いいえ、ただの冒険者ですから!~大賢者は世界をぐるりと旅したい!~

シア風

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決戦!大魔神

勝負の行方は……

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身体強化エンチャントDF!身体強化ATK!」

ユウカはシューリアムの攻撃を弾いているガルビオスの支援に回っている。そうでもしないとガルビオスが弾き飛ばされるからだ。
さらに、もしも弾き飛ばされた時のことを考えて、ガンドフのギャンブルカードの『Qキャッスル』で第二防衛ライン、クリムが重ねがけ詠唱で『ガルムの鎖錠EX』の準備をしている。……俺はと言うと、力の負荷に耐えながら剣技の準備をしている。目を閉じ、精神を統一する。自分一人ではきっと出来なかっただろう。……少し昔を思い出す。

ガンドフは初めての仲間で、女神の神託を受けていた。ひょうきんでかなり軽そうな男だったからかなり不安になったが、その裏の思いの強さには何度も助けられた。

クリムはかなりドジな上、ユウカには無駄に一言多いからよくユウカを怒らせていた。ただ、しっかりものだし細かい所には気が利いていた。

……本当ならガルビオスとは今頃、闘いの決着が着いている頃だろうか?何かと気が合うし、出来れば平和交渉をして友人になりたいってのはおかしいかな?

ユウカとは出会ってから何度もトラブルに巻き込まれた。(今回の作品には書かれておりません。by作者)呆れるようなことも多かったが、楽しいことも多かった。彼女とはこれからも旅を続けたい。彼女がトラブルを引っ張ってくるから俺は強くなったし、旅を楽しめた。そう。だから……

「スマン!第一陣突破された!」

「くっそぉ!どこまでもアーサー狙いなの!?」

ガルビオスが弾き飛ばされ、ユウカが体勢を崩す。アーサーを狙うシューリアムは大きな壁に突進した。

「Qキャッスルが突破されるのも時間の問題だ!」

ガンドフが叫ぶ。シューリアムは今までとまったく異なった恐ろしい速度で連続攻撃をする。ガンドフのキャッスルは二分もつか位で破壊された。シューリアムは一番脅威だと感じているのかやはり隙だらけの者達を無視してアーサーに突っ込んだ。すると、

「『ガルムの鎖錠EX』!」

クリムがシューリアムを完全に固定した。しかし、物凄い勢いで暴れ、あまり持ちそうになかった。すると、

「俺が求める望みの為に……刈らしてもらうぞ!」

剣先をシューリアムに向け、放つ、最強の剣技!

「くらえ!『斬鉄剣・七閃』!」

すべてを断絶する剣技……一回の凪ぎ払いで……七回切り刻む!

『グ……ガ…ア……』

ブシュウ!と血を吹き出し倒れ付した。シューリアムの角が光を無くし、金色の粉となる。そして身体はどんどんと崩壊する。

「やっ……た?」

「や……やりました……勝てたんですよね?」

ガンドフとクリムがおそるおそる聞いてみる。すると、

「……完全に消滅した。ボクらの勝ちだ。」

ユウカがそう言うと勇者一行達はそのままガクリと倒れ付した。
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