もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

文字の大きさ
140 / 190
道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

チョロいのはヴァン。え、僕も?

しおりを挟む
ばぁちゃんは
「自分で作ったもんなら自慢でもなんでもすりゃいいが、こりゃ栗之助が作ったんだろう?却下だ」
そう言って、巨大なヴァンの像を容赦なく崩した。

「ぬおぉぉぉぉお?!!!」
ヴァンは頭を抱えて叫んでいる。

「ヴァン、栗之助が作ったのを自分で作ったみたいにするのは、正義の味方のすることじゃないよ?
僕はヴァンは作ったのが見たいなぁ!」
頭を抱えてるヴァンの隣、握り拳で応援する。

「そ、そうか!俺様は正義の味方!作品の横取りは良くないということか!
よし、ユズリハ!今度こそ俺様の超大作を見せてやるからな!!楽しみに待ってろよ!」
ヴァンはあっさり立ち直り、「よぉぉぉし、いっくぞぉ!」と腕をぐるぐると回している。

「お昼ごはん作って待ってるからね!
ヴァンの個人的大作が出来たら、デザートにご褒美チョコも食べようね!」
僕は大声で声援を送る。

「おおぉぉ!!俺様のごはんとご褒美ちょこ!待ってろよ!!」
ヴァンは拳を突き上げ気合いを入れると、「とりゃぁ!」と叫んで地面に両手をつく。

すると、うねうねと地面が動き始めた。ちょっと、怖いんだけど?!!

「ヴァン!庭だけだよ!きちんと範囲を指定しな!家が傾いたらどうすんだい!
ユズリハがご飯を作れないし、中で寝ているリー達も危険だろうが!!」
ばぁちゃんが叫ぶと

「ぬぉ?!そうか!家はダメだな!よし、わかったぞ!」
両手をついたまま、ヴァンがこっちを見て叫ぶ。

「うん、微妙に危ないな。栗之助!使って良い範囲を囲いな!
ヴァン!栗之助が囲った範囲でやるんだよ!制限があって難しいほど、お前のスゴさがわかるだろう?」
ばぁちゃんが挑発するようにヴァンに言う。

「なるほど!俺様のスゴさが良くわかるんだな!よし、栗之助!どっからどこまでだ?ぬ?!小さいな!これしか使っちゃダメなのか?!俺様のスゴさはこんなもんじゃないぞ?!」

「ワンワン!」「ワン!」「わっふぅ?」

「あぁ、確かに、栗之助はさっきここだけ使ってアレを作った、と。
同じようにここだけ使ってアレ以上を作ってみろと、松雪は言うのだな!
なんだ、桜子、出来ないのか?だと、出来んはずなかろう!!
よし、その勝負乗ったぞ!勝つのは俺様だ!!」

え?ヴァンは松雪達と普通に会話出来るの?僕も出来ないのに?!

ふ、ふん、うらやましくなんてないぞ、僕にはわびすけ達がいるもんね。
わびすけ達はばぁちゃんとも会話できるけど!わびすけ達は僕が一番だから、う、うらやましくなんか!!

と思ってたら、わびすけ達が僕を全方位で囲み出した。頭の上には安定のかえでだ。
「ワン!」「メェ!」「んにゃ♪」「わん!」
『『『『ユズリハ大好きよ!♪!』』』』

うん、僕も大好き!!!

皆をわっしわっし撫でてたら

「ヴァンは松雪達に任せよう。ユズリハ、ご飯の支度は頼んだよ。
アタシは、明日、ウェルに渡す解体用の獲物の確認を含めて、収納の整理をするよ」
ばぁちゃんが家に入っていく。

うん、僕も美味しいご飯作ろう!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草

ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)  10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。  親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。  同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……── ※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました! ※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※ ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げています。

最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました

斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。 白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。 その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。 それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。 やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり―― 白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。 身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。

悪役令嬢の慟哭

浜柔
ファンタジー
 前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。  だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。 ※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。 ※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。 「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。 「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。

不器量で可愛げが無くて僻みっぽくて小賢しい私の話

あんど もあ
ファンタジー
王太子が真実の愛とか言って婚約破棄を宣言。廃太子と決まりました。おかげで妹の私に王太子になれと言われたのですが、不器量で可愛げが無くて僻みっぽくて小賢しくて政略結婚の役にも立たないと言われていた私がですか?

とある中年男性の転生冒険記

うしのまるやき
ファンタジー
中年男性である郡元康(こおりもとやす)は、目が覚めたら見慣れない景色だったことに驚いていたところに、アマデウスと名乗る神が現れ、原因不明で死んでしまったと告げられたが、本人はあっさりと受け入れる。アマデウスの管理する世界はいわゆる定番のファンタジーあふれる世界だった。ひそかに持っていた厨二病の心をくすぐってしまい本人は転生に乗り気に。彼はその世界を楽しもうと期待に胸を膨らませていた。

大好きなおねえさまが死んだ

Ruhuna
ファンタジー
大好きなエステルおねえさまが死んでしまった まだ18歳という若さで

【完結】勇者と国王は最悪。なので私が彼らを後悔させます。

凛 伊緒
ファンタジー
「お前はこのパーティーに相応しくない。今この場をもって、追放とする!それと、お前が持っている物は全て置いていってもらうぞ。」 「それは良いですわね、勇者様!」 勇者でありパーティーリーダーのゼイスに追放を宣言された。 隣にいる聖女メーシアも、大きく頷く。 毎日の暴行。 さらに報酬は平等に分けるはずが、いつも私だけかなり少なくされている。 最後の嫌味と言わんばかりに、今持っている物全てを奪われた。 今までの行いを、後悔させてあげる--

誰にも口外できない方法で父の借金を返済した令嬢にも諦めた幸せは訪れる

しゃーりん
恋愛
伯爵令嬢ジュゼットは、兄から父が背負った借金の金額を聞いて絶望した。 しかも返済期日が迫っており、家族全員が危険な仕事や売られることを覚悟しなければならない。 そんな時、借金を払う代わりに仕事を依頼したいと声をかけられた。 ジュゼットは自分と家族の将来のためにその依頼を受けたが、当然口外できないようなことだった。 その仕事を終えて実家に帰るジュゼットは、もう幸せな結婚は望めないために一人で生きていく決心をしていたけれど求婚してくれる人がいたというお話です。

処理中です...