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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
海は広いな、おっきいな?!
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空の色が茜色から藍色になってきた。
僕達は焚き火を囲んでのんびりしていたら、リーが姿勢を正し、耳をピコピコ動かす。
「兄ちゃん、音が聞こえる」
「ん?」
ウェルが立ち上がって、その場でゆっくり1周すると、階段を背にして遠くを見つめる。
「うん。ブルーメ様、サーっていうか、一定のリズムで音が鳴ってる。撤退する?」
真剣な顔で、ばぁちゃんに尋ねるウェル。
「マジか。予想が当たっちまったか。
しかしまぁ、よく聞こえるね。アタシにゃさっぱりだよ。さすが獣人だ。
多分それは波の音だよ。予想通りなら、ここまで、ってか、階段ギリギリまでは来ないと思うんだがねぇ。
しかも、時計を確認していたんだがね、日が沈むまでが長いんだよ。これは、もしかすると夜が2~3日は続くかもしれない」
「「「???」」」
僕達は首をかしげる。
「まぁ、海を見るのは初めてだろう。もう少し待ってみよう」
そのまま焚き火を囲んで待っていたら、いつの間にか寝てしまい、ザー…ザー…キャハハハ…という音が聞こえてきて目が覚めると、辺りは真っ暗だった。
「ああ、ユズリハ、起きたかい。月が登ってきたよ。そして、海も近づいてきたが、やっぱりここまでは来ないようだ。リー達は遊んでるよ」
ばぁちゃんが、顎で指し示した方を見ると
大きな満月が、一面の真っ黒な水の上にキラキラした光の道を作り、ウェルとリーが走り回っているシルエットを浮かび上がらせている。
「ばぁちゃん…海ってめっちゃ綺麗だ…でも、綺麗すぎて怖いかも…」
その光景を見つめたまま、思わずつぶやいた。
「ああ、そうだね、その感覚は間違っちゃいないよ。海は恵みが大きい。でもその分、本当に怖いんだよ
ちゃんと心に刻んどきな」
ばぁちゃんが隣に来て、僕の頭をわしわしなでる。
「アタシの予想通りなら、この海の水は夜が明けるまで引かないよ。
この夜がどのくらい続くかだ。
まぁ、海は渡れなくもないがねぇ…
これも予想だが…
階段は水没してるだろう。
夜の間は、これより下の階層自体が水の中だろう。アタシらには進めないよ」
ばぁちゃんが、僕にお茶を渡しながら言う。
「じゃぁ、夜の間はここで待機?」
お茶を受け取りながら聞いてみると
「それも考えたんだがねぇ。
アタシらには水の精霊がいるじゃなか。
どうだい、ユズリハ。松雪と侘助、2匹に下まで行って見てきてもらわないかい?」
ばぁちゃんが、ニヤっと凶悪な顔で笑いながら言う。
***********
ファンタジー大賞終わりました。
読んでくださった皆様、投票してくださった皆様、本当にありがとうございます。
1日2作品の投稿が作者のキャパを越えることが判明。
こちらの作品が滞りがちになり申し訳ないです。
ゆっくりとではありますが書いていく所存ですので、見捨てずにお待ち頂けたら幸いです。
どうぞこれからも、ユズリハ達ののんびり冒険にお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。
犬丸 大福
僕達は焚き火を囲んでのんびりしていたら、リーが姿勢を正し、耳をピコピコ動かす。
「兄ちゃん、音が聞こえる」
「ん?」
ウェルが立ち上がって、その場でゆっくり1周すると、階段を背にして遠くを見つめる。
「うん。ブルーメ様、サーっていうか、一定のリズムで音が鳴ってる。撤退する?」
真剣な顔で、ばぁちゃんに尋ねるウェル。
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しかしまぁ、よく聞こえるね。アタシにゃさっぱりだよ。さすが獣人だ。
多分それは波の音だよ。予想通りなら、ここまで、ってか、階段ギリギリまでは来ないと思うんだがねぇ。
しかも、時計を確認していたんだがね、日が沈むまでが長いんだよ。これは、もしかすると夜が2~3日は続くかもしれない」
「「「???」」」
僕達は首をかしげる。
「まぁ、海を見るのは初めてだろう。もう少し待ってみよう」
そのまま焚き火を囲んで待っていたら、いつの間にか寝てしまい、ザー…ザー…キャハハハ…という音が聞こえてきて目が覚めると、辺りは真っ暗だった。
「ああ、ユズリハ、起きたかい。月が登ってきたよ。そして、海も近づいてきたが、やっぱりここまでは来ないようだ。リー達は遊んでるよ」
ばぁちゃんが、顎で指し示した方を見ると
大きな満月が、一面の真っ黒な水の上にキラキラした光の道を作り、ウェルとリーが走り回っているシルエットを浮かび上がらせている。
「ばぁちゃん…海ってめっちゃ綺麗だ…でも、綺麗すぎて怖いかも…」
その光景を見つめたまま、思わずつぶやいた。
「ああ、そうだね、その感覚は間違っちゃいないよ。海は恵みが大きい。でもその分、本当に怖いんだよ
ちゃんと心に刻んどきな」
ばぁちゃんが隣に来て、僕の頭をわしわしなでる。
「アタシの予想通りなら、この海の水は夜が明けるまで引かないよ。
この夜がどのくらい続くかだ。
まぁ、海は渡れなくもないがねぇ…
これも予想だが…
階段は水没してるだろう。
夜の間は、これより下の階層自体が水の中だろう。アタシらには進めないよ」
ばぁちゃんが、僕にお茶を渡しながら言う。
「じゃぁ、夜の間はここで待機?」
お茶を受け取りながら聞いてみると
「それも考えたんだがねぇ。
アタシらには水の精霊がいるじゃなか。
どうだい、ユズリハ。松雪と侘助、2匹に下まで行って見てきてもらわないかい?」
ばぁちゃんが、ニヤっと凶悪な顔で笑いながら言う。
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1日2作品の投稿が作者のキャパを越えることが判明。
こちらの作品が滞りがちになり申し訳ないです。
ゆっくりとではありますが書いていく所存ですので、見捨てずにお待ち頂けたら幸いです。
どうぞこれからも、ユズリハ達ののんびり冒険にお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。
犬丸 大福
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