンガの欲望を削いだのか、張り型を放り投げ地下牢を出ていくテンガ。
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