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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
箱の中身はなんだろな♪ 4
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もみじも器用にロックを解除、宝箱の中身は
「わん?」『キラキラした水?』
灯りの魔道具を照らして皆で見たけど良くわからない。
「なぁんか、小魚が沢山泳いでるようにも見えるねぇ?
仕方ない、このまま持ち帰って、ダンジョンを出てからだね。紅葉、預かるよ」
ばぁちゃんがそそくさと収納する。
「んにゃ♪」『次はアタクシね♪』
かえでも、うっきうっきでロックを解除する。
「んっにゃ!」『最大のハズレ、こい!』
開けてみると、極彩色の大きな羽が一枚入っていた。
「「「海で、鳥の羽?」」」
僕とウェルとばぁちゃんが首をかしげていたら
「にゃーーー!」『アタクシの羽よーーーー!』
かえでが大喜びで咥えようとしたら
「触るな!捨てろ!」
ヴァンが大声で怒ったようにかえでを止めた。
「楓、一旦落ち着いてユズリハの元に戻りな。ヴァン?この羽、何かわかるのかい?」
ヴァンの慌てっぷりをみて、ばぁちゃんもかえでに触らせないようにする。
にゃ?と言いながらも、かえでは僕の頭の上に戻ってきた。
「前に海上で日向ぼっこしてたら、翼の生えた人間が来てさ。暇潰しに少し話したんだけど、すんっっっっっごくねちねちしつこいて、ニヤニヤ笑いが嫌な感じでさぁ、もうしゃべりたくねぇ、と思って海中に戻ったんだよな。
そいつが海に潜るままえ〝お前は俺のもんだ!〞とか叫んで羽を一枚落としたんだよ。
その羽に似てる」
すっごく嫌な顔したヴァンが、宝箱ごと砂をかけて埋めようとしている。
「…もしや飛翼人の羽じゃないかね?
楓、お前ってヤツは…うん。触らぬ神に祟りなしだ、埋めよう。
魔力の痕跡も残さないように、手で埋めよう」
ばぁちゃんがスコップを取り出すと、ウェルが受け取り穴を堀始めるけど
「砂、堀りづれぇ!!」
ウェルが掘ったそばから崩れてくる。
「んーーー、すまんがヴァン、この宝箱、そのまま蓋を閉めて、お前が寝てた場所に捨ててきてくれないかい?
ミッチミッチに砂を入れて、魔力結晶の下敷きにすれば、浮かび上がっても来ないんじゃないかな?」
ばぁちゃんの提案に
「アイツになんざ二度と関わりたくない。よし、捨ててくる!
お前達、俺様が帰ってくるまで何処にも行くなよ!!」
ウェルがスコップでミッチミッチに砂を入れてから蓋をした宝箱を抱えたヴァンが、僕達をビシっと指差してから海に入っていく。
「もちろん!他の宝箱開けながら待ってるよ!」
僕が手を振りながら見送ると
「「早く帰って来てねぇ!」」
ウェルとリーも手を振って送り出す。
「ヴァンにしか出来ない事だよ!きっちりしっかり頼んだよ!」
ばぁちゃんが念を押す。
「任せろ!!」
そう叫んで海に消えたヴァン。
「よし!次は松雪と侘助、それから桜子達のも開けようか!」
ばぁちゃんが一瞬で切り替えてくる。
「わっふ♪」「わん♪」
松雪とわびすけも尻尾を振って楽しそうだ。
皆で宝箱の前に集まり直し、順番に開けていく。
松雪と桜子の選んだ宝箱、入っていたのはTHEお宝、金のインゴットと拳大の宝石の原石が。
これに子供軍団は、逆に触って良いのかオロオロしてしまい、ばぁちゃんが早々に回収した。
わびすけは、体力増加の指輪。
うん、僕と一緒の地味さ加減で、なんか皆で安心してしまった。
「探索者にはありがたい品のはずなんだがねぇ?」
ばぁちゃんも苦笑いだ。
そして栗之助。
なんと、収納ペンダントが出た。
「栗之助!!お手柄だよ!これはウェルに渡しておこうと思うが皆良いかい?」
「「いーよー」」
「おおおおお、オレ?!!」
ばぁちゃんの言葉に僕とリーはすかさず承諾。逆にウェルが戸惑っていた。
「リーとウェルが何か見つける率は高そうだし、回収して後でアタシにまとめて聞くのに良いだろう?
それから兄妹2人の持ち物、ウェルが管理するのも覚えたほうがいいだろう。
ああ、さっきリーが当てた真珠の宝飾品もウェルが管理しな」
そう言って、ばぁちゃんが真珠の宝飾品もまとめてウェルの腕に押し付ける。
「責任も覚えるんだよ!!」
かっかっかっとばぁちゃんが笑い、ウェルは真剣な顔で腕の中を見つめていた。
「わん?」『キラキラした水?』
灯りの魔道具を照らして皆で見たけど良くわからない。
「なぁんか、小魚が沢山泳いでるようにも見えるねぇ?
仕方ない、このまま持ち帰って、ダンジョンを出てからだね。紅葉、預かるよ」
ばぁちゃんがそそくさと収納する。
「んにゃ♪」『次はアタクシね♪』
かえでも、うっきうっきでロックを解除する。
「んっにゃ!」『最大のハズレ、こい!』
開けてみると、極彩色の大きな羽が一枚入っていた。
「「「海で、鳥の羽?」」」
僕とウェルとばぁちゃんが首をかしげていたら
「にゃーーー!」『アタクシの羽よーーーー!』
かえでが大喜びで咥えようとしたら
「触るな!捨てろ!」
ヴァンが大声で怒ったようにかえでを止めた。
「楓、一旦落ち着いてユズリハの元に戻りな。ヴァン?この羽、何かわかるのかい?」
ヴァンの慌てっぷりをみて、ばぁちゃんもかえでに触らせないようにする。
にゃ?と言いながらも、かえでは僕の頭の上に戻ってきた。
「前に海上で日向ぼっこしてたら、翼の生えた人間が来てさ。暇潰しに少し話したんだけど、すんっっっっっごくねちねちしつこいて、ニヤニヤ笑いが嫌な感じでさぁ、もうしゃべりたくねぇ、と思って海中に戻ったんだよな。
そいつが海に潜るままえ〝お前は俺のもんだ!〞とか叫んで羽を一枚落としたんだよ。
その羽に似てる」
すっごく嫌な顔したヴァンが、宝箱ごと砂をかけて埋めようとしている。
「…もしや飛翼人の羽じゃないかね?
楓、お前ってヤツは…うん。触らぬ神に祟りなしだ、埋めよう。
魔力の痕跡も残さないように、手で埋めよう」
ばぁちゃんがスコップを取り出すと、ウェルが受け取り穴を堀始めるけど
「砂、堀りづれぇ!!」
ウェルが掘ったそばから崩れてくる。
「んーーー、すまんがヴァン、この宝箱、そのまま蓋を閉めて、お前が寝てた場所に捨ててきてくれないかい?
ミッチミッチに砂を入れて、魔力結晶の下敷きにすれば、浮かび上がっても来ないんじゃないかな?」
ばぁちゃんの提案に
「アイツになんざ二度と関わりたくない。よし、捨ててくる!
お前達、俺様が帰ってくるまで何処にも行くなよ!!」
ウェルがスコップでミッチミッチに砂を入れてから蓋をした宝箱を抱えたヴァンが、僕達をビシっと指差してから海に入っていく。
「もちろん!他の宝箱開けながら待ってるよ!」
僕が手を振りながら見送ると
「「早く帰って来てねぇ!」」
ウェルとリーも手を振って送り出す。
「ヴァンにしか出来ない事だよ!きっちりしっかり頼んだよ!」
ばぁちゃんが念を押す。
「任せろ!!」
そう叫んで海に消えたヴァン。
「よし!次は松雪と侘助、それから桜子達のも開けようか!」
ばぁちゃんが一瞬で切り替えてくる。
「わっふ♪」「わん♪」
松雪とわびすけも尻尾を振って楽しそうだ。
皆で宝箱の前に集まり直し、順番に開けていく。
松雪と桜子の選んだ宝箱、入っていたのはTHEお宝、金のインゴットと拳大の宝石の原石が。
これに子供軍団は、逆に触って良いのかオロオロしてしまい、ばぁちゃんが早々に回収した。
わびすけは、体力増加の指輪。
うん、僕と一緒の地味さ加減で、なんか皆で安心してしまった。
「探索者にはありがたい品のはずなんだがねぇ?」
ばぁちゃんも苦笑いだ。
そして栗之助。
なんと、収納ペンダントが出た。
「栗之助!!お手柄だよ!これはウェルに渡しておこうと思うが皆良いかい?」
「「いーよー」」
「おおおおお、オレ?!!」
ばぁちゃんの言葉に僕とリーはすかさず承諾。逆にウェルが戸惑っていた。
「リーとウェルが何か見つける率は高そうだし、回収して後でアタシにまとめて聞くのに良いだろう?
それから兄妹2人の持ち物、ウェルが管理するのも覚えたほうがいいだろう。
ああ、さっきリーが当てた真珠の宝飾品もウェルが管理しな」
そう言って、ばぁちゃんが真珠の宝飾品もまとめてウェルの腕に押し付ける。
「責任も覚えるんだよ!!」
かっかっかっとばぁちゃんが笑い、ウェルは真剣な顔で腕の中を見つめていた。
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