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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
出来ないことは覚えるのだ!
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そして、30頭以上いた巨大猿達の引き取り金額は後日、ということになり、タチバナさんがまだ来ていないこともあって、ばぁちゃんは「これも引き取っちゃくれないかい?」と、虫類も半分、卸していた。
「ジャングルゾーンのタランチュラじゃないか!
しかもこっちは砂漠ゾーンのサソリと蟻地獄?!ほとんど誰も狩って来たこたぁねぇシロモンだ!!オイオイオイオイ、大王、アンタ本当に規格外だな?!
野郎共!こいつぁ忙しくなるぞ!!!」
「「「「おおぉぉぉ!!!!」」」」
虫は虫で用途があるらしく、クマおじさんは大喜びで引き取った。
「ッチ。アタシが虫が好きじゃないから軽い嫌がらせになるかと思ったのに。喜ばれちまった。
やっぱりタチバナにだけ卸すんだったかね?」
ばぁちゃんが舌打ちしてる。
いやなんで、クマおじさんに嫌がらせするのさ?
「あんなに可愛かった泣き虫ちびクマがあんなにムサくてデカクなっちまったら、なんかモヤモヤするじゃないか。ちょっとした憂さ晴らしだよ。
さて、タチバナは来たかね?タチバナに虫の話もしなきゃなぁ。悪いことしちまった。
まぁ、まだカエルとワニと宝箱があるから良いか」
ばぁちゃんと僕が話していたら
「宝箱だと?!大王!!何が出たんだ?!」
クマおじさんが急に振り返って叫んだ。ギュインって、首がこっちを向いた、びっくりしたよ!
「あぁん?クマには卸さんよ。
宝箱が出たら、是非センバ商会に、って。これはタチバナとの約束だから譲れないねぇ。
あんなに甲斐甲斐しく世話してくれるタチバナを裏切れるか」
ばぁちゃんが、仁王立ちでフンっと鼻であしらったら
「感激でございます、ブルーメさまぁ!!!」
「お待たせ致しました!」
タチバナさんがシュタっとやって来てばぁちゃんの手を取りブンブン振る隣で、カヤさんは綺麗なお辞儀をしている。
「タチバナ、まずは落ち着きな!カヤまですまないね。
おいクマ!金額はいつ頃わかりそうだい?アタシらは1週間位で出立したいんだがね!」
ばぁちゃんは、バシっとタチバナさんの手を払いのけてクマおじさんに聞く。
「1週間?!なんでそんなに早いんだよ?!
ジャイアントモンキーのタグプレートの確認もあんだぞ?!1ヶ月は見てくれ!!」
「タグプレートは後でそっちでゆっくり確認すりゃいいじゃないか。獲物の金額だけ寄越しな」
「んな?!タグプレート発見時の報償金、要らねぇってか?!」
「は?そんなもんが出るのかい?」
「じゃなきゃ普通、回収してこないだろうが?」
「あーー、そう言うもんかい?
んー、今回の獲物でだいぶ金は貯まると思うんだよなぁ。
1ヶ月。1ヶ月ここで待機…
なぁ、皆?
タグプレートの報償金は残された家族に渡してやっても良いかね?」
ばぁちゃんが僕達を見回して尋ねてくる。
うーん、1ヶ月。ダンジョンに籠ったら?
「なんか、ダンジョンの獲物を狩り尽くしそうで怖いんだよ」
ばぁちゃんは苦笑いだ。
あーー、確かに。わびすけ達もだけど、リーもヴァンもはっちゃけそう。
「オレは良いと思う。残された家族が居るならその人にお金あげるの。
代わりと言っちゃなんだけど、オレのお願い聞いて貰えないかなぁ。オレ、何にもしてないけど…」
ウェルが最後はボソボソと尻つぼみになりながら、ばぁちゃんにお願いする。
「おや、どうした?」
ばぁちゃんがウェルに向き合う。
「オレさぁ、解体覚えたい。
今回いろいろ狩ったけど、結局普通の鳥しかさばけなくて、食えなかった。
これからも、何か狩ってもさばけなきゃ食えないだろう?だから、覚えたい」
ウェルはばぁちゃんに向かって真っ直ぐにお願いする。
「良く言ったよ、ウェル!!皆のことを良く見て考えてくれる、なんて良い子なんだ!
ウェルが覚えてくれたらこっちは大助かりだ。
クマ!報償金の代わりにウェルに解体の技術を教えちゃくれないかい?!
ウェルがさばく練習のための獲物は、こっちで提供しよう!
しかも、講師がさばいた獲物は、教育費としてそっちで受け取ってかまわない。
ウェルがさばいたもんはアタシらで食おう。
どうだい、クマ!」
ばぁちゃんがウェルをぎゅうぎゅう抱き締めながらクマおじさんに向かって叫ぶ。
けど。
「あーー、平時なら大歓迎なんだが…」
後ろにいた職員さんも皆目をそらす。
「大王が卸したもんを処理しなきゃならねぇ。しかもアンタら1週間位で出立したいんだろう?
こちとらいっぱいいっぱいだ。丁寧になんて、多分、教えてやれねぇ…」
頬を掻きながら、クマおじさんが申し訳なさそうに言う。
「では、センバ商会でお教え致します!」
ビシっと手を上げたタチバナさん、一歩前に出て宣言する。
「私共センバ商会は、そもそも隣の大陸、魔の森出身の商会です。
魔獣の解体も自身の商会で行って来ておりましたので、ある程度の物はさばく技術がございますれば!」
「助かるよ、タチバナ!」
「じゃ、じゃぁ僕も!フエゴさん、食堂に居るよね?料理教えてくれないかな!
ね、ばぁちゃん!茄子の蒲焼き丼食べたいって言ってたよね!僕、覚えるよ!!」
僕もぴょんと跳び跳ねて手を上げる。
「なんて、なんて、良い子達なんだい…」
ばぁちゃんが僕も一緒に抱き締める。
「じゃぁリーは?リーは、何を覚える?!」
リーもばぁちゃんに抱きついてくる。
「うむ、俺様も覚えてやろうぞ!さぁ、遠慮なく言うがいい!」
ヴァンもそう言って、僕の服を引っ張ってくる。
「ああ、皆で出来ないことを覚えようじゃないか!よし、さっさとずらかるよ!タチバナ、カヤ!宿に案内おし!」
「「ハイ!!ご案内致します!」」
タチバナさんとカヤさんが笑顔で揃って綺麗なお辞儀をした。
「ジャングルゾーンのタランチュラじゃないか!
しかもこっちは砂漠ゾーンのサソリと蟻地獄?!ほとんど誰も狩って来たこたぁねぇシロモンだ!!オイオイオイオイ、大王、アンタ本当に規格外だな?!
野郎共!こいつぁ忙しくなるぞ!!!」
「「「「おおぉぉぉ!!!!」」」」
虫は虫で用途があるらしく、クマおじさんは大喜びで引き取った。
「ッチ。アタシが虫が好きじゃないから軽い嫌がらせになるかと思ったのに。喜ばれちまった。
やっぱりタチバナにだけ卸すんだったかね?」
ばぁちゃんが舌打ちしてる。
いやなんで、クマおじさんに嫌がらせするのさ?
「あんなに可愛かった泣き虫ちびクマがあんなにムサくてデカクなっちまったら、なんかモヤモヤするじゃないか。ちょっとした憂さ晴らしだよ。
さて、タチバナは来たかね?タチバナに虫の話もしなきゃなぁ。悪いことしちまった。
まぁ、まだカエルとワニと宝箱があるから良いか」
ばぁちゃんと僕が話していたら
「宝箱だと?!大王!!何が出たんだ?!」
クマおじさんが急に振り返って叫んだ。ギュインって、首がこっちを向いた、びっくりしたよ!
「あぁん?クマには卸さんよ。
宝箱が出たら、是非センバ商会に、って。これはタチバナとの約束だから譲れないねぇ。
あんなに甲斐甲斐しく世話してくれるタチバナを裏切れるか」
ばぁちゃんが、仁王立ちでフンっと鼻であしらったら
「感激でございます、ブルーメさまぁ!!!」
「お待たせ致しました!」
タチバナさんがシュタっとやって来てばぁちゃんの手を取りブンブン振る隣で、カヤさんは綺麗なお辞儀をしている。
「タチバナ、まずは落ち着きな!カヤまですまないね。
おいクマ!金額はいつ頃わかりそうだい?アタシらは1週間位で出立したいんだがね!」
ばぁちゃんは、バシっとタチバナさんの手を払いのけてクマおじさんに聞く。
「1週間?!なんでそんなに早いんだよ?!
ジャイアントモンキーのタグプレートの確認もあんだぞ?!1ヶ月は見てくれ!!」
「タグプレートは後でそっちでゆっくり確認すりゃいいじゃないか。獲物の金額だけ寄越しな」
「んな?!タグプレート発見時の報償金、要らねぇってか?!」
「は?そんなもんが出るのかい?」
「じゃなきゃ普通、回収してこないだろうが?」
「あーー、そう言うもんかい?
んー、今回の獲物でだいぶ金は貯まると思うんだよなぁ。
1ヶ月。1ヶ月ここで待機…
なぁ、皆?
タグプレートの報償金は残された家族に渡してやっても良いかね?」
ばぁちゃんが僕達を見回して尋ねてくる。
うーん、1ヶ月。ダンジョンに籠ったら?
「なんか、ダンジョンの獲物を狩り尽くしそうで怖いんだよ」
ばぁちゃんは苦笑いだ。
あーー、確かに。わびすけ達もだけど、リーもヴァンもはっちゃけそう。
「オレは良いと思う。残された家族が居るならその人にお金あげるの。
代わりと言っちゃなんだけど、オレのお願い聞いて貰えないかなぁ。オレ、何にもしてないけど…」
ウェルが最後はボソボソと尻つぼみになりながら、ばぁちゃんにお願いする。
「おや、どうした?」
ばぁちゃんがウェルに向き合う。
「オレさぁ、解体覚えたい。
今回いろいろ狩ったけど、結局普通の鳥しかさばけなくて、食えなかった。
これからも、何か狩ってもさばけなきゃ食えないだろう?だから、覚えたい」
ウェルはばぁちゃんに向かって真っ直ぐにお願いする。
「良く言ったよ、ウェル!!皆のことを良く見て考えてくれる、なんて良い子なんだ!
ウェルが覚えてくれたらこっちは大助かりだ。
クマ!報償金の代わりにウェルに解体の技術を教えちゃくれないかい?!
ウェルがさばく練習のための獲物は、こっちで提供しよう!
しかも、講師がさばいた獲物は、教育費としてそっちで受け取ってかまわない。
ウェルがさばいたもんはアタシらで食おう。
どうだい、クマ!」
ばぁちゃんがウェルをぎゅうぎゅう抱き締めながらクマおじさんに向かって叫ぶ。
けど。
「あーー、平時なら大歓迎なんだが…」
後ろにいた職員さんも皆目をそらす。
「大王が卸したもんを処理しなきゃならねぇ。しかもアンタら1週間位で出立したいんだろう?
こちとらいっぱいいっぱいだ。丁寧になんて、多分、教えてやれねぇ…」
頬を掻きながら、クマおじさんが申し訳なさそうに言う。
「では、センバ商会でお教え致します!」
ビシっと手を上げたタチバナさん、一歩前に出て宣言する。
「私共センバ商会は、そもそも隣の大陸、魔の森出身の商会です。
魔獣の解体も自身の商会で行って来ておりましたので、ある程度の物はさばく技術がございますれば!」
「助かるよ、タチバナ!」
「じゃ、じゃぁ僕も!フエゴさん、食堂に居るよね?料理教えてくれないかな!
ね、ばぁちゃん!茄子の蒲焼き丼食べたいって言ってたよね!僕、覚えるよ!!」
僕もぴょんと跳び跳ねて手を上げる。
「なんて、なんて、良い子達なんだい…」
ばぁちゃんが僕も一緒に抱き締める。
「じゃぁリーは?リーは、何を覚える?!」
リーもばぁちゃんに抱きついてくる。
「うむ、俺様も覚えてやろうぞ!さぁ、遠慮なく言うがいい!」
ヴァンもそう言って、僕の服を引っ張ってくる。
「ああ、皆で出来ないことを覚えようじゃないか!よし、さっさとずらかるよ!タチバナ、カヤ!宿に案内おし!」
「「ハイ!!ご案内致します!」」
タチバナさんとカヤさんが笑顔で揃って綺麗なお辞儀をした。
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