もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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エルフの里

世直し御一行?

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「スケ!カク!アンタ達が一番年上なんだ、おやつぐらいこぼさずお食べ!
女の子の、ヤシ、じゃなくて、えーっと、パルメをみならいな!
いやもう、子供にこんなパイ生地のおやつ、渡す方も渡す方さね!!」

おやつのアップルパイを食べてる最中、ぼろぼろこぼすカクさんたちにばぁちゃんが怒ると、

「ブルーメさま、もしかして、私達の名前きちんと覚えてないんですの?!」
「えええ!?僕は?だから僕達の名前呼んでくれないの?!」
「…」
パルメちゃんがそう叫ぶと、タルネくんも同じように叫び、キーファくんは無言でばぁちゃんの顔を見たあと、僕を見る。
うん、僕は覚えてるよ?

ばぁちゃん、目が泳いでるよ?

「し、仕方ないだろう?!呼び慣れないんだよ!スケカクみたいに愛称つけていいんならバンバン呼んでやるよ!」

「パルメちゃんもタルネくんも3文字しかないよ?」

「ユズリハ!余計な事をお言いでないよ!言いやすいとか言いにくいとかあるだろう?

よし、アタシが愛称つけるよ!

パルメ!アンタは女の子だからオギンだよ!「なんで?!」
えっと、タルネ!アンタはお調子者だからハチだ!「いやだから、なぜに?!」
それから、無口な、無口な…ユズリハ、この子は何だったかね?「キーファくんだよ!」
そうそうキーファ!!アンタはヤシチだ!「…1文字も取ってないよ?」

良いんだよ!

スケもカクも悪を懲らしめる世直し一行から取ってるのさ!
ならアンタ達もその仲間として、これからのエルフの里を良くしていく団体の一員としてね、あやかるのさ!」

「「「世直し一行?」」」

「悪を懲らしめる正義のヒーロー達さ!!」

「「「「「カッコいい!!!」」」」」

そうだろう、そうだろう、まぁでも正義のヒーローって言ったら戦隊モノの方か?まぁいいか、って、ばぁちゃん、なにか間違った事教えてない?大丈夫?

「世直し一行ってどんな事をするんだ?」
カクさんが聞くと

「そうだねぇ、スケとカクは強いから、立場の弱い者を守ってやったり、ヤシチは静か~に、悪い事の証拠の品を見つけて来たり、オギンは女の子にしか出来ない情報収集をしたり、ハチは明るいから暗い顔してる人を励ますんだね」

「「「おおおおおおぉぉぉ!!!」」」
パルメちゃん達がキラキラした顔で興奮してる。

「確かに!私とビルケスはここで一番大きいからな!なんたって7歳だからな!一番強いな!うん、皆を守ってやるからな!
キーファは静かに隠れるのは得意そうだ!証拠の品を見つけるのか!
パルメは確かに話を聞き出すのが上手いし、タルネがいると楽しいな!」
カクさんも皆の良いところわかってるんだねぇ。

「そうそう、普段はエルフの王子様、しかしそれは世を忍ぶ仮の姿、本来は悪を懲らしめる世直し一行!その名は越後のちりめん問屋のご隠居!!あれ、逆か?」
「ばぁちゃん、名前長いよ?覚えられない!」

「そうだね、なら水○黄門!」

「ミトゥカモーン!」「違うよ!ミッツコーボー?」「ええ?びっちこもん?」
「コラ待て、ビッチに顧問をつけてどうする?!」

ばぁちゃん、誰も言えてないよ?

「エルフレンジャーとか、どう?」
僕が提案してみた。

「「「「エルフれんじゃー!」」」」「うん!なんかそっちの方がいいぞ!」

なんか浮かんできた!!
「それぞれテーマカラーがあるんだよ!
カクさんは、じょうねつのあか!
スケさんは、つよいあお!
ハチさんは、げんきなきいろ!
ヤシチさんは、やみにとけるむらさき!
オギンちゃんは、かわいいピンク!
皆そろって、エルフレンジャー!って、こう、カッコいいポーズ取るの!!」

「「「「おおおおおおぉぉぉ!!!!」」」」「こうか?こうか!!」
さっそくポーズを決め始める5人。

「うわああぁぁ!!皆カッコいい!!」
思わず僕は拍手しちゃった。
松雪は僕の隣で見守ってくれて
栗之助が皆の周りを楽しそうに跳び跳ねてる。

「そうじゃない、そうじゃない…
御老公一行が戦隊モノになってしまった……」

ばぁちゃんが、しゃがんで地面になにか書いてる。
その隣で桜子が、首を横に振ってる。

「ちょっとばぁちゃん!なにしてんの!!
皆のカッコいい姿、これ、粘土で作ってよ!!!」

「ユズリハ!黒歴史を残す気かい?!!やめときな!!」

「「「「ブルーメさま!!作って!!!」」」」「カッコいい私を残すのだ!!」

「マジか…
300年後、後悔しても知らないよ?」


そんな未来の後悔なんか、わかんないよ?!!
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