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結衣の本当の気持ち(R18要素表現含まれてます GL)
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大きな家の中に連れ込まれた佳代子は目の前に結衣がいたことに驚いた。広い部屋には女性らしいベットやソファーが並び、洋画に出てくるセットの用だった。私をその部屋に通すと「次の仕事があるから」と亮介は出ていった。外からカギが閉まる音がしてビクリと体が反応する。
「久しぶり」
結衣はにこりと笑い、彼女に近づいた。
「来ないで!」
そうは言ったが、足や手を後ろに縛られた状態では動くことがままならず顔を背けることしかできない。結衣はゆっくりと佳代子に近づきクイッと顎を上げた。佳代子はどうにか抵抗しようと顔を背け睨みつけた。
「ほんと可愛い。あの人にはあなたはもったいないわ」驚いて動けずにいる佳代子の唇を挟むように咥えた。
「え…ちょっと…」顔を離して抵抗する彼女の腰を抱え舌で歯茎をなぞった。優しい口づけに何故か腰が砕けそうで、自分が女にこんなことされてるなんて…しかも気に入らない結衣なんかに…口の中に舌が入ってきて厭らしく舐めまわし、舌が佳代子の思考をグチャグチャにしていく。やがて離された頃には立つのもままならないような感じがし、思わず目の前に立つ結衣にしがみ付いた。
「本当にかわいい。今日もいつものように一緒にいましょうよ」結衣はにこやかにそう言うと佳代子の拘束を解いた。(逃げれる)段々と頭が冴えていき、そう思った時だった。それを察していたのか佳代子の右耳を咥えた。彼女の一番敏感な部分を結衣は唇で捕らえた。
「…いや…」口を動かして、唇で耳を食みながら、舌を使い、わたしの耳を、舐め始めた。飴を舐めるかのようにコロコロとさせ、何度も結衣の舌は彼女の耳を舐り続け、耳全体を吸い始めたり、無防備なもう片方の耳たぶを手で撫でられた。水音が佳代子の耳の側で鳴り続け、部屋全体に響き渡っているって思うと余計に体が熱くなり、思わず腰が浮くほどの気持ちよさに全身が侵され、身体が思うように動かなくなった。もう声を我慢できず、半開きになった口から声を漏らしていた。軽くそれでイキかけた頃結衣はフッと離れる。
「なんで…?」
トロンとした目で佳代子は尋ねた。
「だって、もっといじめたくなっちゃったんだもん」
我に返った佳代子はもっとと強請りそうになっていた自分に驚き、早くここから出なくてはと考えた。
「そんな恰好で外に出ようって貴女凄いわね。私は構わないわ」
その言葉に「え?」と顔を足元に向けるとさっきまで来ていたドレスは無くなっていて、全裸姿だった。慌てて両手で胸元を隠し、ペタンと座ってしまった。
「暖房入れて置くから寒くないよね?」
結衣は頓珍漢なことを言う。「そうじゃない、服を返して!」大きな声で叫んだ。
「いやよ、服なんか着たら貴女逃げるでしょう?そんな、折角誰にも邪魔されずに私の物になったんだから」
「は?」
「ずっと貴女の彼氏を奪ってきたって、貴女思ってるんでしょうけど正確には別れさせて私のモノにしたかったからよ。板倉君が離れたかと思って安心していたのに、北川君のことも調べて別れさせれたって思っていたのに…それが何?今度は結婚するですって?ふざけんじゃないわよ。…ねぇ、どうして見てくれないの?」
結衣は佳代子の肩をつかんで揺さぶった。目を見開いたまま黙っている。「ねぇ、何か言ってよ」目線に合わせて座った結衣は佳代子を抱きしめた。自分の興奮した感情を佳代子にぶつけてはみたが、うまくいかないと分かり感情を落ち着かせると、そっとその場から離れた。
「急に言われても困っちゃうよね。いいわ。貴女に時間をあげる。だけど、逃げようって考えちゃダメ。もしそうしたら北川君の命はないと見たほうがいいかもね」
好きな人の名前に佳代子はビクリと反応し小さな声で彼の名前を言った。放心状態になっている佳代子を横目に結衣は部屋を出ていった。扉が閉まりゆっくり周りを見渡す。ここは結衣の部屋ではなかったのか。立ち上がりドアノブを回してみたがガチャガチャと音がするだけで開く気配など無かった。窓の外を見てみようと除くと外から鉄格子が付けられ出られるようには見えなかった。タンスの中には服が入っており、どれもこれもワンピースで前にボタンがあるか背中にファスナーがついているものばかりで、色は様々ありおとぎ話の世界っぽかった。下着が見当たらないままとりあえず手に取ったワンピースを勝手に着ることにし、少し高めのテーブルを引き出し、天井に両手をついてみた。
(なにか抜け穴がないかな…)グッと至る所を押してみて一か所だけ何かが違うものがあった。
(忍者屋敷みたい)コンコンと指でたたいても向こう側に行けるのが分かる。(?)指に何か引っかかるものを感じ暗い中よく見ればさっきまで無かったフックが現れた。
(これを引けば出られる)佳代子は笑った。だが、結衣のことがを思い出しそのフックを戻した。結衣は葵のことを言っていた。
(このまま私はここから出られるかもしれないだけど、もし葵に何かあったら…)そんな恐怖が佳代子を襲い、テーブルをもとの位置に戻した。
(葵君が安全だって分かったら一緒にここから出る)佳代子は一人で頷いた。それから名には食料はないかとあたりを見渡し、戸棚に缶詰と乾パンが少し入っているだけだった。それから水の入ったペットボトルが少し…。ペットボトルは市販のもので何か細工がしているようには見えない。明日になったらまた結衣がここに来るだろう。この食料は今食べなくてもなんとかなる。もし誰もこの先来なかったときに使えるかもしれない。全てのものがどこにあるのかを確認し、佳代子はソファーに座った。睡魔が急に襲ってきてそっと目を閉じた。
「久しぶり」
結衣はにこりと笑い、彼女に近づいた。
「来ないで!」
そうは言ったが、足や手を後ろに縛られた状態では動くことがままならず顔を背けることしかできない。結衣はゆっくりと佳代子に近づきクイッと顎を上げた。佳代子はどうにか抵抗しようと顔を背け睨みつけた。
「ほんと可愛い。あの人にはあなたはもったいないわ」驚いて動けずにいる佳代子の唇を挟むように咥えた。
「え…ちょっと…」顔を離して抵抗する彼女の腰を抱え舌で歯茎をなぞった。優しい口づけに何故か腰が砕けそうで、自分が女にこんなことされてるなんて…しかも気に入らない結衣なんかに…口の中に舌が入ってきて厭らしく舐めまわし、舌が佳代子の思考をグチャグチャにしていく。やがて離された頃には立つのもままならないような感じがし、思わず目の前に立つ結衣にしがみ付いた。
「本当にかわいい。今日もいつものように一緒にいましょうよ」結衣はにこやかにそう言うと佳代子の拘束を解いた。(逃げれる)段々と頭が冴えていき、そう思った時だった。それを察していたのか佳代子の右耳を咥えた。彼女の一番敏感な部分を結衣は唇で捕らえた。
「…いや…」口を動かして、唇で耳を食みながら、舌を使い、わたしの耳を、舐め始めた。飴を舐めるかのようにコロコロとさせ、何度も結衣の舌は彼女の耳を舐り続け、耳全体を吸い始めたり、無防備なもう片方の耳たぶを手で撫でられた。水音が佳代子の耳の側で鳴り続け、部屋全体に響き渡っているって思うと余計に体が熱くなり、思わず腰が浮くほどの気持ちよさに全身が侵され、身体が思うように動かなくなった。もう声を我慢できず、半開きになった口から声を漏らしていた。軽くそれでイキかけた頃結衣はフッと離れる。
「なんで…?」
トロンとした目で佳代子は尋ねた。
「だって、もっといじめたくなっちゃったんだもん」
我に返った佳代子はもっとと強請りそうになっていた自分に驚き、早くここから出なくてはと考えた。
「そんな恰好で外に出ようって貴女凄いわね。私は構わないわ」
その言葉に「え?」と顔を足元に向けるとさっきまで来ていたドレスは無くなっていて、全裸姿だった。慌てて両手で胸元を隠し、ペタンと座ってしまった。
「暖房入れて置くから寒くないよね?」
結衣は頓珍漢なことを言う。「そうじゃない、服を返して!」大きな声で叫んだ。
「いやよ、服なんか着たら貴女逃げるでしょう?そんな、折角誰にも邪魔されずに私の物になったんだから」
「は?」
「ずっと貴女の彼氏を奪ってきたって、貴女思ってるんでしょうけど正確には別れさせて私のモノにしたかったからよ。板倉君が離れたかと思って安心していたのに、北川君のことも調べて別れさせれたって思っていたのに…それが何?今度は結婚するですって?ふざけんじゃないわよ。…ねぇ、どうして見てくれないの?」
結衣は佳代子の肩をつかんで揺さぶった。目を見開いたまま黙っている。「ねぇ、何か言ってよ」目線に合わせて座った結衣は佳代子を抱きしめた。自分の興奮した感情を佳代子にぶつけてはみたが、うまくいかないと分かり感情を落ち着かせると、そっとその場から離れた。
「急に言われても困っちゃうよね。いいわ。貴女に時間をあげる。だけど、逃げようって考えちゃダメ。もしそうしたら北川君の命はないと見たほうがいいかもね」
好きな人の名前に佳代子はビクリと反応し小さな声で彼の名前を言った。放心状態になっている佳代子を横目に結衣は部屋を出ていった。扉が閉まりゆっくり周りを見渡す。ここは結衣の部屋ではなかったのか。立ち上がりドアノブを回してみたがガチャガチャと音がするだけで開く気配など無かった。窓の外を見てみようと除くと外から鉄格子が付けられ出られるようには見えなかった。タンスの中には服が入っており、どれもこれもワンピースで前にボタンがあるか背中にファスナーがついているものばかりで、色は様々ありおとぎ話の世界っぽかった。下着が見当たらないままとりあえず手に取ったワンピースを勝手に着ることにし、少し高めのテーブルを引き出し、天井に両手をついてみた。
(なにか抜け穴がないかな…)グッと至る所を押してみて一か所だけ何かが違うものがあった。
(忍者屋敷みたい)コンコンと指でたたいても向こう側に行けるのが分かる。(?)指に何か引っかかるものを感じ暗い中よく見ればさっきまで無かったフックが現れた。
(これを引けば出られる)佳代子は笑った。だが、結衣のことがを思い出しそのフックを戻した。結衣は葵のことを言っていた。
(このまま私はここから出られるかもしれないだけど、もし葵に何かあったら…)そんな恐怖が佳代子を襲い、テーブルをもとの位置に戻した。
(葵君が安全だって分かったら一緒にここから出る)佳代子は一人で頷いた。それから名には食料はないかとあたりを見渡し、戸棚に缶詰と乾パンが少し入っているだけだった。それから水の入ったペットボトルが少し…。ペットボトルは市販のもので何か細工がしているようには見えない。明日になったらまた結衣がここに来るだろう。この食料は今食べなくてもなんとかなる。もし誰もこの先来なかったときに使えるかもしれない。全てのものがどこにあるのかを確認し、佳代子はソファーに座った。睡魔が急に襲ってきてそっと目を閉じた。
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