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第一幕 悪役公爵令嬢(闇魔法使い8歳)王宮書庫殺人事件
23. 公爵夫妻
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玄関ホールに飾られた肖像画の太った男性は誰かと思ったら、お父様だった。
しかも、お母様は、今のお父様よりも、その肖像画のように太ったお父様の方が好きだという。まあ、早い話がお母様はデブ専だった。
お父様が痩せてしまったため、デブ専のお母様は不満を募らせているようだった。
そのことをお母様は恥ずかしくて言い出せないようなので、代わりに私が、夕食時に、帰ってきたお父様に話を切り出すことにした。
「お父様、今日はどこへいかれていたのです?」
「今日は、仕事であちこちだ」
「女性のいるお店など行っていないでしょうね?」
「な、何を言い出すのだ、マリー!」
「随分と慌てているようですが、何か心当たりでもありまして?」
「そ、そ、そんなものはないぞ。ただ、お店に女性はいたかな」
「ロベルト、それはどういうことですの?」
「いや、お昼に寄った、食堂に女性がいたというだけだ、少し話しかけられただけで、別段他には何もないぞ」
「本当ですか?」
「私はリリヤ一筋だからな。たとえ、政略結婚だったとしても、私には、お前しかいない」
「政略結婚ではありませんわ!」
「え?! いや、リリヤとの結婚は王命だったはずだが?」
「確かに、お父様から言われたのかもしれませんが、それは、私が、お父様にお願いしたからです」
お母様が、つむじを曲げてしまい、ふくれっつらで横を向いてしまった。
「あれ? だって、あの頃はすごく太っていて、リリヤに好かれるところはなかったはずだけど。だから、てっきり、政略結婚だと思ったのだが」
「お父様、お母様は太って、ポヨポヨのお腹が好きだそうですわ」
お母様は、怒ったままなので、私が代わりに伝えることにした。
「え?! マリー、それは本当なのか?」
「今の、お父様は、筋張って、ゴツゴツして、抱かれても気持ち良くないそうですわ」
「マリー! それは!!」
お母様が、焦って止めようとしますが、もう遅い。
「そうなのか? リリヤ」
「うぅー、はい……」
お母様は、真っ赤になって、俯いてしまった。
「私は、結婚してからずっと、無駄なダイエットをしていたのか?」
「どうやらそのようですわ、お父様」
その後、お父様は体重を結婚前に戻すため、食事の量を増やしたり、太る努力を始めたのだが、なかなか成果が現れない。
私がみるに、仕事が忙しくて、思うように睡眠がとれていないようだ。
睡眠不足で、疲れが取り切れていないようで、そのせいで、仕事の効率も悪く、仕事が終わらない。
そうなると、仕事時間が増え、悪循環になっているようだ。
私は、どうにかできないか、いろいろ考えたが、クロード先生が来た日に、彼に相談してみることにした。
しかも、お母様は、今のお父様よりも、その肖像画のように太ったお父様の方が好きだという。まあ、早い話がお母様はデブ専だった。
お父様が痩せてしまったため、デブ専のお母様は不満を募らせているようだった。
そのことをお母様は恥ずかしくて言い出せないようなので、代わりに私が、夕食時に、帰ってきたお父様に話を切り出すことにした。
「お父様、今日はどこへいかれていたのです?」
「今日は、仕事であちこちだ」
「女性のいるお店など行っていないでしょうね?」
「な、何を言い出すのだ、マリー!」
「随分と慌てているようですが、何か心当たりでもありまして?」
「そ、そ、そんなものはないぞ。ただ、お店に女性はいたかな」
「ロベルト、それはどういうことですの?」
「いや、お昼に寄った、食堂に女性がいたというだけだ、少し話しかけられただけで、別段他には何もないぞ」
「本当ですか?」
「私はリリヤ一筋だからな。たとえ、政略結婚だったとしても、私には、お前しかいない」
「政略結婚ではありませんわ!」
「え?! いや、リリヤとの結婚は王命だったはずだが?」
「確かに、お父様から言われたのかもしれませんが、それは、私が、お父様にお願いしたからです」
お母様が、つむじを曲げてしまい、ふくれっつらで横を向いてしまった。
「あれ? だって、あの頃はすごく太っていて、リリヤに好かれるところはなかったはずだけど。だから、てっきり、政略結婚だと思ったのだが」
「お父様、お母様は太って、ポヨポヨのお腹が好きだそうですわ」
お母様は、怒ったままなので、私が代わりに伝えることにした。
「え?! マリー、それは本当なのか?」
「今の、お父様は、筋張って、ゴツゴツして、抱かれても気持ち良くないそうですわ」
「マリー! それは!!」
お母様が、焦って止めようとしますが、もう遅い。
「そうなのか? リリヤ」
「うぅー、はい……」
お母様は、真っ赤になって、俯いてしまった。
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