僕の義姉妹の本性日記

桜田紅葉

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第4章「寒くなると温もりが欲しい」

ゆっくりと話そう

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そして時也は秋の家へと向かった。向かった時間は結局の所午前十時過ぎ。どうせ誰か来てるんだろうなと思いながら短い道のりを過ごした。
そうすると
「ふぇい。」
と、 変な掛け声と共に肩をぽんと叩いてきたやつがいた。
紛れもない夏奈弥であった。
「なんだよふぇいって。」
「まぁそんなのいいのいいの。私なんか初めて秋ちゃんのお宅訪問するような気がする。」
「そんなのか。」
「うん。」
そんな会話をしながら歩いてると、あっという間に秋の家に到着した。
ピンポーンとインターフォンを鳴らすと、当然のように秋が出てきた。
「おー。二人揃って。」
「途中で会ったから。」
「なるほどね。上がって上がって。マサルはもういるよ。」
「早いな。」
そう言うと玄関から少し歩いて階段を登ると、秋の部屋に着いた。そこにはもうマサルがいた。
「随分早いな。」
「ちょうど暇だったから。」
「お前らしい回答だな。」
そこから何がともあれ最近ゆっくりと話せてなかったメンバー4人が揃い、色々と話し始めた。
「そう言えばマサルは部活どうなの?」
「まぁぼちぼち。色々慣れてきたし。大会もそこそこの成績よ。まぁ、時には程遠いが。」
「それとこれは違うだろ。」
「でも凄いよね。時君。学年1位なんて。」
「あと少しだけはその肩書きは消せないだろうけど。」
「何言ってんの。あんたには3年間その肩書きでいてもらわないと。」
「お前は早く半分以上に来るんだな。」
「いや、それとこれは違うじゃん。」














~昼~
「お昼どうしよっか?」
秋は時計をみてみんなにそう言った。
「うーん。なんでもいいよ。」
時也は適当にそう言った。
「じゃぁさ。みんなでどっか行く?」
マサルがそう言うと、一同が賛成した。
「いいねいいね。そうしよう。」
秋は大賛成し。みんなで一旦家を出た。











~ファミレス~
ファミレスに着いた一同は席に着くと、メニュー一覧を見始めた。
「俺いつもこれ頼んでるんだよね。」
「へぇー。意外とあまり頼まれなさそうなやつだな。」
マサルがいつも頼んでいるのは、ただ担のハンバーグプレートだった。
他のハンバーグプレートには色々なもの。つまりはチーズインだったりするが、シンプルイズベストらしい。
「お前は何にした?」
そういきなり夏奈弥に言うと
「私はこれだな。」
そう一線に指さしたのはステーキであった。
「またボリューミーなのを選んだな。」
「肉付けは肝心だから。」
「あっそ。」
秋もその輪の中に入ってみんなでワイワイし、昼食を終えた。
そしてみんなでまた秋の家に戻ると、マサルが急に部活が入った。
秋も部活がもともとあったとの事で解散した。
時也は帰ろうかも思っていたが、夏奈弥からまさかの事実が告げられた。
「今から前の学校の友達が来る。」
「は?」
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