もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

精霊さん、いらっしゃ~い

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「ムク、どうしたのこの子達?」

「メェ~……メメェ~」
『精霊樹と精霊王達が弱ってたでしょ~。野良精霊達にも影響があって、そんな時、このダンジョンが出来て、魔力が満ちてるここにふらふらと集まって来たんだって。
でも、魔力が満ちてても、ここじゃいまいち魔力の吸収出来なくて、しかもここで眠りについたら居なくなった子がいくつもいたんだって。
もしかしたら、精霊自体がダンジョンに吸収されてるのかも?
だから、ふらふらとこのダンジョン内をさ迷ってるか、この子達はわりと相性のいい人が見つかって、仮契約して魔力を貰ってたんだけど、その人達、この階層で死んじゃったんだって。
この子達、土の精霊だから、水が多すぎて、土の魔力を吸えないし、ジャングル階層に戻ろうにも水に落ちれば弱っちゃうしで、木の上で動けなくなって固まってたんだって~』

「おおぅ…なら、ここでゆっくりお休みよ」
僕は、ドンと精霊樹の苗木を出した。

ハムスターの家族はゆるゆるとこっちを見たと思ったら、目を見開いて、皆で手を繋いでシュルンって消えた。
精霊樹に、ブドウのように4つが房になった実が出来た。

「じゃぁ、野良精霊?弱ってるような子が居て、回収に同意する子は回収していこうか!
わびすけともみじは狩りより、そっちを優先してくれる?
って、もみじは火の精霊だけど、ここ、水が多くて辛くない?かえでと交換する?
かえで、かえでは風だから、精霊探しは得意?協力してくれる?」

「わん♪」『ユズリハから魔力貰ってるから平気だけど、ユズリハと一緒にいる♪』
「にゃ!」『ふふん、アタクシにかかれば弱った精霊なんてすぐよ、すぐ!』

かえでが、シュタっと僕の頭からリーパーの頭に飛び移ると、代わりにもみじが僕の腕に飛び込んできた。

「にゃ♪にゃ、にゃぁー!!」
『この階層で他にいるか探してあげる♪精霊たち、集まれーー!!』
かえでが叫ぶと、何かフワっとしたもの、風の波みたいなのが広がっていった。

「メェ~…」『弱ってたら来れないだろうに…』
「にゃぁ?」『あら、確かに?』
「ワン?」『かえでが方向を示してくれれば、僕が一緒に迎えに行こうか?』
「にゃ!」『よし、わびすけ、進め!』
「ワン!」『助けに行くよ、待っててねぇ!』

かえでが、リーパーからわびすけの頭にシュタっと飛び降り、駆け出して行った。

そうしてる間に、ふらふらと小さな光る玉がいくつかこっちに向かってきていた。

「メェ!メェ!メェ?」
『よく来たね!頑張ったね!精霊樹で休んだらどうだい?』

ムクが声をかけると、ムクの回りを一周して、精霊樹に自ら向かって行く光の玉達。

シュルンシュルンと、小さな実が増えていく。

「メェ~…」『皆、弱ってるねぇ…』
しゅんとしたムクの隣に寄って行ったウェル。

「ね、ねぇ?もし、精霊が沢山来たら、1体ぐらい、俺と契約してくれる子は、いないかなぁ?」


もじもじと、そんなことを言い出した。
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