僕の義姉妹の本性日記

桜田紅葉

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第3章「仕掛けないと速攻負けちゃう」

小学生の思い出

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また秋はこんなことを思い出した。
「ねぇねぇ。この学校に、美人な子が転校してきたんだって!」
「お姉さんの方は中学だって!」
その2人とは勿論、可憐と睦月であった。その当時、まだ時也に2人の義姉妹が出来たことは言っていなかった。時也は別にいっか、あった時に言えばいいよね。と言うタイプなので、そういうのはあまり言わないタイプでは当時あった。
その時は、転校してきたとしか言われていなかったので、別に自分とは無縁な存在であろうと思っていた。
しかし、その帰り、家にいつも通り返ってきた秋は、母からこんなことを言われた。
「秋!今から橋本さん家行くわよ!」
「え?なんで?」
その時、秋はなぜ母と一緒に時也らの家に行かなくてはならないのかを知らない。秋の脳内には、たった一つの予報がついた。それは父の転勤だ。ついに来てしまったと思っていた。そして秋は少しくらい顔をしながら時也の家へと歩いていった。そして時也の家の近くまで来たところで、その考えは消えていった。ちょうど時也の家に入ろうとしている2人の姉妹。1人は赤いランドセルをしょっている可愛い子。もう1人はリュックサックを背負ったブレザーを着た美人。そう。睦月と可憐であった。
「まさか。」
秋は確信した。時也の父が再婚して、あの二人は時也の義姉妹になっている。そう確信した。
「こんにちは、時也君の同級生の水永です。」
「あぁ。こんにちは。新しく橋本家になりました。可憐と申します。こちらは、睦月です。よろしくお願いします。」
そう可憐が丁寧に挨拶をした。そして母は時也の父と母を探したが、今日は仕事でまだいないということで、また伺うと言い、橋本家を後にした。秋の脳内は、少し悔しい思いがあった。しかし、あくまで義姉妹。恋人と言う立場ではない。それを自分に言い聞かせた。それこそ、もしそうなってしまったら終わりだ。秋はそこからその好意を強めた。
そしてそれから4年。未だに秋はそれを伝えられていなかった。断わられたらもう話せなくなるんじゃないかと。たがら秋は、高校が終わる頃に言うことを決めていた。大学にでもなると、時也とは違う道を歩くことになるだろう。そこで、時也に伝える。それで加でも否でも、秋はいいと思ってた。それが、私の最期の恋愛だと。
「なんか二人共なにも変わってないな。」
今いる時也が秋にそういった。なにも変わっていない。秋はこう返した。
「わからないよ。さぁ、あのゲームしよう。」
「そうだな。わからないな。」
時也はそう笑い、秋はテレビの電源を付けた。
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