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学園へ
噂
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「まずは、初めての方もいらっしゃいますので、自己紹介からしたいと思うのですが、いかがですか?」
和やかに問いかけるチィちゃんに、笑顔で頷く皆様。
「では、一応主催である私から。
センバ辺境伯の長女イチイ・センバです。来年学園に入学します。
年の近い皆様と仲良くなりたいです、よろしくお願いします。
では、こちら私の従姉妹、アイシア家のイーリアン様から順に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?」
そう言われたイーリアン様が簡単にご挨拶し、次はフロスティ様。
「では、次は私ですわね?
センバのご令嬢は初めてお目にかかります、ライド家が長女フロスティでございます。
一応、第三王子殿下の婚約者候補筆頭と言うことになっております、
よろしくお願い致しますわ」
ものすごぉく含んだ笑みを浮かべるフロスティ様。
…何かありますわね?
「ええっと、次は私でよろしいのでしょうか?
私、ブライン家の次女オージーヌと申します。
フロスティ様とイーリアン様には良くして頂いております。
センバ嬢は同い年とお伺いしました。どうぞよろしくお願い致します」
…私達には触れない、と。
オージーヌ様の隣に座っていたのが私ですが、ここでチィちゃんが立ち上がり
「オージーヌ様まで自己紹介頂きました。
ここから、関係性のある順に私からご紹介させて頂けますでしょうか」
と断りをいれると、皆様ニッコリ頷きます。
そこで、チィちゃんの婚約者としてお兄様、そして私、私の婚約者でチィちゃんの従兄弟のライ様が紹介されると、
オージーヌ様は驚いた顔をなさり、私とライ様をキレイに二度見なさいました。
私とお兄様は〝よろしく~〞と言いましたが、ライ様だけは、目礼で済ませましたわね?
さぁ、おしゃべりタイムだぜ!となり、
「センバ嬢、シラヌイ殿と従兄弟ということですが、実は、私も従兄弟にあたりますの」
フロスティ様が口火を切ります。
「え?そうなんですか?!」
「はい、私の父の末の弟がセンバ商会のヒサギ様の所へ婿入りしましたの。
でも私達が辺境にお伺いすることもないですし、ご存知なくても仕方がないかと。
そう、ヒサギ様には非常にお世話になっていますわ。
なので、シラヌイ殿は、妹達と共に、我が家に商品の納入の折に来ることもありましたわよね?」
「ハイ、お邪魔したことがあります」
「そして、エアトル家の双子様達は私とイーリアンと同じクラスでもあります。
お二方とも、とっても優秀でいらっしゃるのよ。
そんな優秀なユーディリア様の婚約者にシラヌイ殿が収まると知って、ビックリ致しましたの」
「恐縮です」
「昔は意味のわからない人間だと思っていたけれど、シラヌイ殿は今日は随分殊勝な態度ですのね?
あの噂のせいかしら?」
「「噂??」」
ライ様と私で首をかしげます。
「エアトル家の双子が年上の婚約者を本気で亡き者にしようとしている、ですわ」
「「「は????」」」
お兄様も加わり、淑女として人前であるまじき声を上げてしまいましたわ。
何がどうしてそうなりますの???
すると、オージーヌ様がソワソワしています。
イーリアン様が促すように
「今回の茶会は、ここにいるみんな腹を割って話せる仲になろう、ってことで良いんだよね?
もなら、もう、ココだけの話、として、なんでもぶっちゃけないかい?」
「イーリー、ネコを脱ぎ捨てるの早すぎますわ…」
フロスティ様が呆れたように呟き、
「まぁ、でもオージー?聞きたいことがあるなら良いわよ?
私達がついてるわ。何でも言ってしまいなさい?」
優しく背中を押します。淑女の鑑ですわ!!!
「ああああの!!
でも…えっと、…フーティ様聞いてくださいませ…」
美少女の涙目上目遣い、頂きました!!!
「ぐッ!!反則よ、仕方ないわ。
あのね、噂はこうなのよ。
エアトルの双子は、年上の婚約者を訓練中の事故として再起不能にして、
エクリューシ様の婚約者候補に名を連ねるつもり、だってね!!」
「「「「はぁぁあああああ?!」」」」
そりゃチィちゃんも加わり、4人で叫ぶってもんです。
和やかに問いかけるチィちゃんに、笑顔で頷く皆様。
「では、一応主催である私から。
センバ辺境伯の長女イチイ・センバです。来年学園に入学します。
年の近い皆様と仲良くなりたいです、よろしくお願いします。
では、こちら私の従姉妹、アイシア家のイーリアン様から順に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?」
そう言われたイーリアン様が簡単にご挨拶し、次はフロスティ様。
「では、次は私ですわね?
センバのご令嬢は初めてお目にかかります、ライド家が長女フロスティでございます。
一応、第三王子殿下の婚約者候補筆頭と言うことになっております、
よろしくお願い致しますわ」
ものすごぉく含んだ笑みを浮かべるフロスティ様。
…何かありますわね?
「ええっと、次は私でよろしいのでしょうか?
私、ブライン家の次女オージーヌと申します。
フロスティ様とイーリアン様には良くして頂いております。
センバ嬢は同い年とお伺いしました。どうぞよろしくお願い致します」
…私達には触れない、と。
オージーヌ様の隣に座っていたのが私ですが、ここでチィちゃんが立ち上がり
「オージーヌ様まで自己紹介頂きました。
ここから、関係性のある順に私からご紹介させて頂けますでしょうか」
と断りをいれると、皆様ニッコリ頷きます。
そこで、チィちゃんの婚約者としてお兄様、そして私、私の婚約者でチィちゃんの従兄弟のライ様が紹介されると、
オージーヌ様は驚いた顔をなさり、私とライ様をキレイに二度見なさいました。
私とお兄様は〝よろしく~〞と言いましたが、ライ様だけは、目礼で済ませましたわね?
さぁ、おしゃべりタイムだぜ!となり、
「センバ嬢、シラヌイ殿と従兄弟ということですが、実は、私も従兄弟にあたりますの」
フロスティ様が口火を切ります。
「え?そうなんですか?!」
「はい、私の父の末の弟がセンバ商会のヒサギ様の所へ婿入りしましたの。
でも私達が辺境にお伺いすることもないですし、ご存知なくても仕方がないかと。
そう、ヒサギ様には非常にお世話になっていますわ。
なので、シラヌイ殿は、妹達と共に、我が家に商品の納入の折に来ることもありましたわよね?」
「ハイ、お邪魔したことがあります」
「そして、エアトル家の双子様達は私とイーリアンと同じクラスでもあります。
お二方とも、とっても優秀でいらっしゃるのよ。
そんな優秀なユーディリア様の婚約者にシラヌイ殿が収まると知って、ビックリ致しましたの」
「恐縮です」
「昔は意味のわからない人間だと思っていたけれど、シラヌイ殿は今日は随分殊勝な態度ですのね?
あの噂のせいかしら?」
「「噂??」」
ライ様と私で首をかしげます。
「エアトル家の双子が年上の婚約者を本気で亡き者にしようとしている、ですわ」
「「「は????」」」
お兄様も加わり、淑女として人前であるまじき声を上げてしまいましたわ。
何がどうしてそうなりますの???
すると、オージーヌ様がソワソワしています。
イーリアン様が促すように
「今回の茶会は、ここにいるみんな腹を割って話せる仲になろう、ってことで良いんだよね?
もなら、もう、ココだけの話、として、なんでもぶっちゃけないかい?」
「イーリー、ネコを脱ぎ捨てるの早すぎますわ…」
フロスティ様が呆れたように呟き、
「まぁ、でもオージー?聞きたいことがあるなら良いわよ?
私達がついてるわ。何でも言ってしまいなさい?」
優しく背中を押します。淑女の鑑ですわ!!!
「ああああの!!
でも…えっと、…フーティ様聞いてくださいませ…」
美少女の涙目上目遣い、頂きました!!!
「ぐッ!!反則よ、仕方ないわ。
あのね、噂はこうなのよ。
エアトルの双子は、年上の婚約者を訓練中の事故として再起不能にして、
エクリューシ様の婚約者候補に名を連ねるつもり、だってね!!」
「「「「はぁぁあああああ?!」」」」
そりゃチィちゃんも加わり、4人で叫ぶってもんです。
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