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悪役令嬢怒鳴りあい
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「あ、うん。リヴィはそっち派か。人一人の命は、地球より重いね……そうだね」
メルは素直に謝った。
ここは謝るしかないだろう。
「申し訳ない」
しゅん、と項垂れるメルだったが、今度はリヴィが盛り上がり始めた。
「ここに何枚、藁半紙が、地球があると思ってるのよー!?」
言われてメルはようやく正気に返り、インク壺に蓋をして立て直すと、その場にあった布巾でテーブルを拭いた。
そうして、救出出来る藁半紙は救出しようとしたが、ほぼ全滅状態だった。
「うわ……」
恐らく、学校から帰ってきて、ずっと、藁半紙とにらめっこしていたのだろう。それに、もしかしたら、学校の休み時間もずっと取り組んでいたのかもしれない。
十枚以上の藁半紙が、真っ黒のインク浸しになっていた。
「11個! 地球11個!! 地球11個分、お前、買い占められるのか!? どんな経済だ! グランドン公爵家って言ったって、お金が無限にあるわけじゃないんだから!!」
「うん、ごめん。悪かった。ふざけてやったんじゃないのよ。本当、悪かった」
「一つの地球に人命が60億人いるということは、60億が11個あって」
「えっ!?」
「660億個分の地球が今、黒い海に沈められて、その60倍の命が失われたのよ、この悲しみ、分かる!?」
リヴィは、充血した目で、メルの両肩を掴んで迫った。
「メルは、人の命をなんだと思ってるのかー!?」
ぐらんぐらんと頭を揺らしながら、メルは、リヴィの言いたい事を理解しようと頑張った。
恐らく、霊素だ。霊素と、フロリーストームが悪いのだろう。
フロリーストームが場合によっては人命を脅かすのは、大聖堂の事件で実証済みだ。あのときは、ノアやブライアンの活躍で怪我人が出ただけですんだが、今後、フロリーストームを野放しにしておいたら、どこかで人が死ぬかもしれない。
さらに、霊素を抜かれた生命体は枯れ死ぬということは、リヴィが自分で実験失敗したことで分かっている。
その二つに関連する呪文研究が11枚分もお陀仏しちゃったもんだから、リヴィは、そのやるせない悲しみを、言葉にすることでぶつけたいのだが、何分。
(あ~……私とどっこいどっこいで……頭が相当ラリってるわ……)
「フロリーがこの先、王室の人間でありながら、市民に危ない事しちゃったりしたら、全くシャレじゃすまないのに!」
「何言ってるのよ、私そのフロリーに……!!」
言いかけて、慌ててメルは踏みとどまった。ここで口を滑らせたら、いくらなんでも最低過ぎる。先程の自分はチョコチップ入りバナナスコーンだったが、今度は藁半紙地球インク漬けで再起不能になるのはいくらなんでも嫌すぎる。
「フロリーがなんかした!?」
「いえ、何もしませんでした」
メルはそう言って、頭を下げた。
「フロリーのせいにするんじゃないわよ。フロリーストームは彼女のせいじゃないんだから!」
「そ、それぐらい分かってるわよ!」
慌ててメルは誤魔化すように言い返した。フロリーとの一件をバラす訳にはいかないので、逆の心理が働いた。
「フロリーストームは、私達の力で解決する。当たり前じゃない。二人でやるって言ったでしょ! それに、リヴィこそ私のせいにしないでよ! インクに蓋してなかったの、あんたじゃん!!」
痛いところを突かれたリヴィは、一瞬黙った。
「元々リヴィは、出したら出しっぱなし、やったらやりっぱなしでだらしないとこあるじゃん! そんなんじゃ、カフェ出すっていったって、テーブル拭くのも一苦労なんだからね!!」
ラリった頭でフロリーからの会心の告白いちげきがバレたらまずいと変な虚勢張って、メルは言わなくていいことを言い出してしまった。
「そ、それを言ったら、メルだって!! つまずいたからってインク倒すのは仕方ないけど、あんたさっき、素直に謝らないで、買い物に行って誤魔化そうとしたじゃん!! 自分が不利になるとテキトーな事で誤魔化すのはメルの悪い癖よ!!」
「なんですって!?」
図星。
正しくメルの悪い癖そのものである。取り繕うのがうまいというのは、そういうことだ。
「夢見がちなお子様で、公爵家で農園カフェやりたいとか、訳のわからないこと言ってるリヴィとは違うもん! リヴィの悪い癖は、夢見るだけなら勝手だけど、そこで他人の迷惑考えずにゴリ押しするところよ!!」
「ゴリ押しなんてしてないもん!」
「してるわよ!」
「してない!」
「してる!」
二人は激しく睨み合った。
日頃から、一緒に行動して、ピートいわく「ワンセット」の二人。
そのため、お互いの欠点も弱点も把握している。それがここのところのパンク仕切ったラリラリ脳で、ぶつかりあうことになってしまった。
「そんなこと言うんなら、メルだって! メルの文章力は分かってるけれど、メルって自分が努力したら、何でも出来るって思い込んでるじゃん! 努力が万物を克服するなんて、それこそ夢物語の世界でしょ!?」
「はあ!?」
「小説読みすぎ、小説書きすぎ! 努力と人力が最強無敵を作るなんて、18+17で、35歳が考える事じゃないんだもん!!」
一応。
リヴィも、米田菜月時代に、頑張れば夢はかなうと思い込んで、農学部行って農園カフェ開けると思い込んで、県外の農学部を受験しようとした強者である。そして、あっさりと、役所の財務課で役職ついてる超現実主義コツコツ親父の実の父の客観的論理性で玉砕し、県内の文学部を受験したのだ。
青臭いというか、アホ臭いというか、一応、夢と努力だけではどうもならん現実というのは、受験の時点で気がついている。その上で、なんで転生してまで農園カフェにこだわるのかは、自分でもよく分からない。
(だけど、米田菜月だった時代から、受け継いでいるたった一つのものだから!)
そういう訳である。--遠く離れた現代日本。もう二度と帰れないかもしれない故郷。それを覚えているために、米田菜月だった自分を大切にするために、どうしても夢をかなえたいというのが、リヴィの本心なのだった。うまく言語化は出来ないが。
「よくも……言ったなぁあ!?」
ちなみに、メルはメルで、山口彩芽の時代から、自分は悪役令嬢の小説家かライターになるのだと、気張って気張って、大学受験のランクを下げてまで小説書きまくっていた猛者。
自分の夢をバカにされて、黙っているようなヤワな根性していない。
ぱちん。
本当に、頬をかする程度だったが、メルは軽くリヴィの頬を叩いた。
ちなみにその前に、メルはリヴィに肩をガックンガックンされている。
ぱちんとやられたリヴィは、そこで目をぱちくりした。
「二度とそういうことは言うな! 人の夢を、バカにするものじゃないわよ!」
と、言いつつ。
メルはメルで、ついうっかり、「夢見るだけなら勝手だけど」などと言っているのである。夢を否定している訳ではないのだが、「夢を見るにも、色々あるだろう。人に迷惑かけるなよ」と、そういうことなんだが、リヴィはそうは受け取らなかった。
「自分はいいけど、私はダメって言うわけか!?」
何しろ頭がヒートアップしているもんだから、仕返しとばかりに、メルの耳を引っ張った。本人は、軽くやったつもりだったが、当たり前だが、痛いもんは痛い。
「だ~~~か~~~ら~~~!!!!!!!!」
メルは、最早、引っ込みもつかなきゃ、ひく気もなくなっていた。
フロリーからの会心の告白いちげきを受けて以来、冷静にクールダウン出来ていなかったのも、ヤバかった。
ぱちんの次に、ぱっつんとやった。
リヴィは、メルの耳を引っ掻いた。
そのまま、悪役令嬢二人は、つかみ合いの引っ掻きあいを部屋の真ん中でおっぱじめた。ちなみに二人とも、高校生である。中身は35歳である。
もう本当、アホである。
メルは素直に謝った。
ここは謝るしかないだろう。
「申し訳ない」
しゅん、と項垂れるメルだったが、今度はリヴィが盛り上がり始めた。
「ここに何枚、藁半紙が、地球があると思ってるのよー!?」
言われてメルはようやく正気に返り、インク壺に蓋をして立て直すと、その場にあった布巾でテーブルを拭いた。
そうして、救出出来る藁半紙は救出しようとしたが、ほぼ全滅状態だった。
「うわ……」
恐らく、学校から帰ってきて、ずっと、藁半紙とにらめっこしていたのだろう。それに、もしかしたら、学校の休み時間もずっと取り組んでいたのかもしれない。
十枚以上の藁半紙が、真っ黒のインク浸しになっていた。
「11個! 地球11個!! 地球11個分、お前、買い占められるのか!? どんな経済だ! グランドン公爵家って言ったって、お金が無限にあるわけじゃないんだから!!」
「うん、ごめん。悪かった。ふざけてやったんじゃないのよ。本当、悪かった」
「一つの地球に人命が60億人いるということは、60億が11個あって」
「えっ!?」
「660億個分の地球が今、黒い海に沈められて、その60倍の命が失われたのよ、この悲しみ、分かる!?」
リヴィは、充血した目で、メルの両肩を掴んで迫った。
「メルは、人の命をなんだと思ってるのかー!?」
ぐらんぐらんと頭を揺らしながら、メルは、リヴィの言いたい事を理解しようと頑張った。
恐らく、霊素だ。霊素と、フロリーストームが悪いのだろう。
フロリーストームが場合によっては人命を脅かすのは、大聖堂の事件で実証済みだ。あのときは、ノアやブライアンの活躍で怪我人が出ただけですんだが、今後、フロリーストームを野放しにしておいたら、どこかで人が死ぬかもしれない。
さらに、霊素を抜かれた生命体は枯れ死ぬということは、リヴィが自分で実験失敗したことで分かっている。
その二つに関連する呪文研究が11枚分もお陀仏しちゃったもんだから、リヴィは、そのやるせない悲しみを、言葉にすることでぶつけたいのだが、何分。
(あ~……私とどっこいどっこいで……頭が相当ラリってるわ……)
「フロリーがこの先、王室の人間でありながら、市民に危ない事しちゃったりしたら、全くシャレじゃすまないのに!」
「何言ってるのよ、私そのフロリーに……!!」
言いかけて、慌ててメルは踏みとどまった。ここで口を滑らせたら、いくらなんでも最低過ぎる。先程の自分はチョコチップ入りバナナスコーンだったが、今度は藁半紙地球インク漬けで再起不能になるのはいくらなんでも嫌すぎる。
「フロリーがなんかした!?」
「いえ、何もしませんでした」
メルはそう言って、頭を下げた。
「フロリーのせいにするんじゃないわよ。フロリーストームは彼女のせいじゃないんだから!」
「そ、それぐらい分かってるわよ!」
慌ててメルは誤魔化すように言い返した。フロリーとの一件をバラす訳にはいかないので、逆の心理が働いた。
「フロリーストームは、私達の力で解決する。当たり前じゃない。二人でやるって言ったでしょ! それに、リヴィこそ私のせいにしないでよ! インクに蓋してなかったの、あんたじゃん!!」
痛いところを突かれたリヴィは、一瞬黙った。
「元々リヴィは、出したら出しっぱなし、やったらやりっぱなしでだらしないとこあるじゃん! そんなんじゃ、カフェ出すっていったって、テーブル拭くのも一苦労なんだからね!!」
ラリった頭でフロリーからの会心の告白いちげきがバレたらまずいと変な虚勢張って、メルは言わなくていいことを言い出してしまった。
「そ、それを言ったら、メルだって!! つまずいたからってインク倒すのは仕方ないけど、あんたさっき、素直に謝らないで、買い物に行って誤魔化そうとしたじゃん!! 自分が不利になるとテキトーな事で誤魔化すのはメルの悪い癖よ!!」
「なんですって!?」
図星。
正しくメルの悪い癖そのものである。取り繕うのがうまいというのは、そういうことだ。
「夢見がちなお子様で、公爵家で農園カフェやりたいとか、訳のわからないこと言ってるリヴィとは違うもん! リヴィの悪い癖は、夢見るだけなら勝手だけど、そこで他人の迷惑考えずにゴリ押しするところよ!!」
「ゴリ押しなんてしてないもん!」
「してるわよ!」
「してない!」
「してる!」
二人は激しく睨み合った。
日頃から、一緒に行動して、ピートいわく「ワンセット」の二人。
そのため、お互いの欠点も弱点も把握している。それがここのところのパンク仕切ったラリラリ脳で、ぶつかりあうことになってしまった。
「そんなこと言うんなら、メルだって! メルの文章力は分かってるけれど、メルって自分が努力したら、何でも出来るって思い込んでるじゃん! 努力が万物を克服するなんて、それこそ夢物語の世界でしょ!?」
「はあ!?」
「小説読みすぎ、小説書きすぎ! 努力と人力が最強無敵を作るなんて、18+17で、35歳が考える事じゃないんだもん!!」
一応。
リヴィも、米田菜月時代に、頑張れば夢はかなうと思い込んで、農学部行って農園カフェ開けると思い込んで、県外の農学部を受験しようとした強者である。そして、あっさりと、役所の財務課で役職ついてる超現実主義コツコツ親父の実の父の客観的論理性で玉砕し、県内の文学部を受験したのだ。
青臭いというか、アホ臭いというか、一応、夢と努力だけではどうもならん現実というのは、受験の時点で気がついている。その上で、なんで転生してまで農園カフェにこだわるのかは、自分でもよく分からない。
(だけど、米田菜月だった時代から、受け継いでいるたった一つのものだから!)
そういう訳である。--遠く離れた現代日本。もう二度と帰れないかもしれない故郷。それを覚えているために、米田菜月だった自分を大切にするために、どうしても夢をかなえたいというのが、リヴィの本心なのだった。うまく言語化は出来ないが。
「よくも……言ったなぁあ!?」
ちなみに、メルはメルで、山口彩芽の時代から、自分は悪役令嬢の小説家かライターになるのだと、気張って気張って、大学受験のランクを下げてまで小説書きまくっていた猛者。
自分の夢をバカにされて、黙っているようなヤワな根性していない。
ぱちん。
本当に、頬をかする程度だったが、メルは軽くリヴィの頬を叩いた。
ちなみにその前に、メルはリヴィに肩をガックンガックンされている。
ぱちんとやられたリヴィは、そこで目をぱちくりした。
「二度とそういうことは言うな! 人の夢を、バカにするものじゃないわよ!」
と、言いつつ。
メルはメルで、ついうっかり、「夢見るだけなら勝手だけど」などと言っているのである。夢を否定している訳ではないのだが、「夢を見るにも、色々あるだろう。人に迷惑かけるなよ」と、そういうことなんだが、リヴィはそうは受け取らなかった。
「自分はいいけど、私はダメって言うわけか!?」
何しろ頭がヒートアップしているもんだから、仕返しとばかりに、メルの耳を引っ張った。本人は、軽くやったつもりだったが、当たり前だが、痛いもんは痛い。
「だ~~~か~~~ら~~~!!!!!!!!」
メルは、最早、引っ込みもつかなきゃ、ひく気もなくなっていた。
フロリーからの会心の告白いちげきを受けて以来、冷静にクールダウン出来ていなかったのも、ヤバかった。
ぱちんの次に、ぱっつんとやった。
リヴィは、メルの耳を引っ掻いた。
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