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六
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町長は、その後も地元の商店街や畑などで働く動物達のようすを見せてくれた。最初にあった反対派の心配はほとんどないように思えた。人間と動物達がお互いを信頼し合って幸せに暮らしているようだ。
いろいろなところを見て回り、町長室に戻った時には午後三時を回っていた。町長は応接セットに深々と腰を下ろし、
「どうですか、私達の取り組み。この取り組みが全国の自治体に広がると、現在日本が直面している少子・高齢化などの問題、労働人口の減少の問題のほとんどが解決の方向に向かうでしょう。私達は、あなた達に取材してもらって、この取り組みを全国に広めてもらいたいのです。有名になろうとか、そういうことではなく、全国に困っている自治体がどのくらいあるか。私達はそういう自治体の力になりたいし、そこに住んでいる人間や動物達にも幸せになってもらいたいと思っているんです。それに、この取り組みを広めたいと思っているもうひとつの理由が、この町だけでの取り組みでは、動物達の戸籍を正式な形で作ってあげられないことなんです。もちろん町では、人間と同じではありませんが、動物達にも住民登録をしてもらってはいますが、国にも県にもそれを報告ができない。この町では当たり前に暮らせても、社会で通用する住民票が発行できないので、他の市町村への転出ができないんです。偽装でもしなければね。ですから、この取り組みが広まることで、動物達、変身できる者もできない者も安心して町の外に出られるし、その範囲も広がっていくということもあります。十三年続けて、こんなに町民も動物も幸せになれるのですから。成功事例としていかがでしょう?」
「あの・・・。大変お聞きしにくいことなんですが・・・」
「何でもどうぞ」
「どうして、私達の出版社にお手紙を出されたんでしょう?」
「どうしてと言いますと?」
町長は不思議そうに私の方を見ている。
「私達の会社は大手でもないし、有名な会社でもない。知る人ぞ知る小さな出版社です。私達が出している『エトランジュ』という雑誌を、お読みになったことはありますか?」
「ええ。我が町の取り組みを取材してもらいたいと考えた時から、読ませてもらっていますよ」
「ありがとうございます」
私は町長に一礼して、話しを続けた。
「読んでいただいた上でお手紙を出されたなら、私も少し安心しました。私どもの雑誌は、オカルト関係や超常現象等を専門に扱っている雑誌です。一般的にはカルト的な内容ととられてしまうことが多いので、興味や関心がない方からすると、でっち上げ記事として捉えられることが多く、社会的信用や評価はかなり低いと思います。いえ、そういう評価を受けているからと言って、私達もいい加減に取材して記事を書いているつもりは全くありませんけど。私達はこうして現場に赴き、裏づけを取ったり、現場検証をしたりしながら、世の中の不思議と向き合い、裏に隠れている真実を伝えるよう努力をしています。ですが、『神かまうな、仏ほっとけ』と言われるように、見えているものしか信じない現代社会ですから、正当な評価をされているとはいえません。その私達に、なぜ手紙を出されたのかなって。公表することを真剣に考えたら、私達のところではなく、大手新聞社とか、有名週刊誌を扱っている出版社に出された方が大きく取り扱ってもらえたんじゃないかって思ったものですから」
町長はニッコリと笑いながら、
「私達もどこに取材依頼を出したら良いのか、ものすごく悩みました。まず、取材に来てくれそうなところ、記事として丁寧に扱ってくれそうなところという視点で出版社を選びました。ですから、両議会の議員さん達にもいろいろな雑誌を見ていただいて、どこに取材を依頼するのが適切であるか検討したわけです。その中で、『エトランジュ』さんは、一見カルト的な記事を扱ってはいますが、情報の出所が不明のまま記事にしておらず、どの記事も必ず調査・検証をしっかりとされた上で記事を書かれている姿勢を評価しました。私達はどこの新聞や雑誌の記事等にも引けを取らないくらい丁寧な仕事をされていると感じたので、ここの記者さんなら、信頼できると思いました。それに、いろいろ不思議な現象と日頃から向き合っている方達の目から見ると、この取り組みはどのように映るのだろうという興味があったのも事実です。ですから、他社の扱う雑誌じゃなく、『エトランジュ』さんに取材をしていただこうと思いました。そして、私は実際にあなた達に会って、信頼できる方達だと改めて思いましたしね」
「ありがとうございます。ご期待にお応えできれば良いんですが・・・」
「私は人を見る目があると思っていますよ」
優しい笑顔で私達を見つめている。認めてもらえるのは嬉しいのだが、読者層を考えると、ちょっと気が重たくもある。読者の方達が興味本位で記事を読まなければ良いがと、少し不安がよぎった。果たして、その不安を一掃できるような記事を書くことが私にできるだろうか。
「話、全然変わっちゃうんっすけど、イイっすか?」
皓太が、いつになくマジメな表情で尋ねた。
「動物と人間がこんなに仲良くなると、恋愛とか結婚とかどうしてるんっすか?それでできた子供って動物になるんっすか?それとも人間?」
町長の表情がちょっと曇った。どうやら痛いところだったらしい。
「そこが当面の課題になっています。十三年の間、ほとんどは同種族で結ばれていますが、人間と動物のカップルでは、二十七組がゴールインしています。恋愛関係となると、数えてはいないので、正確な数字は言えませんが、おそらく倍以上の数になるでしょう。最近は曖昧になってきていますが、動物達には発情期というのがありますから、その期間以外はそういった感情はあまり持たないんですが、人間がね。興味本位でっていうのもあるし、いろんな性癖がある者もいますからね。先ほどの応用の話じゃないですけど、ズル賢さは動物以上ですから、人間の方に目を光らせていなければなりません。動物は純粋です。ひとたび愛情を向けると、どんなことがあっても一生添い遂げようとしますから。人間も見習ってほしいものです」
「で、二十七組のカップルは、その後どうなったのですか?」
「はい、三組が失敗に終わりましたが、残りの二十四組は現在も幸せに暮らしています。だいたい、男性が人間で女性が動物という組み合わせです。授かった子どもは十歳の子を筆頭に三十人いますが、人間の遺伝子の方が強いんですかね。産まれてくる姿は全員人間なんですね。それも全員男の子です。何故なのかはわかりませんが、昔話もだいたい男の子を産んでいますよね。家を絶やさないためなのかな、とにかく不思議なんですが、現在まで女の子は一人も産まれていません。籍は当然、人間の戸籍に入っています。ただ、奥さんを戸籍に表記することはできませんから、残念ながら非嫡出子という形になってしまいます。それに、動物の血が入っていても、変身する能力に長けているわけでもないんです。空や風、景色を見て天候や災害の予兆がわかる者はいますが、みんな現在のところ普通の男の子です。まぁ、この先、特に思春期を経て、どんな能力が出てくるかはわかりませんが。安倍清明みたいな大人物も過去にはいましたからねぇ」
「別れた三組の方達は、現在この町に住んでいらっしゃるんですか?」
町長は小さく首を振り、寂しそうな表情になった。
「いいえ。人間の方は、それぞれ都会に出て暮らしていますし、動物の方は山に戻って暮らしています。純粋だから、人間の嫌なところが見えちゃったんですかね。あまり町に出て来ようとはしません。このようなケースがあると、周りの者も本当に辛いです。人間の方も心の傷を抱えて町を出て行きますが、動物の心の傷が本当に痛ましいくらい悲惨です。動物の姿に戻った時に、体中の毛がまだらに抜け落ちていたりしてね」
と、残念そうに答えた。
しばらく沈黙が続いた後、重い空気をものともせず、皓太が口を開いた。皓太の超能天気なKYさにこんな時は特に救われる。
「話は変わるんっすが、今でも若い人達は都会で暮らしているんっすよね。その人達、友だちや周辺の人達に『うちの町で動物が人間になって働いてるんだ』っていうようなこと、言わないんっすか?」
「言った者もいるようですが、誰も信じてくれないそうです。『冗談言うな』と、笑ってもらえるのは良い方で、ほとんどのケースは『ふざけるな』って怒鳴られたり、ホラ吹き呼ばわりされたりして、上司や同僚からの信用をなくしたり、関係が悪くなったりして、中には職場を変わらなければならなくなった人もいます。ですから、誰も話さなくなってしまいました」
町長は期待の眼差しを私達に向けている。この町での動物との取り組みが成功していることを根拠にして、日本の社会を現在よりも良いものにできると、損得からではなく、心から信じているようだ。
私は、まだ整理できていない思考のまま安易に返答するべきではないと判断し、
「ちょっと頭の中を一度整理させてください。数日お時間いただけないでしょうか」
とだけ言うのが精一杯だった。
「どうぞ、どうぞ。好きなだけ滞在してください。お返事は整理できてからで良いですから」
深々と頭を下げて、私達は町長室を後にした。
いろいろなところを見て回り、町長室に戻った時には午後三時を回っていた。町長は応接セットに深々と腰を下ろし、
「どうですか、私達の取り組み。この取り組みが全国の自治体に広がると、現在日本が直面している少子・高齢化などの問題、労働人口の減少の問題のほとんどが解決の方向に向かうでしょう。私達は、あなた達に取材してもらって、この取り組みを全国に広めてもらいたいのです。有名になろうとか、そういうことではなく、全国に困っている自治体がどのくらいあるか。私達はそういう自治体の力になりたいし、そこに住んでいる人間や動物達にも幸せになってもらいたいと思っているんです。それに、この取り組みを広めたいと思っているもうひとつの理由が、この町だけでの取り組みでは、動物達の戸籍を正式な形で作ってあげられないことなんです。もちろん町では、人間と同じではありませんが、動物達にも住民登録をしてもらってはいますが、国にも県にもそれを報告ができない。この町では当たり前に暮らせても、社会で通用する住民票が発行できないので、他の市町村への転出ができないんです。偽装でもしなければね。ですから、この取り組みが広まることで、動物達、変身できる者もできない者も安心して町の外に出られるし、その範囲も広がっていくということもあります。十三年続けて、こんなに町民も動物も幸せになれるのですから。成功事例としていかがでしょう?」
「あの・・・。大変お聞きしにくいことなんですが・・・」
「何でもどうぞ」
「どうして、私達の出版社にお手紙を出されたんでしょう?」
「どうしてと言いますと?」
町長は不思議そうに私の方を見ている。
「私達の会社は大手でもないし、有名な会社でもない。知る人ぞ知る小さな出版社です。私達が出している『エトランジュ』という雑誌を、お読みになったことはありますか?」
「ええ。我が町の取り組みを取材してもらいたいと考えた時から、読ませてもらっていますよ」
「ありがとうございます」
私は町長に一礼して、話しを続けた。
「読んでいただいた上でお手紙を出されたなら、私も少し安心しました。私どもの雑誌は、オカルト関係や超常現象等を専門に扱っている雑誌です。一般的にはカルト的な内容ととられてしまうことが多いので、興味や関心がない方からすると、でっち上げ記事として捉えられることが多く、社会的信用や評価はかなり低いと思います。いえ、そういう評価を受けているからと言って、私達もいい加減に取材して記事を書いているつもりは全くありませんけど。私達はこうして現場に赴き、裏づけを取ったり、現場検証をしたりしながら、世の中の不思議と向き合い、裏に隠れている真実を伝えるよう努力をしています。ですが、『神かまうな、仏ほっとけ』と言われるように、見えているものしか信じない現代社会ですから、正当な評価をされているとはいえません。その私達に、なぜ手紙を出されたのかなって。公表することを真剣に考えたら、私達のところではなく、大手新聞社とか、有名週刊誌を扱っている出版社に出された方が大きく取り扱ってもらえたんじゃないかって思ったものですから」
町長はニッコリと笑いながら、
「私達もどこに取材依頼を出したら良いのか、ものすごく悩みました。まず、取材に来てくれそうなところ、記事として丁寧に扱ってくれそうなところという視点で出版社を選びました。ですから、両議会の議員さん達にもいろいろな雑誌を見ていただいて、どこに取材を依頼するのが適切であるか検討したわけです。その中で、『エトランジュ』さんは、一見カルト的な記事を扱ってはいますが、情報の出所が不明のまま記事にしておらず、どの記事も必ず調査・検証をしっかりとされた上で記事を書かれている姿勢を評価しました。私達はどこの新聞や雑誌の記事等にも引けを取らないくらい丁寧な仕事をされていると感じたので、ここの記者さんなら、信頼できると思いました。それに、いろいろ不思議な現象と日頃から向き合っている方達の目から見ると、この取り組みはどのように映るのだろうという興味があったのも事実です。ですから、他社の扱う雑誌じゃなく、『エトランジュ』さんに取材をしていただこうと思いました。そして、私は実際にあなた達に会って、信頼できる方達だと改めて思いましたしね」
「ありがとうございます。ご期待にお応えできれば良いんですが・・・」
「私は人を見る目があると思っていますよ」
優しい笑顔で私達を見つめている。認めてもらえるのは嬉しいのだが、読者層を考えると、ちょっと気が重たくもある。読者の方達が興味本位で記事を読まなければ良いがと、少し不安がよぎった。果たして、その不安を一掃できるような記事を書くことが私にできるだろうか。
「話、全然変わっちゃうんっすけど、イイっすか?」
皓太が、いつになくマジメな表情で尋ねた。
「動物と人間がこんなに仲良くなると、恋愛とか結婚とかどうしてるんっすか?それでできた子供って動物になるんっすか?それとも人間?」
町長の表情がちょっと曇った。どうやら痛いところだったらしい。
「そこが当面の課題になっています。十三年の間、ほとんどは同種族で結ばれていますが、人間と動物のカップルでは、二十七組がゴールインしています。恋愛関係となると、数えてはいないので、正確な数字は言えませんが、おそらく倍以上の数になるでしょう。最近は曖昧になってきていますが、動物達には発情期というのがありますから、その期間以外はそういった感情はあまり持たないんですが、人間がね。興味本位でっていうのもあるし、いろんな性癖がある者もいますからね。先ほどの応用の話じゃないですけど、ズル賢さは動物以上ですから、人間の方に目を光らせていなければなりません。動物は純粋です。ひとたび愛情を向けると、どんなことがあっても一生添い遂げようとしますから。人間も見習ってほしいものです」
「で、二十七組のカップルは、その後どうなったのですか?」
「はい、三組が失敗に終わりましたが、残りの二十四組は現在も幸せに暮らしています。だいたい、男性が人間で女性が動物という組み合わせです。授かった子どもは十歳の子を筆頭に三十人いますが、人間の遺伝子の方が強いんですかね。産まれてくる姿は全員人間なんですね。それも全員男の子です。何故なのかはわかりませんが、昔話もだいたい男の子を産んでいますよね。家を絶やさないためなのかな、とにかく不思議なんですが、現在まで女の子は一人も産まれていません。籍は当然、人間の戸籍に入っています。ただ、奥さんを戸籍に表記することはできませんから、残念ながら非嫡出子という形になってしまいます。それに、動物の血が入っていても、変身する能力に長けているわけでもないんです。空や風、景色を見て天候や災害の予兆がわかる者はいますが、みんな現在のところ普通の男の子です。まぁ、この先、特に思春期を経て、どんな能力が出てくるかはわかりませんが。安倍清明みたいな大人物も過去にはいましたからねぇ」
「別れた三組の方達は、現在この町に住んでいらっしゃるんですか?」
町長は小さく首を振り、寂しそうな表情になった。
「いいえ。人間の方は、それぞれ都会に出て暮らしていますし、動物の方は山に戻って暮らしています。純粋だから、人間の嫌なところが見えちゃったんですかね。あまり町に出て来ようとはしません。このようなケースがあると、周りの者も本当に辛いです。人間の方も心の傷を抱えて町を出て行きますが、動物の心の傷が本当に痛ましいくらい悲惨です。動物の姿に戻った時に、体中の毛がまだらに抜け落ちていたりしてね」
と、残念そうに答えた。
しばらく沈黙が続いた後、重い空気をものともせず、皓太が口を開いた。皓太の超能天気なKYさにこんな時は特に救われる。
「話は変わるんっすが、今でも若い人達は都会で暮らしているんっすよね。その人達、友だちや周辺の人達に『うちの町で動物が人間になって働いてるんだ』っていうようなこと、言わないんっすか?」
「言った者もいるようですが、誰も信じてくれないそうです。『冗談言うな』と、笑ってもらえるのは良い方で、ほとんどのケースは『ふざけるな』って怒鳴られたり、ホラ吹き呼ばわりされたりして、上司や同僚からの信用をなくしたり、関係が悪くなったりして、中には職場を変わらなければならなくなった人もいます。ですから、誰も話さなくなってしまいました」
町長は期待の眼差しを私達に向けている。この町での動物との取り組みが成功していることを根拠にして、日本の社会を現在よりも良いものにできると、損得からではなく、心から信じているようだ。
私は、まだ整理できていない思考のまま安易に返答するべきではないと判断し、
「ちょっと頭の中を一度整理させてください。数日お時間いただけないでしょうか」
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