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学園へ
噂は事実を混ぜると厄介、の典型例
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「どうしてそうなってるんでしょう?!」
「どこからそんな話が?!」
「シラヌイを亡き者にって、無理でしょう」
「私はリアに嫌われていたのか?リオ殿に認められ始めたと思ったのは勘違いか…」
私、お兄様、チィちゃん。
そして、ライ様が打ちひしがれて突っ伏しています。
「あ、今ならヤれるかも?」
チィちゃん、物騒な発言止めてくださいませ。
「どこからなのかは、まぁ、高等学園からですわね。
シラヌイ殿は今、高等学園の官吏科にいらっしゃるでしょう?
何でも、今年で官吏科を終えられるご予定で、来年騎士科に転属されるとか?
そして卒業後、第一王子殿下の専属護衛となられるという話ですわね?
なので、騎士科の訓練場をお借りして婚約者とご一緒に訓練なさっているけれど、
それがまぁ尋常じゃない雰囲気なのだとか。
しかも婚約者は兄と専属メイドを引き連れて3対1で挑んでいると。
これは本気で殺しにきている者の諸行だと、
そういえば、婚約者は第三王子殿下と同い年だと
そこを狙っているのなら、第一王子殿下がシラヌイ殿には新しい婚約者を斡旋するから今の婚約は白紙にした方が良いとか、
それはもう、高等学園ではスゴい勢いで広まってますわよ?」
フロスティ様から聞いた瞬間、
「セリ!!貴方達高等学園で訓練していたの?!」
「ライ様?!センバ商会とかでしてたんじゃないのかよ?!
ってか、なんで本人が知らないんだ!!」
「なんでウチで一緒に訓練しなかったんです?!」
「なぜ、第一王子殿下が出てくる……」
「「迂闊過ぎる!!!」ますわ!!!」
私とお兄様は頭を抱え、チィちゃんは、ライ様の後ろに立ってバッシバッシ背中を叩いています。
イーリアン様とオージーヌ様はポカーンと私達を見つめ
一番早く立ち直ったフロスティ様
「説明してくださいますわね?」
笑ってない目で促されました。
喜んで!!
「……え?つまり、シラヌイの弱点対策のためでしたの?」
フロスティ様の第一声、冷たい視線がライ様に突き刺さります。
ライ様が、私にメロメロな事。
お兄様に認められるために精神力を鍛える必要があり、
ならば、ライ様にとって弱点である私達から攻撃を受け、キチンと偽物と割り切り反撃する、という鬼畜な修行を行っていた事。
でも普通の人間では、ライ様に到底敵わないので、その攻撃を行っていたのがセンバ出身の私達の専属従者とメイドであるため、攻撃力が異様に高い、かつ、みんな戦闘狂であった事。
ライ様達は、エアトル家ではそもそも訓練出来ないし、私達の変装をしてるため、学園での訓練場を借りるのもためらい、センバ商会はそもそも商会であり、センバ辺境伯と王都の往復で実地訓練はいくらでもしているため、訓練場など持っていない、なら高等学園なら双子を知らないだろうと安易にそこで訓練した事。
私達はセンバ商会に場所を借りて訓練してると思った事。
そして、多分、
そんな見た目の事実に王家の思惑が重なった事。
「訓練場所を確認しておかなかった俺のミス…」
お兄様が頭を抱えているなか、
「いや、そんな所で訓練するなんて思わないだろう?!」
イーリアン様にフォローされました。
「だって、訓練内容って、普通、秘匿するものだろう?!
おおっぴらに見せつけてするもんじゃない。
だから高位貴族は屋敷に訓練場を持ってるんじゃないか!」
イーリアン様の言葉に、うんうんと頷くフロスティ様。
ポカーンのままのオージーヌ様。
フロスティ様がオージーヌ様を可愛いって言った意味がわかりましたわ。
こんな時じゃなきゃ、ずっと愛でていたいです。
「つまり、そんな常識もわからない最年長のシラヌイが悪い、という事になりますわね」
フロスティ様の冷たい視線に、さらに蔑みが加わります。
「ね、やっぱりユーディリア様、こんな非常識で人の機敏のわからないヤツは止めておきません?
ワタクシ、口添え致しますし、なんなら殿方をご紹介致しますわ?」
「エクリューシ様じゃないですよね?!」
ポカーンのオージーヌ様が、我に返ってフロスティ様に詰め寄ります。
「そんな訳無いじゃない。うちの分家の人よ。優秀なのよ。あの人材を繋ぎ止めておきたいのよ。
腹が立つから、王家には渡したくないのよね」
フロスティ様が腕を組んで苛立たしげに言います。
「だだだダメだ!!リアは渡さない!!」
「渡さない、って言ったって、アンタが常識を知らないせいで、可愛いエアトルの双子が困ってるんじゃない!」
「あの!王家に腹が立つ、って、どういう意味ですか?」
ライ様とフロスティ様の言い合いにお兄様が割り込みます。
「「全部よ!!」」
フロスティ様とイーリアン様の声が重なりました。
あら、イーリアン様も思う所がお有りで?
「どこからそんな話が?!」
「シラヌイを亡き者にって、無理でしょう」
「私はリアに嫌われていたのか?リオ殿に認められ始めたと思ったのは勘違いか…」
私、お兄様、チィちゃん。
そして、ライ様が打ちひしがれて突っ伏しています。
「あ、今ならヤれるかも?」
チィちゃん、物騒な発言止めてくださいませ。
「どこからなのかは、まぁ、高等学園からですわね。
シラヌイ殿は今、高等学園の官吏科にいらっしゃるでしょう?
何でも、今年で官吏科を終えられるご予定で、来年騎士科に転属されるとか?
そして卒業後、第一王子殿下の専属護衛となられるという話ですわね?
なので、騎士科の訓練場をお借りして婚約者とご一緒に訓練なさっているけれど、
それがまぁ尋常じゃない雰囲気なのだとか。
しかも婚約者は兄と専属メイドを引き連れて3対1で挑んでいると。
これは本気で殺しにきている者の諸行だと、
そういえば、婚約者は第三王子殿下と同い年だと
そこを狙っているのなら、第一王子殿下がシラヌイ殿には新しい婚約者を斡旋するから今の婚約は白紙にした方が良いとか、
それはもう、高等学園ではスゴい勢いで広まってますわよ?」
フロスティ様から聞いた瞬間、
「セリ!!貴方達高等学園で訓練していたの?!」
「ライ様?!センバ商会とかでしてたんじゃないのかよ?!
ってか、なんで本人が知らないんだ!!」
「なんでウチで一緒に訓練しなかったんです?!」
「なぜ、第一王子殿下が出てくる……」
「「迂闊過ぎる!!!」ますわ!!!」
私とお兄様は頭を抱え、チィちゃんは、ライ様の後ろに立ってバッシバッシ背中を叩いています。
イーリアン様とオージーヌ様はポカーンと私達を見つめ
一番早く立ち直ったフロスティ様
「説明してくださいますわね?」
笑ってない目で促されました。
喜んで!!
「……え?つまり、シラヌイの弱点対策のためでしたの?」
フロスティ様の第一声、冷たい視線がライ様に突き刺さります。
ライ様が、私にメロメロな事。
お兄様に認められるために精神力を鍛える必要があり、
ならば、ライ様にとって弱点である私達から攻撃を受け、キチンと偽物と割り切り反撃する、という鬼畜な修行を行っていた事。
でも普通の人間では、ライ様に到底敵わないので、その攻撃を行っていたのがセンバ出身の私達の専属従者とメイドであるため、攻撃力が異様に高い、かつ、みんな戦闘狂であった事。
ライ様達は、エアトル家ではそもそも訓練出来ないし、私達の変装をしてるため、学園での訓練場を借りるのもためらい、センバ商会はそもそも商会であり、センバ辺境伯と王都の往復で実地訓練はいくらでもしているため、訓練場など持っていない、なら高等学園なら双子を知らないだろうと安易にそこで訓練した事。
私達はセンバ商会に場所を借りて訓練してると思った事。
そして、多分、
そんな見た目の事実に王家の思惑が重なった事。
「訓練場所を確認しておかなかった俺のミス…」
お兄様が頭を抱えているなか、
「いや、そんな所で訓練するなんて思わないだろう?!」
イーリアン様にフォローされました。
「だって、訓練内容って、普通、秘匿するものだろう?!
おおっぴらに見せつけてするもんじゃない。
だから高位貴族は屋敷に訓練場を持ってるんじゃないか!」
イーリアン様の言葉に、うんうんと頷くフロスティ様。
ポカーンのままのオージーヌ様。
フロスティ様がオージーヌ様を可愛いって言った意味がわかりましたわ。
こんな時じゃなきゃ、ずっと愛でていたいです。
「つまり、そんな常識もわからない最年長のシラヌイが悪い、という事になりますわね」
フロスティ様の冷たい視線に、さらに蔑みが加わります。
「ね、やっぱりユーディリア様、こんな非常識で人の機敏のわからないヤツは止めておきません?
ワタクシ、口添え致しますし、なんなら殿方をご紹介致しますわ?」
「エクリューシ様じゃないですよね?!」
ポカーンのオージーヌ様が、我に返ってフロスティ様に詰め寄ります。
「そんな訳無いじゃない。うちの分家の人よ。優秀なのよ。あの人材を繋ぎ止めておきたいのよ。
腹が立つから、王家には渡したくないのよね」
フロスティ様が腕を組んで苛立たしげに言います。
「だだだダメだ!!リアは渡さない!!」
「渡さない、って言ったって、アンタが常識を知らないせいで、可愛いエアトルの双子が困ってるんじゃない!」
「あの!王家に腹が立つ、って、どういう意味ですか?」
ライ様とフロスティ様の言い合いにお兄様が割り込みます。
「「全部よ!!」」
フロスティ様とイーリアン様の声が重なりました。
あら、イーリアン様も思う所がお有りで?
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