絶対に俺のことを好きな幼馴染がXXXを突っ込んでくれない件

ぽいぽい

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幼馴染と提案

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俺はとにかく顔がいい。
女の子だけでなく、男からも告白される程顔がいい。
それなのに、落とすことができない相手が、俺の幼馴染の加藤司だ。俺の裸を見る度に勃起してるし、俺をオカズにオナニーしていることを公言しているのに、俺と付き合う気はないらしい。セックスだけでもすればいいのに、それすら拒まれる。
俺の幼馴染は難解だ。


そんな幼馴染が、俺に対しさらに難解なことを言ってきた。
「これを使ってみるというのはどうだろう?」
そう言って、渡されたのは男性器を象った大人のおもちゃ、いわゆるディルドだった。
「…使うって、俺とセックスする気になった!?」
淡い期待を抱いて聞いてみたが、帰ってきた返事はいつもの素っ気ないものだった。
「セックスはしない」
「じゃあ、使うって何に!?」
「蒼汰が一人でする時にいいんじゃないかなと思って、買ってみた」
「はぁぁぁ!?」
なんで俺は、思いを寄せている幼馴染にプレゼントされたディルドで、アナニーしなきゃいけないんだ?一緒にいちゃいちゃして拡張するとかなら分かるけど、なんで一人でケツをいじらなきゃいけないんだ!
「俺にそんな趣味はない!」
「いつも俺のを挿れろって言っているから」
「そういう意味じゃない!」
司は、俺の様子を見ると、少し残念そうにディルドを眺めた。
「頑張って、俺と同じサイズのを探したんだけど」
そう言われてハッとする。そういえば、司の手にあるディルドは、前に見た司のソレに近い大きさがある気がしないでもない。
司と同じサイズと聞くと、それだけで気になってしまう。惚れた弱みというやつだろうか。
「俺は挿れてやれないから、その分と思ったんだけど」
幼馴染の言動は、とにかく持って不可解だ。
でも、形はおかしくても、この行動は幼馴染なりの好意に思える。気がしないでもない。
俺は、とりあえずそれを受け取ることにした。
そんな様子を見て、司の表情は少しほころんだ。司は、感情をはっきり出す方ではない。そんな司の表情が少しでもほころんだということは、俺の選択は正しかったのだろう。
でも、悩むのは、このディルドの使い方だ。俺のお尻に最初に挿れるものがこれでいいのだろうか?
「使ってくれるか?」
「…使うかは…分からない」
すると、司は少し残念そうな顔をした。
「何!?そんなに使って欲しかったの!?」
「蒼汰が使っている姿を想像して抜くつもりだから」
司はさらっという。
しかし、俺は納得がいかない。
「それなら直接俺に突っ込めよ!!!!」
「それは断る」

幼馴染はやっぱり不可解だ。
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