異世界で猫に拾われたので

REON

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chapter.3

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『ご飯食べてないのかな?お腹空いてるみたい』

ライノが頭を撫でている二人を見て気付いたブランシュ。

「二人とも食事はした?」
「食べてない」
「ベルタ夫人とクラウディアお姉さまが身体を拭いてくれた時は呼吸が楽になったから食べられそうだったけど、そのあとまた具合が悪くなって」

ブランシュの代わりに二人に聞いたライノ。
ベルタとクラウディアが清拭した時は呼吸や身体が楽になったものの、使用人が食事を運んで来た時にはもう息苦しく戻っていてまた食べることが出来なかった。

「お腹が空いてる?」
「うん。ずっとお水しか飲んでなかったから」
「症状が悪化して暫く食事が出来ていなかったのだろう」
『大変!なにか食べるもの!』

慌ててポシェットを開けるブランシュ。

「インベントリに入れた粥とスープでは駄目なのか?」
『あ、そっか!出してくれる?お皿に装うから』
「ああ」

テーブルまで移動してインベントリから鍋を出した天虎。
明日の分と言って作っておいたそれの蓋を開けたブランシュはポシェットから出した木製の皿に装う。

「いいのかい?ベランジェ用のだと言っていたのに」

この屋敷の使用人たちのために作ってくれた分の他に、明日行くベランジェ用の食事と言って作ったもの。
厨房で手伝っていたライノはそれを聞いていたから、弟妹に食べさせてしまっていいのかと。

『足りなければまた作ればいいだけだもの』

そう言いながら手際よく皿に装いトレイに置くブランシュ。
最後にポシェットから出した小瓶から小さな赤い実を三つと、乾燥させ刻んである緑の葉を振りかけた。

『食後に飴もあげる。二人が早く元気になりますように』

空腹の弟妹のために急いで装いニコッと微笑んで言ったブランシュを見てライノは胸がギュッと苦しくなる。
ブランシュの優しさと愛らしさに。

「ありがとう、ブランシュ」
『どういたしまして。早く食べさせてあげよ?』
「ああ」

粥とスープと木のスプーンを載せたトレイの片方はライノが、もう片方はブランシュの代わりに天虎が運ぶ。

「わあ。綺麗なスープ」
「いい香り」
「異国の料理だよ。こちらのお姉さんが作ってくれた」
「お姉さまがお料理を?凄い」
「とっても美味しそう。ありがとうございます」
『どういたしまして』

二人から御礼を言われて頬を赤らめたブランシュはヒュンッと天虎の後ろに隠れてチラリと顔を覗かせる。

「娘は声を出せない。それとこれは恥ずかしかっただけで、嫌がって逃げた訳ではないから許してやってくれ」
「ブランシュは照れ屋さんなんだ」
「そうなのですか」

天虎とライノから事情を聞いて笑う二人。
声を出せないというのは気になるけれど、そういう病気なのかと思って追求しなかった。

「「美味しい」」

粥をフーフーと冷まして口へ運んだ二人は驚く。
初めて食べる料理だけれど、柔らかくて味もいい。

「火傷するよ。ゆっくり食べなさい」

食事に夢中の二人。
久々の食事というのも美味しさに拍車をかけているのか、弟妹がこんなにも夢中で料理を食べている姿を初めて見た。

「少年が看病をしていた時はまだ食べられていたのか?」
「スープ程度なら辛うじて」
「それなら腹が減っていておかしくないな」

無我夢中で食べる二人を見てライノに聞いた天虎は苦笑すると胃が痛くならないようこっそり治癒魔法をかける。
ブランシュが作った料理は胃に優しいものだけれど、暫く食べていなかったのなら念のため。

ブランシュは追加でアベイユの蜜を垂らしたカップに薬草茶を注ぎながら、美味しそうに食べている二人にホッとした。


治療と食事をしてすっかり元気になった二人。
その姿を見てライノもホッとする。

「ブランさま、ブランシュ。お二人のお蔭で弟妹の笑顔を見ることが出来ました。心より感謝申し上げます」
「「ありがとうございました」」

辛そうにしている弟妹の看病をして移ってから三日、その間も二人の事が心配だったけれど、元気なっただけでなく久しぶりに笑顔も見る事が出来たのは天虎とブランシュのお蔭。
ライノと弟妹は深々と頭を下げ御礼を伝える。

「元気になったなら何よりだ。それより二人は双子か?」
「はい。私は姉のリーサです」
「弟のセリノです」
「歳は幾つだ?」
「「六歳です」」
「幼いのにしっかりしているな」

天虎から褒められ照れくさそうにするリーサとセリノ。
さすが貴族家の令嬢と令息だけあって六歳でも礼儀作法が身についている。

『お兄さん、最後にこれも』

ポシェットから瓶を出したブランシュは紙で包んである飴を二つライノに渡す。

『食べた後は寝る前の歯磨きも忘れないでね』

甘いものだから歯磨きも忘れずに。
ライノは笑いながらブランシュの前にしゃがむ。

「ありがとう。ブランシュは本当に優しい子だね。でもこれはブランシュの大切な物だから気持ちだけ貰っておくよ」

貴重な物でも差し出してしまう心優しい子。
ただ、天虎神がこの領の病原菌を消滅させてくれたとはいえ国の熱病はまだ収束した訳ではないから貰えない。

「熱病以外の病の予防にもなる。食べさせておけ」
「ですがブランシュの分が」

瓶の中身は極僅か。
幾らも残っていないのに貰う訳にはいかないと遠慮するライノに天虎はフッと笑う。

【療養中は魔力を使わせないよう料理作りも禁じていたから中身が減っているだけで、二度と作れないような物ではない。その飴の材料は私のインベントリに揃っている】

病にかからないよう普段から食べさせている物だから、いつでも作れるよう材料はインベントリにしまってある。
ヒトの子にとっては入手困難な材料だろうと、神の天虎にはすぐに集められるものだから。

『私は天虎さんのようにみんなの病気を治してあげることは出来ないけど、病気にならないよう予防するお料理は作れる。優しくしてくれたお兄さんの大切な弟さんと妹さんなら私も元気で居てほしいと思うから貰って。氷の薔薇の御礼』

ライノの手を開き包装された飴を二つ置いたブランシュ。
渡されたそれにライノはまた胸が締め付けられる。
御礼ならもう返しきれないほどに貰ったというのに。

「遠慮するな。また体調を崩してほしくないだろう?」
「ありがとうございます」

念話が聞こえていない弟妹が不思議に思わないよう声に出して言った天虎と、心優しいブランシュに深く頭を下げる。
弟妹のことまで気遣ってくれる二人に。
私は生涯をかけてお二人に恩返しをしていこう。

「さあ、二人ともこの飴を食べて」
「寝る前に甘いものを食べていいの?」
「今日だけ特別。怒られないよう私たちだけの秘密だ」

人差し指を口にあてて秘密とジェスチャーしたライノに二人も同じジェスチャーで返して大きく頷く。

「「美味しい」」

包装を外して飴を食べた二人はニコニコ。
滅多に出回らない貴重なアベイユの蜜を使った飴だからね。
さすがにそれは言えないけれど。

【少年。双子の記憶を少し消させて貰うぞ】
『え?』

念話で伝えてきたそれを聞いて天虎を見るライノ。

【ブランシュが魔法を使った記憶を消す。まだ六の歳の幼子に口外を禁じたところで悪意もなくうっかり話してしまうかもしれないからな。もしブランシュの能力が知られて利用されるようなことがあれば私は幼子だろうと許しはしない。それなら記憶から消してしまった方が双子のためにもなる】

ブランシュはもちろん双子のためにも。
そう話す天虎の隣に居るブランシュは飴を食べながら会話している双子を嬉しそうに見ていて、今の会話は私にだけ聞こえたのかとライノは察する。

『記憶を消したことで身体に影響は』
【ない。見たものを忘れるだけだ】

たしかにまだ六歳の子供に『誰にも話してはいけない』と言い聞かせたところで話してしまう可能性はある。
悪気はなくとも口止めをされた事も忘れてうっかり。
それを聞いた者がブランシュを利用しようと企む者だった時には目もあてられない。

『承知しました』

天虎神にとってはブランシュを守ることが最優先。
可能性は潰しておきたいと考えるのも理解できる。
そして私も弟妹が神罰を受けてほしくない。

身体に悪影響がないなら記憶を消すことが最善。
それがブランシュのためでも二人のためでもある。
忘れてしまえば話してしまうこともない。

【消した】
『え?もう終わったのですか?』
【終わったが?】

嬉しそうに飴を食べている双子に変わった様子はない。
悪影響どころか本当に記憶が消えたのかと疑うほどに。

【消した記憶はブランシュが魔法を使った時に見たもの。双子にリュミエールは見えていなかったが念のためにな】
『リュミエール?ブランシュの後ろに顕現なさっていたのは光の大精霊だったということですか?』
【ああ】

身体は透けていたけれど、美しい大きななにか。
人ならざるものだということはすぐに分かったけれど、まさか光の大精霊だとは思いもしなかった。

【話しただろう?ブランシュは神々と大精霊から愛された特別な祝い子だと。本人はまだ気付いていないが、ブランシュが精霊魔法を使った時に呼応しているのは全てが大精霊だ】

精霊魔法を使える者はクアドルプルの数よりも少ない。
むしろ生涯で出会う確率は極めて低いと言える。
ブランシュはそれほどに貴重な存在の精霊魔法使いの一人というだけではなく、呼応しているのが大精霊。
そのような人物など聞いたことがない。

【ブランシュが精霊魔法だと思って使っている能力に正確な名前を付けるならば大精霊魔法。私は星の誕生から存在しているが、大精霊が呼応するヒトの子が誕生したことはない】

精霊ではなく大精霊が呼応するから大精霊魔法。
今までに大精霊が力を貸すヒトの子など存在したことがなかったから、大精霊魔法という魔法(言葉)も存在しなかった。

【美しい魂のブランシュは神々と大精霊の愛し子。私たちにとっては全てのヒトの子の命よりもブランシュ一人の命の方が尊い。もしブランシュがこの星のヒトの子に絶望するようなことがあれば全てを滅ぼすことも厭わない】

の加護を授かり誕生した美しい魂のヒトの子。
美しい魂を尊ぶ大精霊たちが執着するのも当然のこと。

【双子の記憶を消したのは私の慈悲だ。大精霊にはヒトの子の年齢など関係ないからな。自分たちが執着するものを害されれば誰であろうとも怒り狂う。そうなれば破滅の神の私が何もしなくともヒトの子は大災害で滅びることになる】

神の天虎には故意か過失かの判断ができる。
大人か子供かで容赦もできる。
でも大精霊にはそれができない。

だから怒りを買わないよう記憶を消すことが天虎の慈悲。
ブランシュに害が及ばないよう、大精霊の怒りを買いヒトの子が滅んだことでブランシュが傷つかないよう。
全てはブランシュのため。

天虎の話を聞いて改めてブランシュという存在の貴重さと危うさを実感させられたライノ。
ブランシュを大切にすれば神や大精霊は恵みを与えてくれるけれど、ブランシュの扱いを間違えばヒトは滅ぶ。
そういう存在。

『その話を聞いても私はもうブランシュを忘れることも避けることもできません。人生に光を灯してくれた子なので』

危うい存在だろうと知らなかった頃には戻れない。
いや、戻りたくもない。
神や大精霊から愛された祝い子かどうかなど関係なく、ブランシュという心優しい子に惹かれてしまったから。

視線を感じたのかブランシュがライノを見て目が合う。

『元気になってくれて良かったね』
『天虎神とブランシュのお蔭だよ。ありがとう』
『少しでも役に立てたなら良かった』

照れくさそうにしながらも微笑んだブランシュにライノも釣られて笑みを零した。


寝る前に歯磨きをするようライノが言って部屋を出る。

「ライノさま」
「治療は済んで食事もさせた」
「お食事を?召し上がれず下げてしまいましたが」
「こちらの御仁がお持ちになっていた食事をいただいた」

入る前に入室を拒んだ使用人に説明するライノ。
こればかりは話しておかないと、元気になったから食べさせようと思って料理人に作らせてしまうだろうから。

「熱が下がって元気になっているが、体力が戻るまでは大人しく休むよう話してある。様子を見ておいてくれ」

それだけ話すと天虎に目配せして双子の部屋を離れた。

『お部屋を出たらまた重いね』
【ああ】

廊下に漂う瘴気はこの階に病人が多く居る証拠。
来る時は眠っていたブランシュは今それに気付いたけれど、天虎はこの階に来た時から気付いていた。

『綺麗にしなくていいの?』
『いいんだ。望まれてないから』
『え?』

聞いたブランシュに即答したライノ。
この階に居る人を救ってやる必要はない。

『幼い弟妹だけはと思って天虎神に治療をお願いしたけど、この階に居る人が父と私以外の立ち入りを禁じているんだ。だから弟妹の部屋に行くまでにも二度止められた。この階に居る人から望まれているのは私たちが早くここを出ることだ』

自分たちだけでやると他者を拒んだのは夫人の方。
放っておくと本邸の者にも感染が拡大する可能性がある状況なら頼んだけれど、病原体はもう天虎神が消滅してくださったのだからその心配はしなくていい。

『私たちがここに居る方が面倒事になり兼ねない』

弟妹を治療して貰うだけのことでも止められたのに、一部屋ずつ回って治療をすれば夫人がどんな反応をすることか。
私が勝手なことをしたと父上に文句を言うことは目に見えているし、何より流行病を収束させるために足を運んでくれた天虎神とブランシュをこの家の面倒事に巻き込みたくはない。

【この階に居る者は何でも自分たちでやりたいらしい】
『そうなんだ』
【病の元は絶ったのだから後は自分たちでやるだろう。望まれてないことをするのは余計な世話というものだ】

天虎としてもブランシュが悪く思われる事はしたくない。
それに、この階に居る者へ慈悲を与えることが逆にライノの面倒事を増やす結果になるのは使用人たちの対応で十二分に分かったから。

【明日は朝早い。今日はもう部屋を借りて寝よう】
『うん』

ブランシュに言い聞かせて話を終わらせた天虎にライノは頭を下げた。





ライノの寝室がある階の一室を借りて入浴を済ませた天虎とブランシュは広いベッドに潜る。

「魔力を使って身体は辛くなってないか?」
『うん。大丈夫』
「以前より魔力の量が増えたようだな」
『ほんと?ポシェットの中身、次は何が増えるかな』

能力が上がって増えるのは調味料や調理道具や食器類。
全て食に関係するものというのが料理好きのブランシュらしい能力だけれど、期待でワクワクする愛らしい姿に天虎はくすりと笑って頭を撫でる。

「早く増えてほしいからと無理をしないようにな」
『うん。今日もちゃんと辛くなる前にやめたよ?』
「そうだったな。約束を守れてイイ子だ」

この屋敷の者たちの食事を作った後に明日の分も作り始めた時は『また無理をして』と思ったけれど、調味料を使ったあとの体調でしっかり見極め作るのをやめた。

『ディアちゃんたちはまだお手伝いしてるのかな』
「一族も早目に休むと言っていたから部屋に居るだろう」
『そうなんだ。寝ないと免疫力が落ちるから、体調を崩さないようみんなもゆっくり休んでほしいな』

特にディアちゃんのお母さん。
途中で魔力を回復させるお菓子を食べたりお茶を飲んで貰ったりしたけど、たくさん魔法を使ってたから心配。
今日は早目に寝て魔力も体力も回復してほしい。

「ブランシュも寝るように。明日もまた浄化して貰うかもしれないからな。魔力を回復するためにも眠れ」
『はーい。おやすみなさい、天虎さん』
「おやすみ、私の可愛いブランシュ」

ピタリと寄り添う愛らしいブランシュの頭に口付ける。
恐らく明日行く領地も隣国の姫が無自覚に撒き散らした災いの影響を受けているだろうと予想できるが、清浄の祝い子のブランシュが足を運べば瘴気も清められるだろう。

ヒトの子が褒め称え持て囃す【祝福の子】が人々に災いを齎した諸悪の根源で、ヒトの子が忌み嫌い捨てた【呪い子】が逆に人々へと祝福を齎してやるのだから、皮肉なことだ。
祝い子を祝福の子と呪い子に分けた者の罪は重い。

疲れていたらしく、すぐに寝息をたて始めたブランシュにくすりと笑って頭を撫でる天虎。
人々から恐れられてきた自分を怖がるどころか心から信頼して身を預けてくれるブランシュが可愛くて仕方がない。

長い刻を孤独に生きてきた天虎の前に現れた少女。
孤独を埋めてくれたブランシュへの執着心は大精霊以上。
ブランシュのためなら全てを滅ぼす事も厭わないほどに。

「こんなにもブランシュは愛らしいと言うのに愚かな」

神がヒトの子への慈悲で与えた祝い子を自分たちに都合のいいよう改悪して語り継ぐ愚かなヒトの子。
ヒトの子自身が神の慈悲を拒んだのだから、神の一柱の私も本来なら自滅していく彼らを救う必要性はない。

私を神と信じる者の信仰心の分だけ慈悲を与えればいい。
ブランシュを大切にする者にだけ慈悲を与えればいい。
愚かなヒトの子を救うつもりなど毛頭ない。

本来神とヒトの子は交わらないもの。
気安く出会える存在でもなければ言葉を交わすことの出来る存在でもなく、容易く慈悲を賜れる存在でもない。
生命がやり過ぎなければ関わることもない。
神とはそういうものだ。

特に天虎は主神からこの星を守る役目を与えられた神。
守る対象は星であって、星に存在する生命ではない。
むしろ星を守る為なら生命を滅ぼす事が役目の破滅の神。

大自然を司る天虎の周りは緑豊か。
天虎自身は生命を救うつもりなどなく、いつしか誕生したヒトの子がその恵みを賜るようになったというだけの話。

与えられた役目を果たす為に長い刻を生きてきた天虎。
その天虎が変化したのはサヴィーノに出会って。
太陽神と光の大精霊の加護を授かったサヴィーノと出会って天虎はヒトの子にも様々な者が居ることを知り、人目を避け暮らしていたサヴィーノも天虎が初めて出来た友だった。

そして今はブランシュ。
天虎が初めて『守ってやらなくては』と思った少女。
破滅の神としてヒトの子を滅ぼすことに躊躇する気持ちなどなかった天虎の心に変化を齎した二人は皮肉にも、今時代のヒトの子が【呪い子】と呼び忌み嫌う祝い子。

愛らしい寝顔のブランシュをそっと抱きしめた天虎の孤独な心は満たされて眠りについた。
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