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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
巨大猿と野次馬
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クマおじさんと一緒に大きな倉庫へ向かう。
ギルマスであるクマおじさんと子供連れが倉庫に入っていくと言うので、職員達も、なんだなんだ?と群がって来た。
「ずいぶんと野次馬が多いようだが、ここにどーんと出していいかい?」
ばぁちゃんが苦笑いしながら言うと
「ああ、未だにわかってない職員達にも大王の実力を見せつけた方が良いだろう?」
ニヤっと凶悪な顔で笑うクマおじさん。
クマおじさんも悪巧みの顔、出来たんだね!
「あぁ、そういうことかい。んじゃ出すよ。巨大猿、ああ、ジャイアントモンキーって言うか。群れで狩ってきたよ」
そう言ってばぁちゃんがペンダントを掲げると、クマおじさんの目の前に、どどどどーーーーんと猿の山が出来た。
「「「「ッッッッッッッッ?!!!」」」」
クマおじさんも、後ろの野次馬の皆さんも一斉に息を飲んだ。
「そんで、コイツがこの群れのボスだ」
その山の中から一頭、水球に入った状態でふよふよ浮かばせて、クマおじさんと野次馬の皆さんの間まで運ぶと、バチンと水球が弾けて、巨大猿が仰向けに横たわった。
「首や足首や手首にいくつもタグプレートがあるだろう?
群れの中での強さを誇示してたんじゃないかね?
んで、それを真似したんだろう、他に何匹か足首や手首にタグプレートをしている猿がいたから、群れそのものを狩ってきたよ。
残しておいたら、やり方を継承して新たな群れを作る可能性があるだろう?
タグプレートはそっちで探して、適切に処理しとくれ。
って、この量じゃ、途中で腐敗が始まっちまうか?1匹づつ凍らせておくかい?」
ばぁちゃんがクマおじさんに提案する。
「これ、まとめてじゃなくて1匹づついけるのか?!そりゃ目茶苦茶助かる!!頼む!やってくれ」
クマおじさんは驚愕の表情でばぁちゃんを見たあと、懇願する。
「おうよ。ただ、この状態で凍らせたら、上から滑り落ちて来ないか?!アタシらが危ないね?
桜子!あぁいや、ユズリハ、楓の練習も兼ねて、この山の猿をここに並べるんだ。出来るね?」
ばぁちゃんが僕の頭を撫でながら言うから
「もちろん!かえで!練習の成果を皆に見せちゃおう!」
「にゃ!!」『もちろん、アタクシの凄さにひれ伏すが良いわ!!』
かえでもノリノリで猿に風を当てて吹き飛ばしちゃうから、「うわぁ!!」「ぎゃぁ!」「ウソォ?!」とかちょっとした悲鳴が上がったけど、その後、ちゃんと並べて地面におろしたよ。失礼な。僕達だってちゃんと出来るのにね!
「ユズリハに楓!良くできた!
じゃぁ、次は侘助、1匹づつ凍らせとくれ。ユズリハ、魔力は大丈夫だね?」
「うん!全然平気!わびすけ、君の実力も見せちゃおう!」
「ワン!!」『ユズリハの凄さにびっくりすればいいんだよ!』
わびすけもちゃんと凍らせた。
そしたら職員の1人が自分の目の前にある猿を触って「ホントだ…」って呟くから、職員達も皆わらわらと猿に群がって行く。
「ふむ、凍らせるなら俺様だって出来たんだぞ?」
ヴァンがちょっと不貞腐れてる。
「ヴァンは俺らの秘密兵器だろう?、手の内は全部晒しちゃダメだ。ヴァンは奥の手だよ!」
ウェルが口に人差し指を当てて、しー、って仕草をしながらヴァンに言い聞かせると
「そうそう、ウェル、良いこと言うねぇ!ヴァンは影の正義の味方だもんな、実力を表で出してバレたらまずいだろ?」
ばぁちゃんもノリノリでウェルの意見に乗っかる。
「そ、そうか!俺様は影の正義の味方だったな!!裏で皆を救うんだったな!よしよし、それなら仕方がないな!」
ふんすと胸を張るヴァンに、職員の皆さんも温かい目を向けている。
「ユズリハ、お前も本当に一流の精霊遣いだったんだな…」
若干引き気味のクマおじさん。
「なんだいクマ、アタシの言うこと疑ってたのかい?!」
ばぁちゃんがクマおじさんに食ってかかる。
「いやいやいや、将来のだと思ってたんだよ!まだ子供だぞ?!修行中だと思うだろう!」
両手と顔を横に振りながら、ばぁちゃんの怒りをかわそうと必死のクマおじさん。
「うん!僕、まだまだ修行中だよ!わびすけ達も、もっともっと凄くなるんだから!!ね!皆!」
僕がそう言うと、わびすけ達が皆出てきて
「ワン!」「にゃ!」「メェ!」「わん!」『『『『もちろん!』』』』
と僕を囲んでもみくちゃにしてくる。
「「「「4精霊…?!!」」」」
職員さん達が驚いてたけど、僕は全く気にしてなかった。
だって目の前の僕のもふもふを堪能してたからね!!
ギルマスであるクマおじさんと子供連れが倉庫に入っていくと言うので、職員達も、なんだなんだ?と群がって来た。
「ずいぶんと野次馬が多いようだが、ここにどーんと出していいかい?」
ばぁちゃんが苦笑いしながら言うと
「ああ、未だにわかってない職員達にも大王の実力を見せつけた方が良いだろう?」
ニヤっと凶悪な顔で笑うクマおじさん。
クマおじさんも悪巧みの顔、出来たんだね!
「あぁ、そういうことかい。んじゃ出すよ。巨大猿、ああ、ジャイアントモンキーって言うか。群れで狩ってきたよ」
そう言ってばぁちゃんがペンダントを掲げると、クマおじさんの目の前に、どどどどーーーーんと猿の山が出来た。
「「「「ッッッッッッッッ?!!!」」」」
クマおじさんも、後ろの野次馬の皆さんも一斉に息を飲んだ。
「そんで、コイツがこの群れのボスだ」
その山の中から一頭、水球に入った状態でふよふよ浮かばせて、クマおじさんと野次馬の皆さんの間まで運ぶと、バチンと水球が弾けて、巨大猿が仰向けに横たわった。
「首や足首や手首にいくつもタグプレートがあるだろう?
群れの中での強さを誇示してたんじゃないかね?
んで、それを真似したんだろう、他に何匹か足首や手首にタグプレートをしている猿がいたから、群れそのものを狩ってきたよ。
残しておいたら、やり方を継承して新たな群れを作る可能性があるだろう?
タグプレートはそっちで探して、適切に処理しとくれ。
って、この量じゃ、途中で腐敗が始まっちまうか?1匹づつ凍らせておくかい?」
ばぁちゃんがクマおじさんに提案する。
「これ、まとめてじゃなくて1匹づついけるのか?!そりゃ目茶苦茶助かる!!頼む!やってくれ」
クマおじさんは驚愕の表情でばぁちゃんを見たあと、懇願する。
「おうよ。ただ、この状態で凍らせたら、上から滑り落ちて来ないか?!アタシらが危ないね?
桜子!あぁいや、ユズリハ、楓の練習も兼ねて、この山の猿をここに並べるんだ。出来るね?」
ばぁちゃんが僕の頭を撫でながら言うから
「もちろん!かえで!練習の成果を皆に見せちゃおう!」
「にゃ!!」『もちろん、アタクシの凄さにひれ伏すが良いわ!!』
かえでもノリノリで猿に風を当てて吹き飛ばしちゃうから、「うわぁ!!」「ぎゃぁ!」「ウソォ?!」とかちょっとした悲鳴が上がったけど、その後、ちゃんと並べて地面におろしたよ。失礼な。僕達だってちゃんと出来るのにね!
「ユズリハに楓!良くできた!
じゃぁ、次は侘助、1匹づつ凍らせとくれ。ユズリハ、魔力は大丈夫だね?」
「うん!全然平気!わびすけ、君の実力も見せちゃおう!」
「ワン!!」『ユズリハの凄さにびっくりすればいいんだよ!』
わびすけもちゃんと凍らせた。
そしたら職員の1人が自分の目の前にある猿を触って「ホントだ…」って呟くから、職員達も皆わらわらと猿に群がって行く。
「ふむ、凍らせるなら俺様だって出来たんだぞ?」
ヴァンがちょっと不貞腐れてる。
「ヴァンは俺らの秘密兵器だろう?、手の内は全部晒しちゃダメだ。ヴァンは奥の手だよ!」
ウェルが口に人差し指を当てて、しー、って仕草をしながらヴァンに言い聞かせると
「そうそう、ウェル、良いこと言うねぇ!ヴァンは影の正義の味方だもんな、実力を表で出してバレたらまずいだろ?」
ばぁちゃんもノリノリでウェルの意見に乗っかる。
「そ、そうか!俺様は影の正義の味方だったな!!裏で皆を救うんだったな!よしよし、それなら仕方がないな!」
ふんすと胸を張るヴァンに、職員の皆さんも温かい目を向けている。
「ユズリハ、お前も本当に一流の精霊遣いだったんだな…」
若干引き気味のクマおじさん。
「なんだいクマ、アタシの言うこと疑ってたのかい?!」
ばぁちゃんがクマおじさんに食ってかかる。
「いやいやいや、将来のだと思ってたんだよ!まだ子供だぞ?!修行中だと思うだろう!」
両手と顔を横に振りながら、ばぁちゃんの怒りをかわそうと必死のクマおじさん。
「うん!僕、まだまだ修行中だよ!わびすけ達も、もっともっと凄くなるんだから!!ね!皆!」
僕がそう言うと、わびすけ達が皆出てきて
「ワン!」「にゃ!」「メェ!」「わん!」『『『『もちろん!』』』』
と僕を囲んでもみくちゃにしてくる。
「「「「4精霊…?!!」」」」
職員さん達が驚いてたけど、僕は全く気にしてなかった。
だって目の前の僕のもふもふを堪能してたからね!!
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