167 / 190
道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
完璧な情報収集
しおりを挟む
ばぁちゃんは、かえでが示した場所を赤丸で印をつけてタチバナさんに渡して、領主様がアジトに乗り込む日時の確認に行って貰った。
カヤさんは食材の買い足しに行こうとしてたんだけど、ヴァンがいないからまだ間に合うよ?
「あぁ、ヴァンが悔しがりそうだね、〝俺様が正義の味方なのに〞って。
なんなら、ここで構成員をちまちま削って、乗り込む日はヴァンが帰って来てからにして貰おうかね?」
「…ばぁちゃん、ヴァンに乗り込ませたら被害が甚大にならない?」
「そもそも犯罪組織だろう?二度と再建できないように、全てを木っ端微塵で良くないかい?
大丈夫だよ、周りへの被害がないようにアタシと松雪達で防御すれば」
「…ばぁちゃんは攻撃に回らないんだね?」
「ヴァンが居るならストッパーにならざるを得ないだろうよ」
「うーん、なら良いのかな?」
僕が腕を組んで悩んでると
「そもそも、領主様の作戦に参加する気満々なんですね?」
カヤさんが苦笑いしてる。
「4か所同時制圧なんて、イチ領主にゃ無理だろ!
あぁ、ここはダンジョンのある町だ。探索者を駆り出すのかい?それこそ統率がとれなさそうだし、寝返るヤツも出そうじゃないかねぇ?
そもそも、探索者を駆り出すなら、アタシでいいじゃないか」
「「なるほど」」
僕とカヤさんは納得してしまった。
「ワン!」
「おぉ、桜子!!お帰り!!お疲れ様、ありがとうよ!さぁ聞かせておくれ!」
急に桜子が現れたから、ばぁちゃんが盛大にもふって労い、桜子の報告を聞いている。
「おおぅ、桜子ちゃんがお帰りになったのですね。
最近慣れて参りましたが、ブルーメ様が笑顔で空中をワシワシしてるようにしか見えないのです。
あぁ、精霊様が見えるようになりたい…」
おっと、うちの子達が見えないとそうなるのか!
「えぇ、ユズリハぼっちゃんも、精霊様に抱き付かれて転んでるんでしょうが、笑顔で地べたを転げ回ってるようにしか見えません…」
そう聞くと、なんか、僕、おかしい子みたいだね?!
「センバ領では、皆気にしないとは思いますが、人間しかいない領地では、精霊様とのふれあいは、家の中だけに留めることをお勧めします」
カヤさんも苦笑いだ。
そんなことを話していたら「なんだって?!!」と、ばぁちゃんがもふもふする手を止めて驚いている。
「カヤ!!至急ギルドに走ってクマに伝えとくれ!!
アタシらが卸したダンジョンの獲物、横流しされてるかもしれないよ!!
猿どもの倉庫にサソリと大猿があるとよ!
アタシらへの支払いもまだなのに、もう誰かに、それも犯罪組織に売るか?クマが?!
間に他の貴族でも入って圧でもかけられたか?
しかも今夜、首都に向けて出るとよ!押さえるなら今しかないよ!場所は、あぁ、地図はタチバナにやっちまった!アタシがクマの所へ行って直接話そう!
じゃぁ、カヤは子供達と一緒にいて、猿共の襲撃が有ったら八つ当たりしといてくれ!」
「了解です!!」
カヤさんは走り出そうとしてたけど、敬礼してばぁちゃんに向き合う。
「ムクと楓は家の周りの警戒強化!侘助と紅葉はユズリハを守るんだよ!じゃぁ、行ってくるよ!
桜子!帰ってきて早々ですまないが、行くよ!!」
ばぁちゃんが慌ただしく出て行った。
うん、風の精霊に隠し事は出来ないね!!
カヤさんは食材の買い足しに行こうとしてたんだけど、ヴァンがいないからまだ間に合うよ?
「あぁ、ヴァンが悔しがりそうだね、〝俺様が正義の味方なのに〞って。
なんなら、ここで構成員をちまちま削って、乗り込む日はヴァンが帰って来てからにして貰おうかね?」
「…ばぁちゃん、ヴァンに乗り込ませたら被害が甚大にならない?」
「そもそも犯罪組織だろう?二度と再建できないように、全てを木っ端微塵で良くないかい?
大丈夫だよ、周りへの被害がないようにアタシと松雪達で防御すれば」
「…ばぁちゃんは攻撃に回らないんだね?」
「ヴァンが居るならストッパーにならざるを得ないだろうよ」
「うーん、なら良いのかな?」
僕が腕を組んで悩んでると
「そもそも、領主様の作戦に参加する気満々なんですね?」
カヤさんが苦笑いしてる。
「4か所同時制圧なんて、イチ領主にゃ無理だろ!
あぁ、ここはダンジョンのある町だ。探索者を駆り出すのかい?それこそ統率がとれなさそうだし、寝返るヤツも出そうじゃないかねぇ?
そもそも、探索者を駆り出すなら、アタシでいいじゃないか」
「「なるほど」」
僕とカヤさんは納得してしまった。
「ワン!」
「おぉ、桜子!!お帰り!!お疲れ様、ありがとうよ!さぁ聞かせておくれ!」
急に桜子が現れたから、ばぁちゃんが盛大にもふって労い、桜子の報告を聞いている。
「おおぅ、桜子ちゃんがお帰りになったのですね。
最近慣れて参りましたが、ブルーメ様が笑顔で空中をワシワシしてるようにしか見えないのです。
あぁ、精霊様が見えるようになりたい…」
おっと、うちの子達が見えないとそうなるのか!
「えぇ、ユズリハぼっちゃんも、精霊様に抱き付かれて転んでるんでしょうが、笑顔で地べたを転げ回ってるようにしか見えません…」
そう聞くと、なんか、僕、おかしい子みたいだね?!
「センバ領では、皆気にしないとは思いますが、人間しかいない領地では、精霊様とのふれあいは、家の中だけに留めることをお勧めします」
カヤさんも苦笑いだ。
そんなことを話していたら「なんだって?!!」と、ばぁちゃんがもふもふする手を止めて驚いている。
「カヤ!!至急ギルドに走ってクマに伝えとくれ!!
アタシらが卸したダンジョンの獲物、横流しされてるかもしれないよ!!
猿どもの倉庫にサソリと大猿があるとよ!
アタシらへの支払いもまだなのに、もう誰かに、それも犯罪組織に売るか?クマが?!
間に他の貴族でも入って圧でもかけられたか?
しかも今夜、首都に向けて出るとよ!押さえるなら今しかないよ!場所は、あぁ、地図はタチバナにやっちまった!アタシがクマの所へ行って直接話そう!
じゃぁ、カヤは子供達と一緒にいて、猿共の襲撃が有ったら八つ当たりしといてくれ!」
「了解です!!」
カヤさんは走り出そうとしてたけど、敬礼してばぁちゃんに向き合う。
「ムクと楓は家の周りの警戒強化!侘助と紅葉はユズリハを守るんだよ!じゃぁ、行ってくるよ!
桜子!帰ってきて早々ですまないが、行くよ!!」
ばぁちゃんが慌ただしく出て行った。
うん、風の精霊に隠し事は出来ないね!!
30
あなたにおすすめの小説
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
不器量で可愛げが無くて僻みっぽくて小賢しい私の話
あんど もあ
ファンタジー
王太子が真実の愛とか言って婚約破棄を宣言。廃太子と決まりました。おかげで妹の私に王太子になれと言われたのですが、不器量で可愛げが無くて僻みっぽくて小賢しくて政略結婚の役にも立たないと言われていた私がですか?
とある中年男性の転生冒険記
うしのまるやき
ファンタジー
中年男性である郡元康(こおりもとやす)は、目が覚めたら見慣れない景色だったことに驚いていたところに、アマデウスと名乗る神が現れ、原因不明で死んでしまったと告げられたが、本人はあっさりと受け入れる。アマデウスの管理する世界はいわゆる定番のファンタジーあふれる世界だった。ひそかに持っていた厨二病の心をくすぐってしまい本人は転生に乗り気に。彼はその世界を楽しもうと期待に胸を膨らませていた。
【完結】勇者と国王は最悪。なので私が彼らを後悔させます。
凛 伊緒
ファンタジー
「お前はこのパーティーに相応しくない。今この場をもって、追放とする!それと、お前が持っている物は全て置いていってもらうぞ。」
「それは良いですわね、勇者様!」
勇者でありパーティーリーダーのゼイスに追放を宣言された。
隣にいる聖女メーシアも、大きく頷く。
毎日の暴行。
さらに報酬は平等に分けるはずが、いつも私だけかなり少なくされている。
最後の嫌味と言わんばかりに、今持っている物全てを奪われた。
今までの行いを、後悔させてあげる--
誰にも口外できない方法で父の借金を返済した令嬢にも諦めた幸せは訪れる
しゃーりん
恋愛
伯爵令嬢ジュゼットは、兄から父が背負った借金の金額を聞いて絶望した。
しかも返済期日が迫っており、家族全員が危険な仕事や売られることを覚悟しなければならない。
そんな時、借金を払う代わりに仕事を依頼したいと声をかけられた。
ジュゼットは自分と家族の将来のためにその依頼を受けたが、当然口外できないようなことだった。
その仕事を終えて実家に帰るジュゼットは、もう幸せな結婚は望めないために一人で生きていく決心をしていたけれど求婚してくれる人がいたというお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる