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3章 王子サマの帰省
到着
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あっちに曲がれ、こっちを抜けろと色々くねくね通ると、
いきなり広がる、一面の花畑、ではなく、蕗畑があった。
剛磨でさえ顔しか出ないほど伸びた茎と、ト○ロの頭もがっちりガードしそうな立派な葉を持つ蕗が一面に生えている。
「ちゃんと着いてこないと迷子になるの」
そう言って紀伊助はあっちに進め、あの葉を越えたらこっちに曲がれと言ってくるが、剛磨にはあの葉がどの葉か、わからない。
言われた方向に進むが、「ストップ!行き過ぎなの!」や「まだなの!」と言われ、急に方向転換したりする。
後ろを着いてくる篁さんや並男はその度に剛磨につんのめったりするが、迷子になるのも怖いため黙って着いてくる、が、そろそろイライラしてきたぞ?という時に
いきなり視界が開けた。
どどーーんと、そこにそびえる大邸宅。
んもう、なんって言うか、例えるなら、ハリウッドスターの大豪邸。
うん、きっとプールとか2つ位有る感じ。
日本の産土神、わび・さびどこ行った?
「だって、土地が有るもの。使えばいいの」
とは紀伊助の言葉である。
「って、柊路どこ行ったのぉぉぉぉぉ!!」
振り向くと、篁さんと並男はいるが、柊路がいない。
普段から無口な人間、存在感の薄さが仇になる。
そして、全員青くなる。
あの頭も出るか出ないかの蕗畑で、迷子の人間探せるの?!
「んもぉぉぉおぉ!母さまは目の前なのにぃ!!」
「あら、紀伊助ちゃん、どうしたの?」
そんな声がして振り返ると
これまたどどーーんと大きな女性が立っていた。
「イワママ!」「母上!」
紀伊助と剛磨が叫ぶ。
そこには石長比売が、首をかしげていたのだった。
いきなり広がる、一面の花畑、ではなく、蕗畑があった。
剛磨でさえ顔しか出ないほど伸びた茎と、ト○ロの頭もがっちりガードしそうな立派な葉を持つ蕗が一面に生えている。
「ちゃんと着いてこないと迷子になるの」
そう言って紀伊助はあっちに進め、あの葉を越えたらこっちに曲がれと言ってくるが、剛磨にはあの葉がどの葉か、わからない。
言われた方向に進むが、「ストップ!行き過ぎなの!」や「まだなの!」と言われ、急に方向転換したりする。
後ろを着いてくる篁さんや並男はその度に剛磨につんのめったりするが、迷子になるのも怖いため黙って着いてくる、が、そろそろイライラしてきたぞ?という時に
いきなり視界が開けた。
どどーーんと、そこにそびえる大邸宅。
んもう、なんって言うか、例えるなら、ハリウッドスターの大豪邸。
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「って、柊路どこ行ったのぉぉぉぉぉ!!」
振り向くと、篁さんと並男はいるが、柊路がいない。
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そして、全員青くなる。
あの頭も出るか出ないかの蕗畑で、迷子の人間探せるの?!
「んもぉぉぉおぉ!母さまは目の前なのにぃ!!」
「あら、紀伊助ちゃん、どうしたの?」
そんな声がして振り返ると
これまたどどーーんと大きな女性が立っていた。
「イワママ!」「母上!」
紀伊助と剛磨が叫ぶ。
そこには石長比売が、首をかしげていたのだった。
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