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プロローグ
手の平返し?それはないでしょう②
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王宮に着いたので、早速王へ魔王討伐の報告をする事にした。
でもその前に…
魔王の返り血で真っ赤に染まってしまった服を洗うか。
まぁ洗うといっても洗剤で綺麗にゴシゴシとするのではなく【洗浄魔法】を使っての洗濯だ。
わざわざ服を脱ぐ必要もないから危険な森で汚れてしまった時などに非常に役に立つ。
魔法を発動させる時は対象に触って詠唱、又はイメージをする事で発動させる事ができる。
イメージの場合、人に習うイメージの方法だと汚れの素が分解され無くなって行くイメージをするらしいけど、正直そんなにめんどくさいイメージをしなくとも綺麗になった物をイメージすれば出来るから非常に簡単だ。
とりあえず、自分の服に手をあててイメージをして【洗浄魔法】を発動させる。
服は瞬く間に綺麗になっていき、返り血なんてどこにも無くなってしまった。
ついでに自分自身にも【洗浄魔法】をかけると僕は王様の所へ向かうことにした。
広い王宮を歩き続け、やっと王様が入る部屋に一直線に伸びている道に差し掛かると、王宮の方々が拍手をしながら出迎えてくれた。
少し照れくさいけど、悪い気はあまりしなかった。
道を進み王の待つ部屋の扉を開けると王様が笑顔で出迎えて下さった。
「お~!勇者ロンよ!よくやった!まさか魔王を倒すとは!」
「はっ!お褒め頂くとはありがたき幸せ!」
「では、勇者ロンよ。魔王を倒した証として、魔核と城にあった宝を献上せよ!」
「はっ!」
魔核と宝の入ったアイテムボックスを取り出す。
ペンダントは…渡さなくてもいっか。
王様に言われた通り魔核とアイテムボックスを渡した。
その時、王様がニヤニヤとしたのが見えた。
そして次の瞬間、信じられないことを言い放った。
「フフフッハハハッ!魔王がいなくなり平和になった今!もう勇者など要らん!宝も手に入った我々にとってお前はもう用済みだ!おいっそこの者を王宮から追い出せ!」
「「「「はっ!」」」」
王様の、いや王の命令の通り周りにいた護衛達が掴みかかってくる。
まぁこんな事だとは思っていたけど。
でも約束は守っていただきたいな。
「お待ちください王様!約束の1000万モルはどうなるのですか」
「そんなもの渡す訳がなかろう!さっさと出ていけ!」
なっ!お金も渡さないとはなかなか…。
この国の王は手のひらクルックルだなぁ。
「仕返しをしようだなんて考えるなよ、平民風情が」
王はまるでゴミを見るかのように見てきた。
大丈夫ですよ。僕は仕返しする気なんてありませんので。
まぁ、助ける気もないですがね。
抵抗したとしても無駄だと判断した為、大人しく王宮の外へ連れて行かれた。
王宮の外へ僕を連れてきた護衛達は「本当に悪い」と言いながら自室にあった私物をアイテムボックスに入れて渡してくれた。
仲が悪かったわけでもないと思っていたから、嫌われてないだけありがたい。
それに、もともと勇者をやめるきだったんだ。
勇者になってから行けてなかった冒険者ギルドにでも行くことにしよう。
でもその前に…
魔王の返り血で真っ赤に染まってしまった服を洗うか。
まぁ洗うといっても洗剤で綺麗にゴシゴシとするのではなく【洗浄魔法】を使っての洗濯だ。
わざわざ服を脱ぐ必要もないから危険な森で汚れてしまった時などに非常に役に立つ。
魔法を発動させる時は対象に触って詠唱、又はイメージをする事で発動させる事ができる。
イメージの場合、人に習うイメージの方法だと汚れの素が分解され無くなって行くイメージをするらしいけど、正直そんなにめんどくさいイメージをしなくとも綺麗になった物をイメージすれば出来るから非常に簡単だ。
とりあえず、自分の服に手をあててイメージをして【洗浄魔法】を発動させる。
服は瞬く間に綺麗になっていき、返り血なんてどこにも無くなってしまった。
ついでに自分自身にも【洗浄魔法】をかけると僕は王様の所へ向かうことにした。
広い王宮を歩き続け、やっと王様が入る部屋に一直線に伸びている道に差し掛かると、王宮の方々が拍手をしながら出迎えてくれた。
少し照れくさいけど、悪い気はあまりしなかった。
道を進み王の待つ部屋の扉を開けると王様が笑顔で出迎えて下さった。
「お~!勇者ロンよ!よくやった!まさか魔王を倒すとは!」
「はっ!お褒め頂くとはありがたき幸せ!」
「では、勇者ロンよ。魔王を倒した証として、魔核と城にあった宝を献上せよ!」
「はっ!」
魔核と宝の入ったアイテムボックスを取り出す。
ペンダントは…渡さなくてもいっか。
王様に言われた通り魔核とアイテムボックスを渡した。
その時、王様がニヤニヤとしたのが見えた。
そして次の瞬間、信じられないことを言い放った。
「フフフッハハハッ!魔王がいなくなり平和になった今!もう勇者など要らん!宝も手に入った我々にとってお前はもう用済みだ!おいっそこの者を王宮から追い出せ!」
「「「「はっ!」」」」
王様の、いや王の命令の通り周りにいた護衛達が掴みかかってくる。
まぁこんな事だとは思っていたけど。
でも約束は守っていただきたいな。
「お待ちください王様!約束の1000万モルはどうなるのですか」
「そんなもの渡す訳がなかろう!さっさと出ていけ!」
なっ!お金も渡さないとはなかなか…。
この国の王は手のひらクルックルだなぁ。
「仕返しをしようだなんて考えるなよ、平民風情が」
王はまるでゴミを見るかのように見てきた。
大丈夫ですよ。僕は仕返しする気なんてありませんので。
まぁ、助ける気もないですがね。
抵抗したとしても無駄だと判断した為、大人しく王宮の外へ連れて行かれた。
王宮の外へ僕を連れてきた護衛達は「本当に悪い」と言いながら自室にあった私物をアイテムボックスに入れて渡してくれた。
仲が悪かったわけでもないと思っていたから、嫌われてないだけありがたい。
それに、もともと勇者をやめるきだったんだ。
勇者になってから行けてなかった冒険者ギルドにでも行くことにしよう。
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