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3 感じる懐かしさ
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───何もしないって言ったのに!何もしないって言ったのに!
涼子は心の中で、目の前の男をそう批判していた。
「ん・・・っう・・・ふぁ・・・ん」
キスされた。それだけでも驚きだったが、そのキスは、ちゅっという軽々しいものではなく舌をがっつり入れられた濃厚すぎるものだった。
「ひ・・・柊さっ・・・ん、あ、ゃ・・・やめっ」
抵抗する涼子を罰するように、さらに深く、深くへと舌を入れる。
「孝哉。孝哉って呼ばないとやめない」
そう言いながら、孝哉のキスは激しさを増す。逃げようとする涼子の舌を絡めとり、執拗にこねくりまわす。涼子が息もたえたえになり、喘ぐようにしか呼吸が出来なくなった様子を確認すると、今度はキスの勢いを緩め、唇を食むようにして涼子を味わった。
脳髄まで溶かしそうな、艶かしいキス。それは、ゆっくりと涼子の理性を破壊してゆく。
「ん・・・ぅ!んぁ・・・ふ、あぁ、た、たかやさん・・・!」
必死で押し出した声は、驚くほど甘い。
涼子は恥ずかしさで、顔を赤く染めた。肩を大きく上下させ、熱い息を吐き出す。
「可愛い・・・涼子」
満足そうにそうつぶやくと、孝哉は服の上から涼子の胸を掴んだ。
「ぃやあっ・・・!」
拘束されてない方の手で抵抗しようとすると、あっさりその手も捕まえられ、片手で一括りにされた。
「あぁ・・・意外と大きいんだ。着痩せするタイプなんだな。涼子」
ぐにぐにと強い力で揉まれ、羞恥と快楽が破裂しそうなほど膨れあがる。
「っあ、あ、あう・・・ひぁっ」
いつの間にかめくり上げられていた服。
唯一、涼子の胸を覆い隠すブラジャーが、ふつりとゆるくなり、胸に冷気を感じた。
「いゃ・・・やめっ・・・」
涼子は必死で抵抗を試みるが、その声は情けないくらいに甘く、消えいりそうな声で・・・。
涙が浮かんだ潤んだ目。
ほんのりと桜色に上気した頬。
キスで濡れて光る唇。
そこから垂れる唾液も。
その全てが、目の前にいる美しい男を誘っていることに、涼子は気づかない。
孝哉の喉が鳴る。
「嫌じゃないだろ。こんなに俺に感じてるくせに」
孝哉はにやりと黒い笑みをうかべると、
さらけ出された涼子の胸に直に触れた。
「っあ!」
びくん!と、涼子の体が跳ねた。
温かいその手は、優しく胸を撫で回したかと思えば、強く涼子の胸を揉みあげる。その一定しない動きに翻弄され、涼子はただ喘ぐことしか出来なかった。
「あ、ああっ・・・あひ・・・ふぁあん・・・!」
「っ・・・涼子・・・」
優しくて甘い声。
怖いのに、優しい。優しいのに、怖い。
一体どっちが本当なのだろう・・・?
曖昧な意識の中で、涼子はそんなことを思っていた。
「ほら見て・・・ここ、触ってないのに、もうこんなに尖ってる・・・」
孝哉は、愛しそうにそうつぶやいて、胸の中央にある敏感な部分をつまんだ。
「ひぁっ!!!」
強い刺激に、涼子の体が弓なりにそった。
「ああ、ここも好き?涼子は感じやすいねぇ」
くすくすと笑いながら、指で涼子の乳首を弄ぶ。与えられた快感で、さらに立ち上がった乳首は、孝哉のなすがままにされていた。
「や、あ、あぅん・・・そこいやぁ・・・だ、め・・・」
「だめ?」
触られていなかったもう片方の乳首を、孝哉は熱い口内の中へと吸い込んだ。
「ひああぁ・・・!」
あまりの刺激に体がびくびくと痙攣した。右は指でこねくりまわされ、もう片方は舌で弄ばれている。涼子は、自分の奥が潤ってくるのを感じた。
───や、だ・・・!こんなの・・・恥ずかし・・・い!
抵抗しようとするが、体が思うように動かない。と、その時、孝哉の手が、涼子の下肢へと伸ばされた。
───瞬間、涼子の全身から血の気が引いた。
「ぃ・・・やあああ!!!やだっ!やだぁ!」
今まで感じていた羞恥も快楽も全て吹き飛び、涼子の頭は恐怖一色となった。涼子は下肢に伸ばされた孝哉の手を振り払おうと、必死に抵抗する。
「・・・涼子?」
突然の急変ぶりに驚いたのか、孝哉は訝しげな表情で涼子を見た。
「もしかして・・・処女?」
ボンっと、涼子は耳まで真っ赤になった。
「違うけど!!違うけど、そういう恥ずかしい事言わないでっ!」
孝哉は、ぎゃーぎゃーわめく涼子の髪をさらっとすき、その大きな手で頭を優しく撫でる。
───あれ・・・この感じ・・・
ふと感じた懐かしさに、何かを思い出しそうになる。
───なんだっけ・・・これ
どうにか思い出そうと、頭を抱える涼子に、孝哉は優しい、優しい声で囁く。
「初めてじゃないならどうして・・・?痛くなんてしない。大丈夫だから・・・」
涼子を落ち着かせようとしてくれているのか、孝哉はしきりに柔らかい手つきで、涼子を撫でる。
「で・・・でも・・・」
経験がないわけじゃ、本当にない。一度だけだが、最後までしたことがある。相手は涼子の苦手な怖い男だった。目つきが鋭く、体が大きい。そして女好き。告白され、振ったらどうされるのだろうという恐怖から、振ることができず、付き合った。デートでは、行きたくもないところを連れ回され、おごらされ、初めての行為では、充分に濡れていない状態で挿れられた。独りよがりなその男は、涼子を気遣いもせず、自分が満足するまで終わろうとしなかった。激痛に耐えた涼子を労りもしないで、男はあっさりと涼子を捨てた。
自分の中から抹消したい、最低最悪な記憶。脳内シュレッダーとかあったら最高なのに。
だからそれ以来、涼子はさらにそういう系統の男が苦手になってしまった。
「怖い男」
ちなみにその中に、いま目の前にいるこの男も入っている。
「ふぅん・・・元カレに悦くさせてもらえなかったんだ」
涼子は驚いた。
───どうして分かったのだろう・・・?
涼子はよほど驚いた顔をしていたらしい。孝哉がくすっと笑って涼子を抱きしめた。
「え!?ちょ・・・たかっ・・・」
近くで感じるコーヒーの香り。ふわふわとした彼の くせっ毛の黒髪が、額にあたってくすぐったい。細く見えて、意外とたくましい胸板に赤くなりながら、涼子はプチパニック状態になった。
「分かるよ・・・だって俺は、ずっと涼子のことが好きだったんだから」
耳元で甘く囁かれ、涼子は小さく震えた。
───好き?ずっと?私を・・・?
艶っぽい声で囁かれ、涼子は真っ赤な顔をさらに上気させた。
体温が上がりすぎて頭がくらくらする・・・。
孝哉は、優しい──けれど、熱のこもったその黒い瞳で涼子を見据えると、それまで拘束していた手首を解放した。
「最後まではしない。涼子が怖がることは何もしない。嫌だったら逃げろ」
───逃げる・・・
その選択肢は、涼子の中に存在しなかった。
離れたくない。この懐かしい温かさをもっと感じていたい──
涼子は何故だかそんなことを思っていた。自分をじっと見つめる涼子を、受諾したと判断したのか、孝哉は端麗な顔を嬉しそうにほころばせ、涼子をもう一度抱きしめる。
涼子は、不思議と涙が出そうになった。
「大好きだ・・・涼子」
艶のある低い声に涼子はぞくりとした。そして、孝哉の手が今度こそ涼子の秘部に触れた。
「ひ・・・!」
ぐっと体を固くさせ、思わず孝哉のシャツをつかんだ。孝哉は、涼子を抱きしめたまま、下着の上から涼子の秘部をこする。
「怖がらないで涼子・・・。俺はお前の元カレなんかとは違う。大丈夫だ」
その強い言葉に、涼子はこくりと頷いた。孝哉が、少し苦しそうな声で呟く。
「くっ・・・!下着の上からでもこんなにびしょびしょ・・・本当に感じやすいな」
「感っ・・・!?ゃ・・・違っ・・・!そんなことない・・・」
「違わない。ほら、分かるだろ?俺に反応して・・・こんなにしてる」
真っ赤になって否定する涼子に、愛しそうに微笑み、孝哉は下着を取り去った。
「きゃあああ!」
恥ずかしくてどうにかなりそうな気分だった。スカートこそはいてはいるが、お腹のあたりまで捲り上げられている為、ほぼ意味をなしてはいない。上は丸出しの胸。つまり全裸に近い状態で、涼子は孝哉の眼前にさらされていた。
「ゃ・・・本当に恥ずかしいから!やめて・・・!」
「やらしい・・・涼子」
喉をくっと鳴らしながら、孝哉は涼子の脚の膝裏を掴み、大きく開かせた。
「いやあああ!」
あまりの恥ずかしさに涼子は両手で顔を覆う。今現在、涼子の秘部の全てを孝哉が見ている。それを考えるだけで、顔から火が出そうだった。
「ほら・・・まだ下着の上からしか触ってないのに、こんなに濡らしてる。ひくひくしてて・・・すごい可愛い」
「やぁ・・・!ホントに許して・・・お願い・・・!」
涼子は半泣きになりながら、力なく首を左右に振った。が、涼子の願い虚しく、野獣と化した目の前の男は、それをよしとはしなかった。
「ダメにきまってんだろ。俺が今日まで、どれほどお前に触るのを我慢してきたと思ってる・・・?思う存分触らせろ」
切羽詰ったような声を出して、孝哉は長い中指を、大きく開かされた脚の間へとすべらせた。
「ん・・・ぁふ・・・う!」
それまで与えられていた悦びと羞恥により、充分すぎるほどに濡れていた涼子のソコは、簡単に孝哉の目論みをうけいれた。涼子は、初めて感じる快感に身を震わせる。
「あ、あぁん・・・!ぁん、ひあぁ・・・」
「涼子の中、熱くてすごい狭い・・・めっちゃ絡みついてくる・・・」
少し息を荒くした孝哉は、涼子の中を探るように指を動かす。しきりに出し入れを繰り返し、ナカをぐるっと掻き回すと、奥まで長い指を差し込み、至る所をこすりあげる。その度に、涼子のナカは卑猥な音をあげ、孝哉の指を締めつけた。
「あっあっああ!ひぅ・・・ぬ、いてぇ・・・」
腰がガクガクと震え、涼子は、快感を逃がそうと必死に首をふる。孝哉は、そんな涼子を愛おしげに見下ろし、絞り出すような声を出した。
「っ・・・ほんと可愛い・・・」
そして、ある場所を孝哉の指がかすめた時、涼子はそれまでよりも強い快感に体を反らせた。
「あ!!ひぃ・・・あぁん!?」
そんな涼子の様子に、孝哉は口の端をあげて、意地悪な笑みをうかべる。
「ふぅん・・・?涼子はココが好きなんだ?」
意地悪い笑みをうかべたまま、孝哉は涼子のその部分だけをこすりあげる。強い刺激が、絶え間なく涼子を襲い、涼子は涙を流しながら喘ぎ続けた。
「あひっ・・・あ、あ、あぁ!や、そこはもういやぁっ・・・!」
抵抗する声とは裏腹に、涼子のソコは悦びの蜜を溢れさせる。
「ふふっ嘘つき。嫌だっていう割には、中からすごい溢れてくるぞ?もっと素直になれよ」
意地悪くそう言いながら、孝哉は指を挿れている部分の上にある、小さな蕾を、親指で正確に押しつぶした。
「あぅぅん・・・!!!」
強すぎる刺激に、涼子は頤をそらす。
「こっちもいい反応するねぇ涼子。涼子のココ、真っ赤に腫れて勃ち上がってる・・・」
「やぁ・・・!!やだ、言わないでぇ・・・!」
ナカと敏感な蕾。両方に強すぎる快感を与えられ、涼子の意識が曖昧になってくる。
───何か、何かくる・・・!
「たかっ・・・やさん!・・・なんか変っ・・・あ、あぁ・・・!ひぁ・・・怖っあああああん!!?」
何かが涼子の体を貫いて、弾けた。涼子は何が起きたのか分からず、初めての感覚に息を切らせながら瞠目していると、孝哉が嬉しそうな顔をして、涼子についばむようなキスをした。
「イったな・・・涼子。可愛かったよ」
───イっ、た・・・?
言葉の意味を理解できないまま、涼子の意識はそこで途切れた。
涼子は心の中で、目の前の男をそう批判していた。
「ん・・・っう・・・ふぁ・・・ん」
キスされた。それだけでも驚きだったが、そのキスは、ちゅっという軽々しいものではなく舌をがっつり入れられた濃厚すぎるものだった。
「ひ・・・柊さっ・・・ん、あ、ゃ・・・やめっ」
抵抗する涼子を罰するように、さらに深く、深くへと舌を入れる。
「孝哉。孝哉って呼ばないとやめない」
そう言いながら、孝哉のキスは激しさを増す。逃げようとする涼子の舌を絡めとり、執拗にこねくりまわす。涼子が息もたえたえになり、喘ぐようにしか呼吸が出来なくなった様子を確認すると、今度はキスの勢いを緩め、唇を食むようにして涼子を味わった。
脳髄まで溶かしそうな、艶かしいキス。それは、ゆっくりと涼子の理性を破壊してゆく。
「ん・・・ぅ!んぁ・・・ふ、あぁ、た、たかやさん・・・!」
必死で押し出した声は、驚くほど甘い。
涼子は恥ずかしさで、顔を赤く染めた。肩を大きく上下させ、熱い息を吐き出す。
「可愛い・・・涼子」
満足そうにそうつぶやくと、孝哉は服の上から涼子の胸を掴んだ。
「ぃやあっ・・・!」
拘束されてない方の手で抵抗しようとすると、あっさりその手も捕まえられ、片手で一括りにされた。
「あぁ・・・意外と大きいんだ。着痩せするタイプなんだな。涼子」
ぐにぐにと強い力で揉まれ、羞恥と快楽が破裂しそうなほど膨れあがる。
「っあ、あ、あう・・・ひぁっ」
いつの間にかめくり上げられていた服。
唯一、涼子の胸を覆い隠すブラジャーが、ふつりとゆるくなり、胸に冷気を感じた。
「いゃ・・・やめっ・・・」
涼子は必死で抵抗を試みるが、その声は情けないくらいに甘く、消えいりそうな声で・・・。
涙が浮かんだ潤んだ目。
ほんのりと桜色に上気した頬。
キスで濡れて光る唇。
そこから垂れる唾液も。
その全てが、目の前にいる美しい男を誘っていることに、涼子は気づかない。
孝哉の喉が鳴る。
「嫌じゃないだろ。こんなに俺に感じてるくせに」
孝哉はにやりと黒い笑みをうかべると、
さらけ出された涼子の胸に直に触れた。
「っあ!」
びくん!と、涼子の体が跳ねた。
温かいその手は、優しく胸を撫で回したかと思えば、強く涼子の胸を揉みあげる。その一定しない動きに翻弄され、涼子はただ喘ぐことしか出来なかった。
「あ、ああっ・・・あひ・・・ふぁあん・・・!」
「っ・・・涼子・・・」
優しくて甘い声。
怖いのに、優しい。優しいのに、怖い。
一体どっちが本当なのだろう・・・?
曖昧な意識の中で、涼子はそんなことを思っていた。
「ほら見て・・・ここ、触ってないのに、もうこんなに尖ってる・・・」
孝哉は、愛しそうにそうつぶやいて、胸の中央にある敏感な部分をつまんだ。
「ひぁっ!!!」
強い刺激に、涼子の体が弓なりにそった。
「ああ、ここも好き?涼子は感じやすいねぇ」
くすくすと笑いながら、指で涼子の乳首を弄ぶ。与えられた快感で、さらに立ち上がった乳首は、孝哉のなすがままにされていた。
「や、あ、あぅん・・・そこいやぁ・・・だ、め・・・」
「だめ?」
触られていなかったもう片方の乳首を、孝哉は熱い口内の中へと吸い込んだ。
「ひああぁ・・・!」
あまりの刺激に体がびくびくと痙攣した。右は指でこねくりまわされ、もう片方は舌で弄ばれている。涼子は、自分の奥が潤ってくるのを感じた。
───や、だ・・・!こんなの・・・恥ずかし・・・い!
抵抗しようとするが、体が思うように動かない。と、その時、孝哉の手が、涼子の下肢へと伸ばされた。
───瞬間、涼子の全身から血の気が引いた。
「ぃ・・・やあああ!!!やだっ!やだぁ!」
今まで感じていた羞恥も快楽も全て吹き飛び、涼子の頭は恐怖一色となった。涼子は下肢に伸ばされた孝哉の手を振り払おうと、必死に抵抗する。
「・・・涼子?」
突然の急変ぶりに驚いたのか、孝哉は訝しげな表情で涼子を見た。
「もしかして・・・処女?」
ボンっと、涼子は耳まで真っ赤になった。
「違うけど!!違うけど、そういう恥ずかしい事言わないでっ!」
孝哉は、ぎゃーぎゃーわめく涼子の髪をさらっとすき、その大きな手で頭を優しく撫でる。
───あれ・・・この感じ・・・
ふと感じた懐かしさに、何かを思い出しそうになる。
───なんだっけ・・・これ
どうにか思い出そうと、頭を抱える涼子に、孝哉は優しい、優しい声で囁く。
「初めてじゃないならどうして・・・?痛くなんてしない。大丈夫だから・・・」
涼子を落ち着かせようとしてくれているのか、孝哉はしきりに柔らかい手つきで、涼子を撫でる。
「で・・・でも・・・」
経験がないわけじゃ、本当にない。一度だけだが、最後までしたことがある。相手は涼子の苦手な怖い男だった。目つきが鋭く、体が大きい。そして女好き。告白され、振ったらどうされるのだろうという恐怖から、振ることができず、付き合った。デートでは、行きたくもないところを連れ回され、おごらされ、初めての行為では、充分に濡れていない状態で挿れられた。独りよがりなその男は、涼子を気遣いもせず、自分が満足するまで終わろうとしなかった。激痛に耐えた涼子を労りもしないで、男はあっさりと涼子を捨てた。
自分の中から抹消したい、最低最悪な記憶。脳内シュレッダーとかあったら最高なのに。
だからそれ以来、涼子はさらにそういう系統の男が苦手になってしまった。
「怖い男」
ちなみにその中に、いま目の前にいるこの男も入っている。
「ふぅん・・・元カレに悦くさせてもらえなかったんだ」
涼子は驚いた。
───どうして分かったのだろう・・・?
涼子はよほど驚いた顔をしていたらしい。孝哉がくすっと笑って涼子を抱きしめた。
「え!?ちょ・・・たかっ・・・」
近くで感じるコーヒーの香り。ふわふわとした彼の くせっ毛の黒髪が、額にあたってくすぐったい。細く見えて、意外とたくましい胸板に赤くなりながら、涼子はプチパニック状態になった。
「分かるよ・・・だって俺は、ずっと涼子のことが好きだったんだから」
耳元で甘く囁かれ、涼子は小さく震えた。
───好き?ずっと?私を・・・?
艶っぽい声で囁かれ、涼子は真っ赤な顔をさらに上気させた。
体温が上がりすぎて頭がくらくらする・・・。
孝哉は、優しい──けれど、熱のこもったその黒い瞳で涼子を見据えると、それまで拘束していた手首を解放した。
「最後まではしない。涼子が怖がることは何もしない。嫌だったら逃げろ」
───逃げる・・・
その選択肢は、涼子の中に存在しなかった。
離れたくない。この懐かしい温かさをもっと感じていたい──
涼子は何故だかそんなことを思っていた。自分をじっと見つめる涼子を、受諾したと判断したのか、孝哉は端麗な顔を嬉しそうにほころばせ、涼子をもう一度抱きしめる。
涼子は、不思議と涙が出そうになった。
「大好きだ・・・涼子」
艶のある低い声に涼子はぞくりとした。そして、孝哉の手が今度こそ涼子の秘部に触れた。
「ひ・・・!」
ぐっと体を固くさせ、思わず孝哉のシャツをつかんだ。孝哉は、涼子を抱きしめたまま、下着の上から涼子の秘部をこする。
「怖がらないで涼子・・・。俺はお前の元カレなんかとは違う。大丈夫だ」
その強い言葉に、涼子はこくりと頷いた。孝哉が、少し苦しそうな声で呟く。
「くっ・・・!下着の上からでもこんなにびしょびしょ・・・本当に感じやすいな」
「感っ・・・!?ゃ・・・違っ・・・!そんなことない・・・」
「違わない。ほら、分かるだろ?俺に反応して・・・こんなにしてる」
真っ赤になって否定する涼子に、愛しそうに微笑み、孝哉は下着を取り去った。
「きゃあああ!」
恥ずかしくてどうにかなりそうな気分だった。スカートこそはいてはいるが、お腹のあたりまで捲り上げられている為、ほぼ意味をなしてはいない。上は丸出しの胸。つまり全裸に近い状態で、涼子は孝哉の眼前にさらされていた。
「ゃ・・・本当に恥ずかしいから!やめて・・・!」
「やらしい・・・涼子」
喉をくっと鳴らしながら、孝哉は涼子の脚の膝裏を掴み、大きく開かせた。
「いやあああ!」
あまりの恥ずかしさに涼子は両手で顔を覆う。今現在、涼子の秘部の全てを孝哉が見ている。それを考えるだけで、顔から火が出そうだった。
「ほら・・・まだ下着の上からしか触ってないのに、こんなに濡らしてる。ひくひくしてて・・・すごい可愛い」
「やぁ・・・!ホントに許して・・・お願い・・・!」
涼子は半泣きになりながら、力なく首を左右に振った。が、涼子の願い虚しく、野獣と化した目の前の男は、それをよしとはしなかった。
「ダメにきまってんだろ。俺が今日まで、どれほどお前に触るのを我慢してきたと思ってる・・・?思う存分触らせろ」
切羽詰ったような声を出して、孝哉は長い中指を、大きく開かされた脚の間へとすべらせた。
「ん・・・ぁふ・・・う!」
それまで与えられていた悦びと羞恥により、充分すぎるほどに濡れていた涼子のソコは、簡単に孝哉の目論みをうけいれた。涼子は、初めて感じる快感に身を震わせる。
「あ、あぁん・・・!ぁん、ひあぁ・・・」
「涼子の中、熱くてすごい狭い・・・めっちゃ絡みついてくる・・・」
少し息を荒くした孝哉は、涼子の中を探るように指を動かす。しきりに出し入れを繰り返し、ナカをぐるっと掻き回すと、奥まで長い指を差し込み、至る所をこすりあげる。その度に、涼子のナカは卑猥な音をあげ、孝哉の指を締めつけた。
「あっあっああ!ひぅ・・・ぬ、いてぇ・・・」
腰がガクガクと震え、涼子は、快感を逃がそうと必死に首をふる。孝哉は、そんな涼子を愛おしげに見下ろし、絞り出すような声を出した。
「っ・・・ほんと可愛い・・・」
そして、ある場所を孝哉の指がかすめた時、涼子はそれまでよりも強い快感に体を反らせた。
「あ!!ひぃ・・・あぁん!?」
そんな涼子の様子に、孝哉は口の端をあげて、意地悪な笑みをうかべる。
「ふぅん・・・?涼子はココが好きなんだ?」
意地悪い笑みをうかべたまま、孝哉は涼子のその部分だけをこすりあげる。強い刺激が、絶え間なく涼子を襲い、涼子は涙を流しながら喘ぎ続けた。
「あひっ・・・あ、あ、あぁ!や、そこはもういやぁっ・・・!」
抵抗する声とは裏腹に、涼子のソコは悦びの蜜を溢れさせる。
「ふふっ嘘つき。嫌だっていう割には、中からすごい溢れてくるぞ?もっと素直になれよ」
意地悪くそう言いながら、孝哉は指を挿れている部分の上にある、小さな蕾を、親指で正確に押しつぶした。
「あぅぅん・・・!!!」
強すぎる刺激に、涼子は頤をそらす。
「こっちもいい反応するねぇ涼子。涼子のココ、真っ赤に腫れて勃ち上がってる・・・」
「やぁ・・・!!やだ、言わないでぇ・・・!」
ナカと敏感な蕾。両方に強すぎる快感を与えられ、涼子の意識が曖昧になってくる。
───何か、何かくる・・・!
「たかっ・・・やさん!・・・なんか変っ・・・あ、あぁ・・・!ひぁ・・・怖っあああああん!!?」
何かが涼子の体を貫いて、弾けた。涼子は何が起きたのか分からず、初めての感覚に息を切らせながら瞠目していると、孝哉が嬉しそうな顔をして、涼子についばむようなキスをした。
「イったな・・・涼子。可愛かったよ」
───イっ、た・・・?
言葉の意味を理解できないまま、涼子の意識はそこで途切れた。
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